9月6日は友引で火葬場は休日でしたが、あんしん館では家族葬を行い
ました。 『家族で送るお葬式』と呼ぶオリジナルの葬儀です。
ました。 『家族で送るお葬式』と呼ぶオリジナルの葬儀です。
一般の方が思い浮かべる葬儀とは多分・・・
■ 病院から自宅(安置施設)に搬送してご安置
■ 湯かん納棺(手足を拭い、白装束を整え納棺)を行い
■ 祭壇に向かってお坊さんが読経
■ 葬儀が済むと棺に生花など入れる
■ 出棺して火葬
■ 火葬中にお清め(飲食)
■ 拾骨して自宅に戻り、後飾り祭壇に焼骨を安置して葬儀終了
という感じで ついでに『友引』は葬儀をしてはいけない・・かな!?
ということで、まずは六曜『友引』についてですが、今の月、火、水と
同じようなもので順番に並べてあるだけです。 ただし旧暦ですが毎月
毎に1日から始まる六曜が決まっているので、時には同じ六曜が2日続
くこともあります。
1月1日・ 7月1日…先勝
2月1日・ 8月1日…友引
3月1日・ 9月1日…先負
4月1日・10月1日…仏滅
5月1日・11月1日…大安
6月1日・12月1日…赤口
以上が毎月1日の六曜で順番は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」
と繰り返します。 先に述べたように今の一週間と同じ感覚のものなら
月曜はこんな日、火曜は、水曜は・・・なんて誰も言いません。
気休めで思うのは自由ですが、友引は斎場が休みの所も多くその結果と
として葬儀期間が2~3日延びる・・・なんてのも珍しくありません。
そこで、友引の日に葬儀は行い、翌日家族だけで火葬するパターンでの
葬儀が生まれたわけです。
今回行われた『家族で送るお葬式』もその流れでした。
仏教の信仰はないけど、何となく旅支度は整えてあげたいと考える人は
多く、厳密に言えば旅支度自体が仏式なのですが、家族が自分達の手で
送ってあげたと思えるなら、仏教徒でなくても良しってことです。
次に『家族で送るお葬式』とは、湯かん納棺を主とした葬儀をしたのち
棺に生花、好きな食べ物などを入れる『お別れの儀』を行う90分間の
家族葬で、故人の家族だけで行い大人数でないほうが家族にとって良い
葬儀となることの多いお葬式でもあります。 その理由は・・・
① 家族の持つ雰囲気、空気の中で送ってあげられる
② 家族の手で旅支度を整えられる
③ 家族が親戚に気を遣わずに済む
④ 義理で来た親戚は後ろでおしゃべりをする事も多く家族には迷惑
家族が家族との別れを受け入れる時間が葬儀であると考え、残る家族が
自分達の手で送ってあげたと思えて、後悔の残らない葬儀のお手伝いを
するのが、あんしんサポートという立場から生まれた新しい葬儀です。
似たような事に『納骨』があります。
49日とか、35日が納骨する日だと思っている方が大半だけど49日
とか35日は忌明けと呼び、仏さんの仲間入りをする日であって納骨を
する日ではないからです。 ならば納骨はいつ!? 60代より上の人
なら昔の葬儀を思い出してください。 土葬でしたよね?
土葬は葬儀の日ですから・・・そうです、、、本来は即日納骨です。
ただ勘違いして欲しくないのは、 49日に納骨がいけないと言ってる
のではありません。 即日納骨でも、35日納骨でも、49日納骨でも
自分達家族の仕事や生活に合わせて行えば良いということです。
げんに49日丁度に行う人は多くありません。 殆どの家族はその数日
前の土日を利用して行っているのが現実なのですから・・・
友引の日を利用することで仕事や生活への支障が減ることも多々あると
思うし、仕事などの都合で夜間の葬儀でも良いと考えています。
葬儀は周囲でなく、親戚でなく、隣保でなく、自分達家族都合を最優先
して良いというか・・・すべき事なのです。
宗教者の都合に合わせ、親戚の都合に合わせて葬儀の日時を決めるって
どう考えても不自然です。 まずは主である家族を最優先すべきと思う。
家族主体の葬儀と考えるなら、それで良いし家族葬となるはずです。
信仰心のある方は、依頼する宗教家の都合に合わせるのは当然ですが、
信仰する宗教が無いなら、自分達家族の心が満たされる葬儀を行うのが
第一条件となるはずです。
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