誰でも知ってる有名なことわざに『思い立ったが吉日』というのがある

「何かを始めようと思ったら、あれこれ考える前にすぐに動け」って事

だと思いますが、武井という人間そのものを表したような言葉です。

安置室、家族葬式場を備えたあんしん館の設立準備から係わってくれた

息子が自身の夢である美容室経営を目指す事になり、振りだしに戻って

2人で事業の継続を考えることになったNPOあんしんサポートです。

葬儀依頼数も増え、人数を増やせば良いと言う人も多いし、その通りで

あるのも確かですが、新たな人材投入をすれば、そこに人件費が発生し

料金に反映されることもあるのです。 勿論、息子の給与範囲であれば

問題はないのですが、もうひとつの懸念は質の低下についてです。

我々3人は家族の立場に立ち、家族の目線で、商売感覚は後回しにして

葬儀期間を過ごすのが当然であり、深夜、明け方の搬送や、元旦も含め

6年間休日は一日も無く活動してきた訳で・・・新たな人材にそんなの

通用するはずもありません。 

ならば、今何をどうしていくべきか、今まで利用された家族から学んで

これから利用される家族の想定をし、さらに将来を踏まえた事業内容に

変化、進化させるには最適な時かもしれないと考えたのです。

この性格ですから思い立てばすぐに企画立案して提示する・・・しかし

その結果、パック類が若干煩雑になっているのも否めません。

また宗教者(居士戒名付)も含めた家族葬パック328.000円税別は

あり得ないほど低料金パックなのですが、利用者はすくなくは無いけど

僕自身が思ったほどインパクトは与えられてないように感じます。

なぜか!? 殆どの葬儀社に無いパックだからです。 

うちのように15ものお寺さんが協力してくれる葬儀社などありません。

それは、あんしんサポートが一般の葬儀社でなく、弱者支援が根源だと

ハッキリ分る低料金のパックであり、しっかりした内容だからです。

宗教者の方が持つ慈悲の心、奉仕の心が低料金を可能にしているのです。

以上を踏まえ、過去の依頼をみてると当然の結果が出ています。

「火葬式」→「家族で送るお葬式」→「家族葬」→「一般葬」の順です。

うちへの依頼数を見てみると、設立初年度は全て一般葬でしたが、翌年

初めて家族葬と火葬式を行ったのが、今では火葬式と家族葬が90%を

超える状態になっています。 

弱者支援を最優先するなら火葬式を充実させ、家族葬をより利用し易い

内容にするのが第一であり、火葬式に関してはできる限り県内の広域で

利用できるようにしていくのが基本理念に沿った展開でしょう。

まだ明確な内容は決まっていませんが、以下の検討を始めています。

■ 火葬+永代供養散骨=10万円+税

■ 火葬(直葬)№1  99.000+税(個室安置2日)

■ 火葬(直葬)№2  89.000+税(納棺安置2日)

■ 火葬(直葬)№3 130.000+税(個室安置2日)

■ 家族で送るお葬式 165.000+税(個室安置3日)

■ 家族葬      199.000+税(個室安置3日)

この辺りが基本の路線となりそうです。

一般葬は前橋のみ対応となる可能性大で、現会員さんは対応しますが、

前橋でも新規会員さんの一般葬依頼は受けない方向となりそうです。

支援地域も呼び方を変更し、『前橋市』のみとして、他の地域はパック

+10.000円~30.000円の加算方式で対応する方向でしょうか。

また宗教者に関しては、当方紹介の費用を下げる方向で協力してくれる

お寺さんとの交渉に入るつもりです。

それと普通の葬儀社はこちらから出向いて、説明して入会して貰うのが

当たり前のようですが、うちは電話連絡をして貰い当方の都合に合わせ

あんしん館に来て貰い説明を聞いて納得したら入会するのが通例です。

また自宅置き用の返礼品は、一定期間後は家族が持って来て利用分だけ

支払いをして帰るし、位牌類などの依頼も全て家族が足を運びます。

これからは、搬送も一人で行き家族にお手伝いして貰って運ぶ・・・

きっとそうなっていくでしょう。

僕らは、いかに低料金で高品質の葬儀を提供するかを追求している訳で

その過程で家族にして貰ったほうが、料金に反映せずに済むことは全て

家族の手を借りたり、家族自身が行うこともある。

分り易い例ならドリンクバーですね。 経費を掛けず料金は抑える。

安くても、立派で後悔のない良い葬儀を続けるには必要な感覚です。

いままでの葬儀社感覚ではあり得ないことでしょう。

家族は何もしなくても全て葬儀社の人間が対応してくれる・・・

一見凄く親切に思えるかもしれませんが、全ての費用を家族が払うって

こどであり、その結果が馬鹿高い葬儀となっているだけのことです。

我々は設立当初から家族目線を唱えてきました。 

あんしんサポートを利用される多くは、それほどゆとりの無い方も多く

我々と家族が一緒になって、各々できる事をして立派な葬儀を行う。

それが家族目線の葬儀だと考え実践してきたのです。

僕が代表のいる間は、きっと変わることの無い路線でしょう。

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