毎回のことですが、新企画を作ったり、パック内容が変更になると、
その度に全ての印刷物を作り直すことになります。
その度に全ての印刷物を作り直すことになります。
今回作り直すのは次の通りです
① B4サイズ両面カラーが4枚(8面)
② ホームページ数十頁の全て(アイコンも作り直し)
③ あんしん館の道路がわ壁面に掛ける懸垂幕
「200㎝×75㎝」6枚 「150㎝×150㎝」2枚
④ のぼり「150㎝×60㎝」4枚
これらを60才になるおっさんが全て自力で作るわけです。
イラストレーターCS5、フォトショップCS5、ホームページビル
ダー18、それとフリーの画像ソフトJTrim(ジェイトリム)を使って
コツコツと作りますが、全て作るには1か月ほどを要します。
始めに作るのは決まってパンフレットというかチラシ類からです。
今回は「直葬式」から始めました。
いつもの事ですが、構図は作りながら適当に当てはめる作業を続けて
いくと何となく、それらしいものができあがります。
それを実際の寸法で印刷し千明に見せ、誤字脱字と文面が変な箇所を
探して貰い直し作業、色合いや構図はパソコンの画面をみせながら、
OKが出るまで変更します。 作った本人は感覚が麻痺しているので
パッと見た瞬間の感覚は分らないからです。
一通り手直しが完了すると、再度印刷をして確認、OKになると家に
持ち帰り、何も言わず奥さんに見せ率直な印象を聞きます。
彼女は作る大変さも知りませんので、ようやく作った部分だとしても
「見にくい・・・」の一言で終わることも良くあります。
内心「おぃおぃ、作るの大変なんだぞ」と思ってもくちに出さず・・
一般の方が見た時の印象に近いからで、どんなに大変な作業であった
としても見る側にとって、分り難いものでは無意味だからです。
この作業は一面に対し少なくても数回繰り返します。
また作り直した時は、翌日までそのまま保存しておき、翌日以降確認
すると「ん!?」と思える部分が見つかるのですが、これも最低でも
数回、多い時は10回以上繰り返すのが普通です。
この作業は印刷物とホームページが圧倒的で、懸垂幕やのぼり作成は
比較的簡単に進みます。
今、事務所の壁面にはA1(60㎝×840㎝)の印刷物が8枚貼って
あり、変更になると印刷のやり直しが印刷入稿まで続きます。
プリンターはA1サイズのロール紙がセットできる大型のものですが、
インクは6本装着で、一本でも無くなると印刷できません。
インクは定価が1本税込7.500円と高いので、少しでも安く買う為
オークションも含め、いつも確認しています。
またプリンターには「プリントヘッド3万円ほど」とか「廃インクの
ケース5千円ほど」「印刷する各用紙」なども必要となる訳です。
改めて原価計算してませんが、どう考えても安くはありません。
ただ葬儀の門標類、遺影写真、など結構な枚数を印刷する仕事なので
外注に出すよりは格段に安くなるのも間違いありません。
その後に探すのが、印刷してくれる会社です。
ネットの中を右往左往して少しでも安い印刷会社を探します。
昨日間違いなく一番安い会社に電話を入れると、休業に入ると言われ
印刷依頼する会社を探し直しです。
B4コート50㎏(両面カラー印刷)で1万枚~ですが@1.85円
どう考えてもあり得ない料金でした。
紙代、インク代、送料まで含め1枚2円弱・・・残念です。
今回は以前利用していた会社で@3円弱で印刷して貰えるようです。
今までより1枚1円強違うので10万枚で10万円の差です。
結構違ってきますが、それでもやっと探しました。
印刷物が揃っても、これで終わりではありません。
角2サイズ(A4が入る)の封筒に入れて、住所シールを印刷して、
更に郵便料金も掛かるので、印刷物と同じくらいの費用は掛かります。
なぜそんな思いまでして自分で行うのか!?
お金がない。というか全てが葬儀料金に跳ね返るからです。
新たな企画を会員さん達に伝える為の費用は、多少高くなっても伝え
るべき、必要な経費だと思いますが、その中で自分でできる部分なら
自分達ですれば、少しでも費用を下げられるからです。
それに、人頼みってのは、時間とお金が掛かるわりに、思ったように
ならないものですし、ちょっとした変更だと面倒になって「ま、いい
かな」って事にもなり兼ねない。 それが水の流れを澱ませる要因に
なって前進もしなくなるからです。
葬儀屋さんに限らず、同じメニュー、同じ感覚、利用者の感覚無視の
商売で繁栄が続くとは思えないし、うちの場合弱者支援が根底にある
のですから、今何をすべきか!? 今何ができるのか!?なのです。
その意味では「朝令暮改」も悪くはないと考えています。
僕らが立ち上がった7年前と現在では、葬儀自体が大きく変化をして
おり、僕の予想よりも早く変貌している感があります。
なのに、葬儀社が旧態依然のままでは消費者に置いてかれて当然。
業界のプロを自称するなら、消費者の一歩でも良いから先を歩いてて
当然であり、少なくとも数年先くらいは見えなければね。
その意味でも、自身を現場に置き、先を見続ける習慣を持ち続ける。
じゃなかったら、我々を信頼し、頼ってくれる会員さんに失礼です。
これからも時代とともに葬儀の業界は変化し続けるし、消費者意識も
常識も変化し続けるでしょうが、その一歩前でも歩けるように自身や
自社の先見性や、家族の立場での感覚が錆びつかない為に必要な事は
続けるつもりです。・・・ ほんとはこれに経営感覚っちゅうか、金銭
感覚がもう少しあれば・・・なお良し・・・なんですけど。
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