今日は認知症の老人介護施設や介護サービス、配食サービス等手広く

手掛けているNPOの依頼で講演をしてきました。

地域の老人達が集える「しゃべり場」という感じの部屋で人が出入り

する中での講演は初めてでしたが、大人数でないので立って話はする

ものの座談会的な感覚で90分間話しをしてきました。

その中に僕らが伺った開演30分前、すでに来ていた親子らしき2人

お婆ちゃんと中年女性、娘さんのほうは少しですが何かの障害がある

ような話し方でした。 定刻通り始まると、娘さんは始めに座ってい

た場所に残し、お婆ちゃん一人が一番前に来て熱心に黙って話しを聞

いておられたのです。 

90分間で全てを伝える事などできませんが、足を運んでくれた方が

最も関心あるのは「葬儀の費用」「葬儀の決まり」という感じです。

話しはいつものように「葬儀とはなんぞや!?」から始まり、葬儀は

家族との別れを受け入れる意味で大事、でも残る家族の生活はもっと

大事だと理念を話し、来年1月~本格始動する「70才以上の年金生

活者か年金の無い人専用のパック」について話しをしました。

10万円+税金で「搬送」「安置」「火葬」「散骨」「33年保管」

その全て含まれる「あり得ない料金を実現」し、ある意味最強パック

を紹介し、国保から支給される葬祭費5万円を考えれば、実質5万円

+税で火葬から遺骨供養保管まで全てできるようになった事を説明。

また、あんしんサポート利用を勧めているので無い事、自分達家族の

価値観に合う葬儀社の選び方も簡単に説明し、葬儀の次に来る遺骨に

ついて「墓」「永代供養墓」「樹木葬」「散骨」などの説明をすると

持ち時間の60分以上が過ぎており、質疑応答へと移行します。

途中から最前列で真剣に聞いているお婆ちゃんが気になりました。

終了後、まだ話しを聞きたい人はいるので、また来てくださいと関係

者から言われ会場をあとにする。

帰りの車中、千明に言いました。 「あのお婆ちゃん、残す娘のこと

を考えると、自分が先に逝ったとき費用は出来る限り抑え、少しでも

娘の為にお金を残したいと思っているんじゃないかな、あとで親子の

生活状態を、2人を知る関係者にでも聞いてみよと思ったよ」 

実際お金の有無は全く分りませんが、もし葬儀に対する費用面で不安

があるなら、相談にのってあげられるかもしれません。

昨日のブログは、長生きされた親の逝去後についてでしたが、あとに

残す子供への不安を持つ親も少なくないのだと、思い出させてくれた

講演会になりました。

様々な障害を持つ子供達の親は、今をどう生きるかだけでも大変だと

思いますが、自分が先に逝き障害を抱えた子供を残すと思えば、いた

たまれないでしょう。 勿論、官民で様々な対策は実施されているで

しょうが、親として、これで良しと思えることは無いでしょう。

また障害を持つ子供が先に逝くことだってあるでしょうが、世話する

親はフルタイムの仕事も簡単でなく、収入面は厳しい人のほうが多い

とも聞いていますので、70才以上の老人対象に作ったパックですが

障害のある家族も利用できれば助かる人達はいるのか!? 

そう思わせてくれた講演会であり、講演会は話しを聞いた方ばかりで

なく、講演者側にも学ばせてくれる場でもあるようです。

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