今日は他の葬儀社ではやってない・・・もしかしたら日本でうちだけの

行事かもしれない合同での新盆・盆供養の日です。

今年の盆供養祭壇です


午後2時~  午後3時30分~  午後5時~の3回実施します。

場所 あんしん館式場

費用 会員は1故人に付5.000円

■盆供養読経 ■戒名名前を書いた白木位牌 ■子供提灯(蝋燭付)

あんしん館式場は30名で1回15家族で行います

読経の中で導師が故人の名前を読み上げる方式で、最近は多い寺で行う

盆供養と同じ流れです。 あんしん館が出来た昨年から始めました。

盆供養を始めたのは下記の理由からです。

※ 近年急激に増えている「火葬式・焼くだけの葬儀」をされた家族は

宗教者不在も多く、盆を始めとした各年忌供養ができない。 

仏式うんぬんの問題でなく、故人の供養をしたいと思う家族の気持ちは

一緒なのですから、いくつかの思いと併せて始めました。

また盆だけは会社が休みになる習慣もあり、実家に戻って墓参りをする

のが普通の感覚で育った日本人の潜在意識にあるものでしょう。

しかし何処の誰にお願いして良いか分らないのが実情だったり、安易に

お願いできる金額で無かったりと簡単ではありません。

また火葬式をされる家族の多くは、費用の問題で火葬式を選択している

場合も多く、やはり費用・・金額の壁はあるのです。

更に当方で導師を紹介した家族は、檀家になりませんので盆供養をして

貰える導師を探すのは大変です。 その理由は全国同じ盆期間だからで

檀家さんへの対応だけで一杯一杯の寺なら当然受けられません。

そこで当方で依頼している15寺院の中から、時間の取れる住職に来て

頂き盆供養を始めたわけです。

(宗派に拘っていません。拘りのある方は自分で探せば良いことです)

勿論、菩提寺のある方は菩提寺の行う方法での新盆供養をされていると

思いますが、そこまで関知しておりませんので詳細は分かりません。

また以前にも書きましたが、盆は先祖がいてくれたお蔭で、自分が存在

していると考えたり、自覚するには最適に時だけに年に一度くらいは、

そんな事を考える時間があっても良いと思っています。

もっと言えば、僕自身は遺骨を拝む事に意味があると思っていませんし

墓の存在に関しても多々疑問は感じています。 しかし自分の祖父母や

両親を思いだし心の中で手を合わせるのは良い事だと思います。

最近の親は墓参りもしない人が増えたのでしょうか、その子供達の中に

墓参りの習慣は生まれません。 その親のくちから先祖うんぬんなどの

話がでることもありません。 結果として自分一人で育ってきたように

思い違いする子供が大人になるわけです。 あとは推して知るべしです。

ですから子供のいる人達はできるだけ、一緒に墓参りに行って欲しいと

思うのです。 月命日、命日、正月、盆、など年に何度も行っていれば

子供の中には自然に墓参りに行くものという潜在意識が生まれます。

墓参りのあとで食事でもしながら、親の両親や祖父母の話、子供達から

みた祖父母の話などすることが、優しい心の子供の育てる教育のひとつ

にもなるのではないでしょうか? その点では墓参りという行為は心の

教育の入口としては最適かもしれません。

祖父母や両親、或いは親戚や近所のおばちゃん、おじちゃんなど自分に

優しくしてくれ、自分の事を考えてくれた人がいた事を思いだせれば、

自己中心的な意識ばかりでなく、人の事を考えられる人間に、自分より

弱い者を助けるのは当然と考えられる人間に・・・そんな部分だけでも

少し時代を逆行して、今の子供達は良き日本人の心を取り戻して欲しい

そんな思いや願いも込めて行っています。

今回ブログの結論

□ 墓を持たない人達も盆供養ができるように

□ 火葬式を行った人達の為でも新盆、盆供養ができるように

□ 当方で紹介した導師葬儀の家族が新盆、盆供養ができるように

□ 読経の布施も含め総額5.000円の低料金だけで済む盆供養

□ 子供達の先祖に対する情操教育のひとつとして

合同盆供養を葬儀社で行う・・・有りそうで無いのが現実でしょう。

我々は家族にとって必要な事であれば、何でも形にして実施してきまし

たが、合同盆供養もそのひとつです。

追伸、各年忌法要も檀家にはなりませんが当然行っています。

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