昨日は初めて利用する公営斎場での火葬でしたが、予想以上に旧式の設備
が現存するの知り、前橋市民は幸せかもしれないと感じさせられました。
が現存するの知り、前橋市民は幸せかもしれないと感じさせられました。
その家族と同じ日、電話の第一声が「助けてください」に対応した千明は
少し驚き確認すると、近所に住む当方で弟さん、お父さんと2度葬儀され
た家族から紹介されての連絡で、年末奥さんが突然亡くなり火葬はしたが
墓もなく遺骨をどうすれば良いか困っていると分り来館されたのです。
来館して頂き相談を受けると、すでに済んだ火葬費用の話題になります。
もう済んだ事だからと思い伝えますが、お父さんは費用の話をします。
29日に亡くなり、30日に他市で市民外火葬35.000円支払っての
火葬だった事もあり、総額25万円ほどだったと言います。
火葬料を差し引けば21~22万円ほどですから極々普通の料金であると
伝えましたが「あんしんサポートさんなら、どんな方法でいくらですか?」
との問いにこんな風に答えました。
「突然の死なら家族は心の準備も無いでしょうから、正月明けの3日朝の
火葬が第一候補でしょう。 その費用は・・・
直葬パック99.000円(搬送・自宅安置・ドライアイス・棺・骨壺・
霊柩車・人件費等全て)・ドライアイス追加8.500円・高崎市の場合
追加10.000円なので、117.500円+9.400円(消費税)=
126.900円ですね」と答えると10万円以上の差が出るのか・・・
と独り言のようにつぶやき「3日まで自宅で安置する理由は?」と聞かれ
ました。 正直なところ今さら何を言っても後悔の種にしかならないと、
少し渋りましたが、何度も聞くので答えました。
「慌てて火葬をして正月を迎えるより、奥さんやお母さんとの別れを受け
入れる時間のほうが大事だと思えるからです。 うちの場合に関してなら
費用に差が出るのはドライアイス一回分だけですからね」と答える。
その後に出てきた言葉「事前に知っていれば・・・ ○○さんが前もって
教えておいてくれたらな・・・」と言われるので、「それは無理ですよ。
健康な家族なら冗談半分で言えるけど、奥さんは身体が弱かったと言って
ましたよね!? なら僕でも言えませんよ」 とフォローだけはしておき
ましたが「事前に知っていれば」が現在のあんしんサポートにある2つの
大きな課題のひとつなのは間違いありません。
我々を必要とする家族に、あんしんサポートの存在を知って貰う事です。
我々を必要とされる方の多くはネットなど無縁な人達な為、このプログを
読むこともなく、ホームページを見ることもありません。 中には時たま
NHKで見た人もいるでしょうが少数でしかありません。 新聞記事に
しても同じですし、葬儀が間近に迫っている人以外なら、目にも留まらぬ
話題・・・それが葬儀なのも確かです。
ならばと印刷したチラシを全県に撒いたら一度に数百万円は必要です。
その数百万円は間違いなく葬儀をされる家族に圧し掛かり、今より高額な
料金設定になるのは確実です。
内容は高品質を維持したまま、極限まで葬儀費用を下げて支援する為に、
人手も増やさず節約しているのに、我々を必要とする人達に知らせる為の
広告宣伝費に高額を掛けたら料金を上げるしかない・・・
より広い地域での支援活動をする為には、増員が必須ですが、増員すれば
人件費が増えるのですから、人が増えた分、依頼数も増えないと料金にも
影響が出るのです。 まぁ後者の人手は拠点増で解決できる問題であると
思えるし、それよりは人の質のほうが問題となる部分でしょう。
今年最大の課題は「認知度の向上」が第一で最大の課題となるでしょう。
今月から高崎市(旧群馬町)で友引勉強会が始まりますが、月に5回ほど
ある友引を利用し数か所での勉強会も視野に入れたいと思います。
正直、チラシでは伝えられない部分のほうが多いのと、僕の主張する葬儀
のあり方、考え方が今までの葬儀常識にはないからです。
昨日葬儀した親族の数名から「話を聞けば聞くほど目からうろこです」と
言われたのをみると、心の中では多くの人が持っている感覚であり、その
部分をストレートに言葉で伝えるのが僕なのでしょう。
宣伝効果と料金値上げ・・・普通に考えれば多少料金が上がってもできる
だけ多くの人に知らせるのが正攻法だと思いますが、本当にお金の無い人
達を間近で見ている僕らは、そう簡単に割り切れないのも本音です。
まさに板挟み、ジレンマですが、 何か良い方法があったら教えて欲しい
ものです・・・
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