月に25人くらい、年間300名ほどの入会が、あんしんサポートの

実情で、この数字が多いのか、少ないのか、皆目見当もつかない。

葬儀施行が年間300は無いので、会員数は毎年増え続けている。

その中に年に1人・・・居るか居ないかですが、僕から入会拒否され

帰る人がいる。そんな珍しい人が事前相談にきたので記しておきたい。

結論から言えば、うちで葬儀をすべきでない人、受けるべきでない人

『この人の葬儀を受けてもお互いに良いことはない』と判断した人。

一般消費者や相談者から「うちはその料金ではできない」と断られた

とか、ある葬儀社に行ったら「うちは無理だけど、あんしんサポート

ってのがあるから、そこなら受けてくれるんじゃないの」と言われて

来たのですが・・・ そんな人もいたが葬儀社が断るのは『安過ぎる』

ってことのようです。 自社の利益感覚に合わなきゃ仕方ない事です。

うちの場合、安くて断った人は皆無で、一人もいませんしお金が無い

のは仕方のないことだと考えているからです。

これは、ぼくの生い立ちにも関係してて、スーパーの息子として育ち

はたから見れば贅沢三昧の生活から倒産を機に一転した経験からくる

もので『お金はある時はあるけど無い時はないもの』という概念とい

うか経験則というか・・・からきている感覚だと思えます。

お金が無いなら、どうすればできるか考えれば良いだけの事、だから

こそ事前相談に来る必要があるとも言える。

ならどんな人を断るか、過去の例では「あまりに横柄な人」「やたら

金はあるから・・・と前振りする人」「言った事を平気で覆し、人を

詐欺師呼ばわりした人」などがいました。 やたら金はあると前振り

する人って分り難いかもしれませんが、金を払えば何でもするだろう

的感覚を持っている人だからで、残念ながら金を貰ってもしない事は

しないのが、あんしんサポートだからです。 こんな人って歓迎して

くれる葬儀社はいくらでもあると思うので、そこでやれば良いと思う。

今回の方は今年の春、息子さんを亡くしたそうですが・・・

「息子は〇〇葬儀社でちゃんとしてあげたし、旦那の葬儀もちゃんと

してあげるつもり、だけど私の葬儀はこれで良いかなぁと思ってさ、

一応会員登録だけはしておこうと思って・・・」というものでした。

僕が根性曲がりなのか!? どう聞いても、うちはちゃんとしてない

葬儀屋さん!? としか聞こえません。

この時点で相当ムカついてはいましたが、散骨の話も出たので散骨は

会員になる必要がないからと伝え帰って貰うつもりでした。

しかし旦那と息子はちゃんとした葬儀、ちゃんとした墓に入れるつも

りだけど、最後の自分はこれで良い・・・同じ事を何度も言います。

結局、入会拒否して帰ってくれと伝えて僕は退席しました。

退席後、少し話しをしてたようですが、一緒に来られた会員登録して

る甥にあたる方は、僕の主張を納得していたと千明に聞かされました。

数回前のブログで寺の事を書きましたが葬儀社も一緒です。

依頼するしないは家族の自由だし、依頼や入会を受理するかしないか

それは葬儀社の自由って事です。

最初に言ったようにお金が無いのは、いくらでも相談を受けて色々な

方法を模索すれば良いし、最終的には赤字だって構いません。

でも我々は社会に、弱者に貢献しながら仕事をしているという自負が

あって続けているし、更なる企業努力を積み重ねて高品質で低料金の

葬儀を実現してきた訳で、ちゃんとしてない葬儀・・・安かろう悪か

ろうの葬儀をしているつもりは全くないのです。

もっとハッキリ言えば、その人の言う〇〇葬儀社より高品質な葬儀を

していると自負しています。 その結果が対前年比200%を何期も

続けてこれた理由だろうと思っています。

葬儀をした家族と我々が同じ土俵の上で、同じ気持ちの中での葬儀、

それが紹介に繋がっているはずです。

それを理解できない人の葬儀はやる気になりません。

葬儀社なんていくらでもありますから、自分と同じ価値観の葬儀社に

依頼すべきなのです。 この方の葬儀はお互いに後悔を残す事になる

はずです・・・なら最初から受けるべきでないと判断しました。

事前相談とは、入会させる事のような葬儀社も多いようですが、本来

自分達家族と同じ価値観の社風、社員・・・そして葬儀の考え方等を

事前に調べる場であるはずです。同様に葬儀社からは、この家族から

葬儀依頼を受けるべきか、断るべきかを判断する場でもあります。

一概に葬儀社といっても、考え方や理念は様々なはずです。

■料金は高いが、施設も豪華で内容にも自信がある葬儀社

■品質は落ちても、とにかく低料金を目指す葬儀社

■料金は高いけど、内容はいまいちな「悪徳」に近い葬儀社

■料金は普通、内容も普通、特別どうって事のない葬儀社

■仲介業社が紹介している葬儀社(内容・品質のバラツキは当然)

ザッと考えてもこれだけ出てくるし、他にも「あんしんサポート」の

ような異端児的存在の葬儀社もあるわけです。

とにかく良し悪しは別として、各葬儀社なりの理念がありますから、

自分達家族と同じ価値観の葬儀社に依頼することです。

聞きようによってはというか、お客様は神様です的な発想ならば

僕の感覚は傲慢かもしれません。 

しかし我々は家族と我々がひつとになって温かい雰囲気の中で

行う葬儀であり、依頼する家族と、施行する我々は同じ土俵の上

で、同じように泣き笑いしながら行う葬儀なのです。

それを「ちゃんとしてない葬儀」呼ばわりは我慢できません。

人の役に立ち、人に必要とされ、高品質で、内容ある葬儀期間を

圧倒的低料金で行えるのが、唯一あんしんサポートだと自負をし

その葬儀を経験した家族が、次の人に紹介をしてくれている。

たまに、こんな人が来てくれると、あんしんサポートの理念だけで

なく現実している葬儀を、改めて振り返ることに繋がるのですね。

来年からの新パンフレットを作成していますが、ひとつひとつの

企画を、設立当初の初心と見比べるきっかけになってくれました。

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これから葬儀を
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