いつ逝っても不思議ではないなど、医師から間近な余命宣告を受けて

おられる方や、もしもの時の事を決めてない方にお伝えします。

■ 年末間近になる前に次のことをしておいてください

》自宅療養なら、もしもの時に死亡診断して貰える医師の確保

 ・自宅での逝去は死亡診断してくれる医師がいないと警察が入って

  検視を行うことになり、正月は普段以上に時間が掛かるからです

》火葬場の休日確認(前橋市は大晦日、元旦、2日は3連休)

 但し、30日、3~5日は午後4時火葬あり

 ・死亡診断書記載の死亡時刻より24時間以内の火葬はできません

  ので、仮に29日午後2時59分の死亡なら、30日午後3時の

  火葬は可能ですが、3時の死亡なら早くて1月3日午前10時の

  火葬となるので5日後になるのです。 場合によっては火葬だけ

  しておき、年明け落ち着いてからの葬儀も検討してみましょう。

  また3日から始まる火葬でも予約が満杯になるので、数日間遅れ

  なら普通ですから、時には10日待ちでも不思議ではありません

》菩提寺の都合で日延べになる場合

 ・1日~2日なら仕方ないとも言えますが、4日も5日も寺の都合

  で遅れるようなら先に火葬しておく方法を寺と相談しましょう。

》依頼する葬儀社の確保

 ・年末年始に限りませんが、この時期は特に注意です。 あんしん

  サポートでさえ今年の元旦には5名のご安置があって、非会員の

  依頼を受けることはできませんでした。 また病院で紹介をして

  くれる葬儀社も年末年始は限られるので、高かろう、悪かろうの

  可能性は否定できません。

》葬儀社に確認しておくこと

 ① どの段階で連絡すれば良いか(逝去前か逝去後かなど)

   病院から緊急連絡があった時点で連絡するのが最善なのですが、

   葬儀社により対応は違うでしょうから、どの時点で連絡すれば

   良いかを具体的に聞いておきましょう。

 ② 連絡できる時間帯や日など

 ③ 安置する場所と費用の確認(通常料金と追加料金なども確認)

 ④ 事前に葬儀内容がハッキリしていれば、葬儀社は連絡を受けた

   時点で火葬炉の確保に入れます。わずか10分の違いで数日間

   差がでるのも珍しいことではありません

■ 補足と個人的な見解を書きますが、あくまで僕の故人見解なので

  参考程度と解釈してください

・病院からの緊急連絡には2種類あり、昼夜問わず「容体が変った」

 と「容体が急変した」とは違うように感じます。

 変わったの場合、昼間なら殆ど生存しており、夜間でも生存してる

 事が多いのに対し、急変したが夜間の場合、殆どの場合間に合わず

 というか、逝去されている事が多いように感じます。 夜間は看護

 する人も少ないわけで、静かに逝ったら分らないのも頷けます。

・また高血圧の人は別として上が40を切ると、その後30分前後で

 逝去の一報が入ってくる事が多いです。

・逝去後、担当医が死亡診断を行いますが、家族が揃ってからと家族

 から言われた医師は待機してくれる事が多いでしょう。

 仮に2時間後に家族全員が揃って死亡診断をしたなら、その時間が

 死亡時刻に記載されます。午後3時と午後2時59分の1分は1日

 ずれる結果となります(午後3時が最終火葬時間の場合)

・死亡診断後は、看護師さん達が処置をしてくれます。 

 口や鼻など開口部をゲルや綿で塞いで体液や体内物が出るのを防ぐ

 作業と身体を拭いてくれたり、化粧をしてくれる病院も多いです。

 今年初めは、手を合掌に組ませる病院が多かったのですが、最近は

 手を組ませない病院のほうが多いです。 

・逝去後は浴衣を着せて貰う故人が多いですが、事前に自分で用意を

 すれば安くもなるし、女性なら可愛いピンク系の浴衣もありです。

 また病院で着ているパジャマでも良いし、最後に着せたい服がある

 なら事前に病室に持っていくことです。 ご遺体に洋服を着せるの

 は慣れてないと簡単ではありませんし、死後硬直があれば尚更です。

・感染症のご遺体にも注意しましょう。

 結核など空気感染する病なら、マスクは必需品でくちの周囲等にも

 死後であっても注意しましょう。

 C型肝炎、B型肝炎などはご遺体で注意するのは体液、血液です。

 たまに、亡くなったお爺ちゃんのくちにキスをするお婆ちゃんが

 いて見ているぶんには微笑ましい姿なのですが、病気によっては

 危険なので注意する必要があります。 ご遺体から出血が多い場合

 などは初めから納棺して安置される事をお勧めします。

対象者を抱えている家族にとって、年末年始は不安な時期でしょうし

現実も中々思うようにならない特殊な時期なのは間違いありません。

だからこそ事前の準備だけは、今すぐにしておくべきでしょう。

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