立ち上がって7年法人設立から6年半、無我夢中で休みもとらず葬儀業界

の中を突き進んできましたが、設立から初めてのんびりと正月を過ごせた

のと、1月3日のブログにも書いたように進むべき目標を明確かつ正確に

する時が来ている感があります。

設立から3年間は国保から支給される5万円だけで可能な直葬を目指して

葬儀のイロハから葬儀業界の実態を学び、平成23年3月1日達成すると

翌平成24年11月に、安価な安置施設と家族葬儀専用式場あんしん館も

できあがり、平成22年から開始した散骨でしたが散骨には大きな課題が

あることに気付きます。 それは散骨後の彼岸や命日などに手を合わせる

墓のないことです。 日本の墓習慣である彼岸は墓参りにいくもの・・・

墓の要不要ではなく先祖があっての自分であることの認識を強くするには

墓参りは最良の行事だと思え、対策を考え生まれたのが散骨と納骨を組み

合わせた『永大供養散骨』でした。 殆どの焼骨は散骨し喉仏等一部だけ

専用容器に入れ、永大供養と呼ばれる33年間まで1000名分の保管が

可能な石の祠(ほこら)あんしん一樹の陰を平成26年7月新設しました。

ただ消費税引き上げは便乗も含め原価の高騰となり、平成25年4月から

5万円火葬廃止、直葬一式税込96.120円まで値上げせざるを得ない

状況に国保からの支給だけで火葬できると思っておられた会員さん達には

申し訳なく思いましたが、火葬後の遺骨に苦慮する人達が予想以上に多い

のと、墓守不在で墓不要となる人が多いことも分ってきました。

石屋さんからパックマージンを貰わないからでしょうか、一般料金の半額

以下で可能だからでしょうか、会員さんだけで毎月のように墓閉じ依頼が

くるような状況になっています。 1月もすでに依頼が入っています。

そこで生まれたのが『直葬+永大供養散骨=108.000税込』です。

どう考えてもあり得ない料金設定だし、利益は難しい特例的パックですが

利用者は70才以上の老人会員と限定されています。

直葬以外の一般葬・家族葬(一般葬・家族葬とも宗教者付)で比較すると

一般葬100名で115万円ほどが → 80万円ほどに下げられました

家族葬20名では65万円ほどが → 37万円程度まで下げられました

どちらも税込、戒名付宗教者、個室安置付の総支払額です。

さらに無信仰者用に『家族で送るお葬式』を税込182.520円で新設

したり、枕経、釜前経、戒名は全て2万円でお願いできるようにしました。

こうして改めて書き出してみると、最初の5万円火葬だけは僕自身が考え

たものですが、他は全て利用者からの希望や要望を形にしたものです。

料金設定については、利用者から「もう少し高くても・・・」と言われる

ことも多いので、利用者の希望というより僕らの挑戦という感が強いです。

但し自己満足というより、利用される家族と話をしていると芽生える挑戦

であると言えます。 普通の葬儀社が1回の葬儀で得られる利益を5回の

葬儀で賄うような現実だったり、老人パックのように利益の出ない葬儀も

ありますが、依頼数の増加で何とか食えるようになったのが現実です。

葬儀の料金設定においては、もう限界に到達したと言えるでしょう。

》直葬儀 → 10万円以下(搬送~骨壺までの全て・税込)

》家族葬 → 40万円以下(~30名・宗教者付・税込)

》一般葬 → 90万円以下(~100名・宗教者・食事・返礼品・税込)

料金は超低料金ですが、内容のグレードは高いと自負しています。

葬具は誰が見ても違和感の無い物を使用しますが、必要以上に華美な物は

取扱いすらしないことが家族にとっては親切であると考えています。

葬儀一連の中で最も留意しているのが『湯かん納棺の儀』で、あんしん館

式場祭壇の前で執り行っています。 葬儀の中で唯一家族自身が自分達の

手で送れたと思える時間だからです。 故人を温かく送りたいと願う人達

だけで行い、数名でも1時間を掛けてしっかり行います。

家族が笑ったり泣いたりする時間であり、葬儀の中で笑いがあるのも特徴

だと言えるでしょう。 これも自然に生まれたもので家族とは葬儀期間の

中で泣いたり笑ったりしているのが普通です。 最初から最後まで悲しい

顔をしているのは葬儀屋さんだけでしょう。 笑ったり泣いたりは決して

不謹慎なものでなく、それが・・・家族だからです。

若干突っ込んだ内容も一部書きましたが、あんしんサポート7年間の足跡

だけを連ねたものでありテールライトと呼べるものです。

次回は過去の実績から得られる情報の収集です。

■基本的な考え方

■そこから生まれた目標と言動と結果そして反省と評価

これらが明確になれば、そこから新たなる目標が自然と生まれるでしょう。

次回は非常に大事な部分で過大評価せず、過少評価せず、良きも悪しきも

自身の力量の無さがあっても隠さず、繕わず、蓋をせずあるがままを書き

だす必要のある部分です。 何だか自分の能力の無さが証明されそうで、

あまり乗り気はしませんが今更ですからね・・・利用者目線で客観視した

自分、あんしんサポートの真の姿を視たいと思います。

あんしんサポートが本当に必要な存在であるか、そこに向かっているのか

今の路線は正しいのか、修整変更の必要はないか等を明確にする為です。

  『年金生活老人を中心とした弱者と呼ばれる老人や準ずる人達』

あんしんサポート設立前から最大の目標としてきた対象者だからです。

それが我が進むべき道を照らす、ヘッドライトとなるでしょう。

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