消費税の引き上げに便乗した値上げは多く、消費税だけの変更では到底
支えきれなくなった『5万円火葬支援パック』ですが、我が初心であり
最終目的である実質一銭も要らないお葬式を忘れない為にも、無くさず
残したものの利用者条件がいまいち伝わってないようです。
群馬県内だけの話でもうし訳ありませんが、5万円火葬支援パック利用
条件を記しておきたいと思います
① 一人暮らしの65才以上老人である
② 国民年金だけで生活している方(年金のない人も対象)
③ 群馬県内であれば地域は問いません
(県内全域に地域拡大したのは最大の前進です。あとはいつまで続け
られるか、来年10月消費税引き上げがひとつの山でしょう)
④ 事前に3.000円の寄付をし会員登録しておく必要があります
(寄付金の使用目的は新パンフレット作成時、盆法要、永代供養墓
新設など印刷物と送付費用です。入会されると葬儀施行まで何年
でも永続して会員権利があります。 また会員権利は家族親族に
留まらず、友人知人など他人でもご利用いただけます。
これは介護、看護、施設、病院、民生委員、自治会などで、あま
り費用を掛けられないのが分かっている方の為に事前入会をして
おけるようになっています)
注 非会員の利用も可能ですが、パック料金には2万円の違いがあり、
当方の依頼状況によりお受けできない場合も多いのが現実です
また事前入会限定で、依頼時の入会はできません。
■ ご遺体は前橋あんしん館に搬送して納棺安置します
■ 死亡届、火葬手続き等当方で行います
■ 故人の地元火葬場まで搬送し火葬、骨壺に拾骨して終了
(前橋に6親等以内の親族がいれば前橋斎場で火葬となります)
■ 50.000円 火葬支援パックは下記内容の全てを含みます
(病院お迎えあんしん館まで搬送、搬送シート、白布棺6尺)
(死亡届出代行、ドライアイス15㎏、霊柩車搬送、箱付骨壺)
(線香具一式、末期の水、死亡届コピー3枚、以下全日程人件費)
(寝台搬送2名、納棺2名、役所手続き1名、霊柩車1名)
以上の全項目が5万円に含みます
■ 9.600円 納棺安置2日間(友引等入る場合追加あり)
■ 4.768円 2015年9月30日までの消費税8%
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支払い合計64.368円税込(火葬式は全て完了します)
但し生活保護の葬祭扶助が受けられる方は本パックに該当しません。
支援地域も含め全て8万円火葬パックに順じます
これが5万円火葬支援パックの利用者規定ですが、一人住まいではなく
65才以上の老人でなくてもお金の無い状況はいくらでもあります。
□ 痴呆の親を施設に預ける余裕もなく、子供自身が看ている家庭
□ 痴呆の配偶者を施設に預ける余裕もなく配偶者が看ている家庭
□ 自宅療養と退院させられた為、看ている家族は仕事が出来ない家庭
□ 家族全員が病気や障害等で生活もやっとの家庭 などなど・・・
こうした弱者の家庭はいくらでもあります。
ただ弱者ゆえか、外に出ず人と関わらず生活している方も多いのです。
しかし自治会、民生委員などはある程度把握して当然ですから、もしも
の時を考え、事前に相談して貰えればと考えています。
内容を見て貰えば分るように5万円火葬支援パックは、県内であるなら
何処からでも前橋あんしん館まで、例え100㎞搬送しても追加費用は
一切ありません・・・誰が考えても分るように赤字です。
我々にとっては赤字ですが、家族にとっては大金なのが本音でしょう。
葬儀が出来ないなら行政を頼れば良いと言う人もいるでしょうが、、、
自分自身が弱者だからこそ、本当なら葬儀費用くらいは自分で用意して
おくべきだと分っているからこそ気弱な人達も多いのです。
金が無いなら最終的には行政に頼めば何とかなる。
言ってる事は間違っていませんが、実際役所に行くと葬儀費用など出し
て貰える雰囲気ではないのです。 役所職員はいかに出さずに済むかの
前提で話しをしますから依頼者の痛い所、急所を突いた話をします。
その攻撃全てに耐え、粘り抜かないと火葬費用は出して貰えません。
その屈辱と6万5千円の両天秤となります。
生活保護受給者で問題になるような人達は神経も太く、何を言われても
動じない図太さをもっているようですが、本当に生活保護が必要な人は
人が良く、行政担当者に何か言われても反発できるような人達でなく、
とても葬儀費用を出して貰う交渉など無理な人も多いのです。
火葬費用を出して貰うのだから、多少何か言われるくらい仕方ない当然
だという人もいるでしょう。 が、それって変でしょ!?
出すのは行政の決まりであって担当者ではありませんし、担当者よりも
強いか、屈辱に耐えた人だけ出して貰えるってのも変です。
『誰もが終幕後の費用を心配せず、自分の人生を精一杯楽しめる世の中
にしたい』を具体化する為のひとつが、5万円火葬支援パックであり、
本来なら生まれる事を許可した国が、終幕後までの面倒をみるのが道理
ですが現実は全く違います。
もっと突っ込むと葬儀費用より、終幕直前の医療、施設費用が膨大なの
ですが、我々にはどうにもなりません。 この部分は別の機会に書いて
みたいと思います。 いずれにせよ超高齢化社会を迎えた日本が抱てい
る大きな課題のひとつなのです。
本音で言えば、全国で我々と同じ『5万円火葬支援パック』を実施する
葬儀社や団体が増え、その必要性の高さが消費者からの声として大きく
なれば、行政を動かすことも可能となるでしょう。
誰もが必ず一度は利用するものだからこそ、平等な福祉として、生活の
不安を軽減するひとつとして行うべきものだと思っています。
国民年金生活の高齢者に聞いてみてください・・・
「終幕後の葬儀費用の心配が無くなったら、気が楽になりますか!?」
死後の高額費用は少額年金生活老人にとって、大きな不安のひとつ
であり、いつも頭の中にある不安なのだと分るでしょう。
であり、いつも頭の中にある不安なのだと分るでしょう。
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