㉗ 墓
墓のある人は問題ありませんが、墓の無い人は慌てて建墓する必要は
墓のある人は問題ありませんが、墓の無い人は慌てて建墓する必要は
ありません。 墓を建てるかどうかは次の事を考えて決めましょう。
■墓を建てた場合、最低でも二世代後まで墓守がいる
■墓を建てる費用、維持する費用に問題はない
■墓を建てた場合、息子や孫の足かせにならない
■墓を建てるのは、公営、民間、自治会、自所地、寺、何処に建てる
かによって良し悪しがあるので簡単に決めないことです
㉘ 納骨と49日
49日が納骨する日だと思っている人は多いですが、49日は忌明け
と呼び、仏様の仲間入りをする日ではありますが、本来納骨をする日
ではありません。 元々日本は土葬ですから、本来の納骨日と言われ
たら『即日』となるはずです。 35日~49日の間に忌明けを行い
費用的に厳しい時は家族で行っても良いでしょう。
㉙ 新盆
最近新盆の謝礼が高くなったと感じます。 以前なら1万円が相場で
安い寺なら5千円もあったと記憶しています。 しかし2年~3年ほ
ど前からでしょうか・・・新盆5万円+自宅で拝むと2万円の合計で
7万円なんてのもあるのです。
また直葬と呼ばれる火葬だけの葬儀を行った場合、宗教者の入らない
葬儀となる事が多く、新盆供養をしてくれる寺がありません。
そんな時は下記のようにすると良いですよ。
■8月13日朝、墓に行き蝋燭に火を灯して提灯で自宅に持ち帰る
(難しい時は一旦火を灯し、消して持ち帰り、玄関前で灯す)
■持ち帰った火を自宅の仏壇に灯す
■新盆飾りはネットでいくらでも調べられます
(盆棚など無くてもテーブルに白い布等を掛ければOKです)
■来客者が来るなら葬儀社に返品可能な返礼品を依頼しましょう
■13日~16日の間に来てくれる人達用にそうめんを用意しておく
のが便利、残ったら家族の夕飯に食べれば済みます。 ぼたもちは
傷みやすいので注意です。
■16日夕方の送り盆は、13日朝の迎え盆と逆の方法で墓に火を持
っていけば新盆は無事完了、来てくれた人にも支障ありません。
ちなみにあんしんサポート式場では僧侶に来て貰い、新盆供養をして
います。 13日前の土曜日か日曜日を使い、1日数回の法要です。
会員さんは故人1名に付5千円のせいか、新盆だけでなく毎年供養を
される家族もいらっしゃいます。
①~㉙まで色々書いてきましたが、自分達家族の価値観が何が必要で
何が不要かを決めれば良いんだと分って貰えたでしょうか!?
最後に葬儀社によっては意味不明な項目、絶対追加になるパック等が
あるので注意しましょう。 いくつか書いておきます。
(1)霊柩車や骨壺の入ってないパック
(2)寝台車、霊柩車の距離が10㎞なら間違いなく追加発生です
(3)ドライアイスは毎日入れる必要はありません
(4)人件費の他に『式場設営料』『〇〇奉仕料』など意味不明項目
を当たり前のように記載する葬儀社も多いので注意、ならば
人件費ってなんだ!?ってことです。
(5)葬儀品で分らない物は確認すること! 見積書内で意味不明な
項目があったら分るまで確認すること! 多分、葬儀社の人間
でもしっかり説明できないんじゃないかな
(6)現在会員になっているなら・・・
■ 5名での直葬に掛る総額費用を見積もってもらう
■20名での家族葬儀の内容も含め総額を見積もって貰う
(宗教者を依頼した場合も・・・)
後悔の無いお葬式をするには、自分で学んだり、動いたりしなければ
難しいのが現実です。 終わって後悔するよりは、温かく送れた喜び
のあるお葬式にするため最低限の知識を書いてみました。
12月8日(月)今年最後の友引勉強会を行いましたが、参加者から
後から勉強会の事を知り、開催済みの中に聞きたかった内容もあって
来年も開催して欲しいの声が多く、また隣接の高崎市の方々から市内
での開催要望もあって、来年1月下旬から6か月6回の勉強会が決定
しました。 高崎市市民活動センターソシアスがメイン会場です。
高崎北部となる会場は50名限定とのことです。
今年以上に家族目線の本音講演にしたいと思っています。
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