今月に入って3件の墓閉じ依頼が入っており、その全てが寺の敷地内にある墓ですから
住職に墓閉じの報告と、閉眼供養のお願いをするのですが、寺も墓の知識が無い場合も
平均㎡3万円弱のようで、石の量より墓の場所により料金は大きく異なる印象です。
住職に墓閉じの報告と、閉眼供養のお願いをするのですが、寺も墓の知識が無い場合も
多く、施主は何度も当方と寺に連絡する事になるケースが時々あります。
そこで墓閉じをする際の留意点を書いておきますので必要な方は参考にしてください。
『墓閉じの理由』
・墓守不在が明確になった時点で、現在墓守をしている家族が行う
・別の宗教への宗教替わりの為(現仏教→神式・教会式、或いは創価学会等仏式)
・墓の近くに居住しておらず、他県等在住の為に移転する
・寺の経営方法に納得できず、寺との縁を切りたい
他にも理由はあるでしょうが、法の制約は全く受けないので理由は何でも良いのです。
さて墓の撤去をする際、2つの方法に大別できます。
(1) 改葬(現在の墓から別の経営母体の墓に移転すること)には手続きが必要です
・役所から改葬許可申請書を入手(市役所に行けば貰えますし、ネットでDLできる)
役所毎に必要書類は異なりますので、この時点で必要書類の確認をしましょう。
・必要か所を記入し、現在墓のある管理者から『署名』『捺印』してもらいます
・必要事項を全て記入した改葬許可申請書を役所に提出し、改葬許可証を発行して貰い
移転元、移転先など必要な管理者に提示または提出します
(2)改葬にあたらないケース(改葬ではないので役所の手続きは不要です)
・現在の墓から出し『手元供養する』『散骨する』場合は改葬ではありません
改葬・非改葬の違いが理解できたら、退去する際の基本的な決まり事を知りましょう。
》管理者への退去報告(墓閉じの報告)し承諾して貰います
》閉眼供養(魂抜き)を住職にお願いします(1万円~3万円の布施)
》使用した墓所は更地にして返すのが決まりです
・カロート・土台などは管理者と相談し必要な撤去をします
・依頼する石屋は契約書に記載が無ければ、自分で依頼したほうが低料金でしょう
・墓から出した遺骨は、新たな墓に移転するか、散骨、手元供養をします
・散骨は業者に依頼する事になり費用が掛かります
・樹木葬は改葬手続きが必要です
(1)(2)いずれにしても、以下の順で行うのが最善の方法でしょう。
① 撤去してくれる石屋さんに見積りをとります
・墓の大きさ、使用している石の量、墓のある場所により料金は大きく違ってきます
・墓の場所とは、道の横にある墓ならトラックが横付けできますが、墓の真ん中とか
墓内の移動路が狭い場合、機材が入れない為、人手が必要となり料金が高くなる
・墓標を除き産業廃棄物処理となり廃棄費用が掛かります(墓標廃棄も費用が掛かる)
・土葬の遺骨がある場合2mほど掘り、遺骨が出れば焼く為、その費用も掛かります
② 石屋さんの見積り金額に納得できたら、墓の管理者に退去報告をします
・墓の使用契約書に広さが記載されているので確認しておきましょう。
・一般には平米10万円くらいと言われておりますが、あんしんサポート会員には当方
手数料なしで無料紹介をしています。 ちなみに今月依頼の墓撤去料金は・・・
正直この料金が高いとは思いませんが、一般と比較してどのくらい安いかまでは全く
分らないのが本音で、我々は無料紹介しているだけなので責任も持ちません。
分らないのが本音で、我々は無料紹介しているだけなので責任も持ちません。
平均㎡3万円弱のようで、石の量より墓の場所により料金は大きく異なる印象です。
会員さんは、あんしんサポートに依頼し、石屋さんの見積りを見てから依頼するか否か
決められたので気が楽だったのと、予想より安かったので依頼したと言ってます。
上記は墓の撤去費用だけですから、閉眼供養布施、新たな建墓の費用、納骨堂の費用や
散骨費用などが別途必要となります。
自分達の代で墓守がいなくなるから墓閉じと考える、王道であり正道な考え方です。
問題は墓を閉じたあとの遺骨をどうするかです。 単純に永大供墓と考えず少し先まで
