12月に入って7日の段階で5件の葬儀が確定、いつ電話が入っても

不思議でない対象者が70人台に突入、今年元旦は5名の安置があり

ましたが、来年正月はどうなるのでしょう・・・

7日の5件ですから特別多い依頼数ではありませんが、自宅逝去され

検視が入り、警察に連れていかれた方の引取り日時確定が深夜にまで

及んだのと、その午前4時過ぎに別の搬送依頼が隣接市の総合病院に

入院されていた方の家族から入り、結局徹夜となった為、還暦の身体

には辛い流れとなりましたし、昨夜は千明が家族と打ち合わせをして

いた時、突然体調を崩したようにズキンズキン頭痛がして、吐き気が

すると言うので、ずくに帰って休むよう伝えましたが、脳溢血!?と

一瞬頭をよぎり心配しました。 今朝出勤してきた彼女は元気な笑顔

だったし、昨日の頭痛が嘘のようで、昨夜は気持ち悪くて眠れないか

もしれないと思った直後に爆睡してたと聞き少し安堵しました。

睡眠不足と疲労が重なったせいでしょうか・・・

自分達の健康を維持しなければ葬儀支援どころではないですからね。

さて、本日は『葬儀用品の要不要の判断ができるように成る知識』の

予定でしたがテーマを変更して書きます。

『自宅での逝去』

自分の意思以外で自宅での逝去は2パターンあります。

① 終幕が近づき自宅で終幕を迎えたいと考える人

② 心不全、心筋梗塞、脳溢血、くも膜下出血等々突然の逝去

①の場合なら死亡診断書を記載してくれる医師を探しておくことで、

何の問題もなく、自宅で終幕を迎え、普通に葬儀になります。

ちなみに死亡診断書が書けるのは『医師』か『歯科医師』だけです。

大きな総合病院では自宅逝去に対応してくれる可能性は無いに等しい

ほど少ないので、自宅近くの医院や、夜間でも往診してくれる医師を

探しておく以外の方法はありません。

また救急車を呼べば何とかなると思っている方も多いですが、明らか

に死亡している場合、救急隊員から警察に連絡が入ることもあるし、

搬送先病院医師が診て、死後時間が経過していると判断すれば警察に

連絡をするのが普通です。

そして来るのが捜査一課(強行犯・殺人など凶悪な犯罪に対応する課)

ですが、家族が家族を殺すなどあり得ないと、先入観を持つと正しい

正確な判断ができなくなるからでしょうか・・・全ての人を疑うこと

から始まるって感じの捜査となります。

僕の知る限り4時間以上掛かるのが普通で、ご遺体を警察署に連れて

いかれた場合、半日~1日くらい掛るのも普通です。

夜中の場合は、検視対応してくれる医師を探すのも大変な為、検視が

完了する時間も当然分りません。 結果、翌日になる事も多いのです。

警察での保管は警察署に完備している冷蔵後ですが、決して低い温度

ではなく、一晩泊まったご遺体から死臭がするのも普通です。

さらにご遺体は白い遺体袋に入っており、衣服は全て脱がされ裸です。

ならばと、衣類を持って行ったとしても死後硬直しており簡単に着る

ことなど到底できませんし、警察署内でのんびり着せている時間など

ありません。 そこで棺を持っていき搬送シートに包んで納棺をした

状態で搬送することで若干死臭を和らげることができます。

警察署にご遺体を受取りに行く時は、タオルケットかバスタオル等が

便利ですし、臭いに関してはタンスの虫除け樟脳(しょうのう)が、

中々便利で消臭スプレーより良いかもしれません。

① 自宅で終幕を迎えるなら死亡診断書を書いてくれる医師が必須

② 突然の逝去で明らかに亡くなっていたら警察が入ると思うこと

③ 警察は疑ってくるので、冷静に事実を話すこと

④ ご遺体が警察署に搬送されたら、検案書(死亡診断書)最低でも

  2万円~10万円程度掛かるものと思え

⑤ 検案書のコピーを警察署に届ける

⑥ 検案書を携帯していれば自分で警察に遺体引取りに行っても問題

  ありませんがワゴン車等が必要でしょう。引取りを葬儀社に依頼

  する場合、事前に料金の確認をしましょう。 また葬儀の依頼を

  するまで居座る葬儀屋さんもあるので注意。

⑦ 警察から戻ってくる遺体は基本裸です。臭い対策も併せてします

結論、人の死はいつ、どこで、訪れるか誰にも分かりません。

できれば夜中でも対応して貰える家族全員の主治医がいると、万が一

の場合でも警察も入らず葬儀を行えます。

今回警察にお迎え行った際、我々は慣れているので対応策を準備して

行きましたが、家族自身が知っていれば、仮に警察から引取り経験の

少ない葬儀担当者であっても事前に確認できると思います。

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