僕の中には大別すると2つの幸せ感があるように思えます。
ひとつは、あんしんサポート事業に関する様々な喜びで、葬儀のあと家族
ひとつは、あんしんサポート事業に関する様々な喜びで、葬儀のあと家族
が心から喜んでくれているのが分かった時、目標としてきた事が実現した
時など誰にでも分るであろう事柄と、もうひとつは何気ない幸せを感じる
ことが時々あります。 当たり前の事と言われたら、その通りなので説明
するのは難しいですが、年齢のせいでしょうか、仕事のせいでしょうか、
若い頃には殆ど・・・全く無かった感覚でもあります。
■ 日々遣り甲斐のある仕事がある事に感じる幸福感
■ 家族が健康で暮らせる幸福感
■ 自分の周囲にいる人達、助けてくれる人達がいてくれる幸福感
■ 60才にして目標を持てる仕事のある幸福感
■ 肝機能、血糖値等体にガタはきていますが、普通の動き、考えられる
だけの心身の健康が保っていられる幸福感
不思議なことにお金の有る無し、持ち物や車などの高級品への物欲などは
僕の幸福感には大きな影響を持たないようです。 もちろん贅沢でなくも
普通に食べていけるのは前提にあると思いますが・・・
以前の経営者をしていた30代後半~40代前半の頃は1着3万円のポロ
シャツを着て600万円のセルシオに乗り、バックは全てダンヒルという
時代もありましたが、今では全く無関心に等しいほど変わりました。
ポロシャツは980円、自動車は車検2年付の最終支払いが29.9万円
でネット購入したトヨタガイヤだし、バックは仕事に必要なA4サイズの
原稿が入る2000円ほどの手提げバックを使っていますが充分です。
変な言い方かもしれませんが、外見や持ち物など気にならないと言うのが
本音でポロシャツは仕事で着るもので、黒が基本ですから白っぽくなれば
捨てられるもの、車は依頼される家族によっては狭いところにも行くし、
何処に入っても、何処に停めても、多少の傷がついても気にならないのが
最善だし、バックは仕事に必要な物が入るのが大前提です。 その結果が
安い物になっているだけの事だからでしょうか、人間中身が大事であると
還暦近くになってようやく気付いたという事かもしれません。
金持ちになりたい、高級車に乗れる身分になりたい、一戸建てが欲しいと
物欲を目標にできるのが若き幸福感に対し、衰えを実感する体力や健康や
若さの大切さが実感できる壮年、老年だから感じられる幸福感もある。
僕自身の中では、どちらの幸福感も感じられる年代なのだと思います。
もう何年かしたら? 或いは現役から引退したら、後者の幸福感だけ感じ
るようになったり、もっと違う幸福感が出てくるのかもしれません。
ただ最近では、もうすぐ4年前の東日本大震災で、洪水の直接災害に遭遇
しなかった関東の我々も多くの事を体験し学びました。
当たり前のように使っている電気の無い生活、ガソリンを買う行列に並び
計画停電で電気の無い生活も経験しました。 被災地の人達は帰る家すら
無く、家族の生死さえ不明な時を過ごしました。
我々は空気があって呼吸が出来て、太陽が出て明るく暖かくて、いつでも
飲める水があるのが当たり前で、一緒に暮らす家族がいて、仕事があって
寝られる家があるのが当たり前の生活・・・ではなく、それこそが幸せな
生活であったのだと気づいた人は沢山いたはずです。
月に5万円の生活から10万円の生活に変化した当時は、満足感もあるし
贅沢感もありますが、少し経てば普通になるのが人間の心理です。
10万円が100万円になっても同じこと・・・欲望に終着駅は無いって
ことなのでしょう。 なら太陽があって、空気があって、飲める水がある
仕事があって、家庭があって、友人がいて、笑いがある生活ができる事が
どれほど幸せかと感じられる・・・心豊かな人間性を備えられたら良いと
思うのは僕だけではないでしょう。
世界に目を向けると、生きる為の戦争を余儀なくされている国もあれば、
未知の病、エボラ出血熱が蔓延した中で生き続ける人もいるのですから、
大晦日は掃除をして、買い物をして、年越しそばを食べて、紅白歌合戦が
終われば新年を迎えられる環境に、幸せを感じられる人間でありたい・・
小さな幸せを感じられる感性が、人の痛みを感じられ、人に優しくなれる
心の温かい人間なれる一歩かもしれないとも思うのです。
あんしんサポートを必要とする家族の為に、全ての能力を使い精一杯働き
最善の結果が出せる一年、自身は小さな幸せを感じとれる感性を磨く一年
になってくれたらと考えます。
2014年、12月31日午後2時30分、群馬県前橋市は晴れの暖かい
大晦日となりました。 どうぞ皆様方も心身すこやかで穏やかに過ごせる
年になりますよう祈念して本年最後のご挨拶とさせていただきます。
一年間、お読みいただき本当にありがとうございました。 武井
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