検討してから結論は出すべきでしょう。 別の例えをするなら家を建てる時、自分達も
働き盛りで子供達も成長過程の人は、2階建てにするのが殆どです。 しかし・・・
時が経ち子供達が自立すると老夫婦だけが住む家になることも多い・・・
すると2階を使わなくなる・・・階段の上り下りが大変になるからです。
同じように、墓参りがいつまでできるかを考えてから決めることです。
墓守がいない・・・墓参りに行けない・・・ならば、自宅の仏壇等で手元供養するのが
最善というケースは非常に多いのです。
東日本のように大きな骨壺の場合、殆どの遺骨は散骨し一部を小さな容器に入れ仏壇で
手元保管しておけば、彼岸お盆でも自宅で手を合わせれば良いし、自分が終幕を迎えた
時は自分の遺骨と一緒に全て散骨して貰えば、何も残さず心配なく逝けるわけです。
墓閉じは自分達が元気で、生活に支障の無い収入のある時に実施すべきです。
墓守不在が分っている方に告げます。
あなたが齢を重ね、終幕が近づくほど墓の存在が負担になるはずです。
だからこそ、元気な今のうちに、できることはしておくべきでしょう。
余談ですが・・・過去に墓閉じ依頼をされた中で多いのが寺の寄付についてです。
本堂を建て替える、門の修繕、鐘付堂のと・・・その度に数十万円の寄付を当たり前の
ように要求する寺に嫌気がさしての退去も多いのが現実です。
年始、盆、管理費、彼岸に何とか祭だと年数万円の費用が掛かり、更に寄付だ付き合い
だと言い、葬儀になれば最低30万円~100万円超までの布施を当たり前のように言い、
49日の忌明け、新盆、一年忌、三回忌と布施と称した費用が掛かるのですから、家族に
よってはとても付き合えないと考えても当然だと思えます。 なのに葬儀をしないなど
あり得ない!と怒り出す住職すらいるのです。 家族は葬儀をしたくない訳でなく布施
が高過ぎるからであり、葬儀費用が高過ぎるからできないだけの事なのに、そんな事も
分らない住職に対し、宗教者以前に『人』としての疑問を抱きます。
毎年減る少ない国民年金で生活する事だけでも大変な人達からの高額な布施・・・
少なくとも、自分達宗教者のほうが依頼者より裕福なのに・・・なんか変でしょ!?
布施が高額で無いと考えるとしたら、それは宗教者の生活レベルが高いからです。
もしかして、自分は特殊な存在だとでも、自分で思っているのでしょうか?
人徳者だと感じさせる住職もおられますが、その方々に共通するのは腰の低さだったり
「布施の金額はいくらでもお気持ちですから」を本当に実践されておられる方などは、
さすがだなと思わせる言動を、当然のように行い続ける方ですから周囲の多くが尊敬し
慕い、自然に人が集まってくるよう感じます。
檀家という考え方の崩壊が進んでいるのが、まだ分ってないのでしょうか?
そうそう、我々はまだ一度も経験しておりませんが、ネットなど見ていると『離檀料』と
称したお金を寺に要求された話を見かけますが、墓を建てる時の契約書みて貰えば
その中に離檀料の文字は、まず書いてないでしょう。
初めからうたってないのですから、離檀料など不要だと裁判になれば勝つでしょう。
でも面倒ですから、そんな事を言う寺なら墓を放っておくの方法です。
退去するのに更地に戻すと伝えてあるのですから、管理費等一切支払う必要もない
だろうと考えます。 こちらは筋道を通しておけば問題ありません。
そうそう、我々はまだ一度も経験しておりませんが、ネットなど見ていると『離檀料』と
称したお金を寺に要求された話を見かけますが、墓を建てる時の契約書みて貰えば
その中に離檀料の文字は、まず書いてないでしょう。
初めからうたってないのですから、離檀料など不要だと裁判になれば勝つでしょう。
でも面倒ですから、そんな事を言う寺なら墓を放っておくの方法です。
退去するのに更地に戻すと伝えてあるのですから、管理費等一切支払う必要もない
だろうと考えます。 こちらは筋道を通しておけば問題ありません。
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