25日午前、年内最後の法要があんしん館式場で行われ、年内に予定を

していた法要はすべて終了、昨日のクリスマスイブは7人の方々の山林

自然散骨で県内北部まで行き年内はこれが最後です。

散骨場は摂氏0℃と吐く息が白く見えるほど寒く、寒波の影響で降った

雪が10㎝ほど積もり動物の足跡らしき痕跡がいくつもありました。

今現在、あんしん館は静かな年の瀬を迎えていますが、この数日が峠と

言われた対象者は10名を数え、いつ電話が入っても不思議でない人は

70名を超えているだけに、この静けさが不気味でもあります。

昨年元旦は午前3時過ぎが第一報、今年は午前10時過ぎが搬送依頼の

年初めの一報と、この数年間元旦を静かに過ごした事がありません。

数回前のブログに書きましたが、今年の前橋斎場は31日、1日、2日

まで3連休となるので29日以降は年明けの火葬となる可能性大です。

場合によっては火葬だけを先に済ませ、年明け落ち着いてから葬儀する

方法や、ご安置は施設を利用することで家族が疲れないようにする事も

頭の片隅に置いた上で年末年始を迎えられると良いでしょう。

昨年と今年、大きな違いが出ているのは第一に『散骨』でしょう。

山林自然散骨において、あんしんサポートは先駆者的存在でもあったり

自社の永大供養墓を持つ葬儀社も珍しいから・・・だけではない何かが

散骨数の増加という形で現れた年のようです。

それを裏付けるように『墓閉じ』の依頼数も過去最高となりました。

また消費税の引き上げは、弱者の生活をより一層苦しいものにしたのは

間違いありません。 消費税の値上げを反対しているのではなく、全て

一律に掛かる消費税が問題と思えます。

弱者の代表といえば国内に600万人いる独居老人ですが、国民年金で

生活する老人の医療費1割負担は重くのし掛かっているし、施設に入る

には毎月15万円ほど掛かる事のほうが多く、低費用で済む特養に入る

には数百人待ちも当たり前、老後を楽しめる人のほうが少ないのでは?

と思えてなりません。 昨日の夜中テレビを見ていたら東大の医師達が

温床を出て在宅医療をされている事を知りました。 

自ら温床を飛び出して新たな医療のパイオニアとして動き出すって凄い

ことだし、先見性のある人達なのは間違いありません。

昭和の時代、親子2代、3代で同じ屋根の下で暮らすのは当たり前の事

だったし、その中で生まれたのが今の年金制度であり医療制度です。

根底にあった親子同居の法則が崩れた今、生活の全てにおいて新たなる

体制や制度が生まれて当然です。 生活、制度、医療、葬儀、墓などの

全てに対して当てはまるのは誰でも分る事なのに、対応に時間が掛かり

過ぎるし、概念を変えられない世の中であり政治なのも確かです。

分り易い話なら・・・夫がサラリーマンで真面目に働き、地位や収入も

上がれば生活水準も上がって当然ですが、定年退職し年金だけの生活に

なれば収入は半減するのですから、生活も収入にみあった水準に下げな

ければ家計は火の車になります。 国も同じっていうか、国家のほうが

より深刻なのもちょっと考えれば誰でも分るはずです。

》不景気デフレは長年続き、税収は増えていません

》最大の人口層である団塊の世代は全て年金生活に入りました

》若者は少なく、年金受給者が増大すれば赤字になるのは当然です

ならどうすれば予算内(収入内)で予算(生活)ができるかです。

■予算内で賄えるまで出費を減らすのが第一条件です。

 ・国家予算は本当に全て必要ですか? 誰でも分る事で例えるなら、

  年末や年度末に多い道路工事は本当に全て必要ですか?

■国会議員、全行政職員数は本当に必要ですか?

■報酬、給与はいつの時代に決めたもので、今でも通用するもの?

■無駄とは言わないけど、今は閉鎖すべき施設、機関はないですか?

家計が大変ならレジャーや被服費、食費だって下げるのですから、国家

県、市、町、村それぞれも同じです。 勿論、その仕事に携わる人達の

生活もありますが、その人達の生活を守る為に全国民が苦労したのでは

本末転倒もはなはだしい訳で、公的予算でなく企業努力で乗り切り繁栄

させるのが圧倒的多くの企業であり当たり前なのです。

この話は書けばきりがありません。 ようするに収入の範囲で生活する

のが当然なのだら、行政も同じだってことです。

と同時に今の時代に沿った、合った制度への迅速な対応が必要です。

地球の反対側で起きた事件が、一瞬で全世界の人達が見られる時代なの

ですから、俗に言うお役所仕事の感覚を即刻修整すべきです。

でも上に書いたように、医師の中にも近未来を見据えた動きをされてる

人達がいるように、どんな業界にあっても同様の人達はいるばすです。

それは結婚式でそうであったように、葬儀や墓でも同じです。

今年僕自身が最も強く感じたのは『必要な人に知らせる方法』でもあり

本当に必要な人達に伝える難しさでもあります。

広告宣伝費をかければ今よりは伝えられるでしょうが、その費用を捻出

するにはもっと利益を出さなければだし、利益を出すには利用者に提示

する料金体系を値上げしないとば難しい訳で・・・そうなれば出来る限

り低料金で高品質な温もりのある葬儀の実践が難しくなる。

そう考えると、堂々巡りしたり、ニワトリと玉子のようにどっちが先か

思い悩むしかありません。 きっと来年は『伝える』方法論について、

より考える年となるでしょう。

もっとも自身思い悩むほどの頭脳も能力も備えてはいませんから、

『下手な考え休むに
似たり』とも言えるわけで、今まで通り走りながら

考える年・・・なんだろうと思います。

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