あんしんサポートの葬儀では珍しいケースが最近ありました。

殆どの方は事前に相談をして、我々の考え方、自分の考え方と財布事情

などを本音で話し合った人達か、我々の葬儀を実際に見た方々ですから

内心『ほんとにこの金額でできるのか!?』という疑問はあっても葬儀

内容やパック内容どうの・・・って事はまずありません。

その意味では家族は決め事も少ないせいか、ゆったり過ごせるようです。

搬送して打合せが終わった頃にきたのは喪主の旦那さんでした。

何かを聞くこともなく、自分の少ない葬儀経験だけでもうの言う方で、

湯かん納棺で写真を撮っていると、写真撮影に対し苦言をていしたので

即止めて湯かん納棺が終了、さらに、あんしんサポートの特徴のひとつ

でもある「故人を偲ぶ」というA4サイズ紙に故人の話しを書き料理の

下に置いておくことで、献杯のあと一気に宴会になるのを避け、ほんの

5分だけでも故人の話題が出てくれたら供養になると思いずっと続けて

いるもので、家族親族には大変好評を頂いているものです。

が、これも意味不明な事をごちゃごちゃ言うので取りやめました。

写真アルバム、故人を偲ぶ、どちらも追加料金は一切発生しないもので

喪主は嬉しそうな顔をした直後、「前の葬儀でアルバム作ったけど捨て

た」と言うし「お前が欲しいなら良いけど嫌なら捨てれば良い」と言葉

にしたので「全て止めましょう」と即答で無くなりました。

あとで喪主から聞かされたのは、以前の葬儀でアルバム写真を作った時

費用が掛かったようで、今回の2つも別途費用が掛かると思ったのかも

しれませんが、我々の好意で行っている部分なだけに遺憾です。

もちろん、写真アルバムは不要と考える人、故人を偲ぶの用紙も不要と

考える人がいても不思議ではありませんが対応の仕方はあるはずです。

今回の葬儀は親族でうちを何度も利用されている方からの紹介で「面倒

みてやって貰えるかね」との事で受けた葬儀でしたが、僕が事前相談を

したらお断りしていたような気がします。

その理由は以下の通りです

葬儀とは、火葬だけの葬儀でも、数百名の葬儀でも、家族が家族を自分

達の手で送ったと思える後悔の無い葬儀を目指しているのが、あんしん

サポートであり、良かったと心から思ってくれる家族を見て我々も満足

しているからこそ、利益の少ない低料金葬儀でも続けているのです。

その為には家族と我々がひとつになって葬儀期間を過ごすのも、非常に

大きな大切な要素となるのです。 葬儀期間の終盤には我々が親戚だと

錯覚するくらいに家族と我々の距離が近くなる・・・

それが無後悔葬儀を行うには凄く大切と考えるから『家族目線の葬儀』

が基本理念なのです。

以前の葬儀社が思っていたより料金が高く、何の相談もなく追加をする

葬儀社だったとしても、葬儀屋はみんな同じだと思うのは間違いです。

また高い料金を払うのだから何を言っても良いと思っているなら、その

感覚もあんしんサポートでは通用しません。

家族も我々も気分よく、温かい心で葬儀が出来ない家族なら、初めから

受けない事がお互いに嫌な思いをせずに済む方法です。

葬儀の仕事、、、確かに商売ではありますが、商売を超え、人として、

家族を温かく送るお手伝いをしている自負あって続けているのです。

またお金の無い人達でも、温かく後悔せず家族を送るには、我々は何を

どうしていくべきか考え続けています。

人の性格は様々ですから、その方を責めるつもりは毛頭ありませんが、

葬儀社選択は、自分と同じ価値観の葬儀社に依頼するのが一番です。

あんしんサポートは温かみのある家族的な空気の湯かん納棺を始めとし

た葬儀が良いと思う家族に適しています。 なおかつ低利用金でと思う

方々には超最適だと言えましょう。 

でも、あんしん館葬儀でも、公営斎場葬儀でも豪華だと言われますから

内容は決して質素ではありません。 安いから質素だ、粗末だと概念を

持つ方もいますが、ハッキリ否定しておきます。 ただ・・・

ビシッとした儀礼的な人達が、ズラーッと揃っているような葬儀だとか

棺が彫り物で数十万はするような、僕から見ると無駄に豪華なお葬式が

良いと思う方には、向いてないのがあんしんサポートでもあります。

何でも人任せにして喪主はお金を払えば、的な葬儀も向いていません。

過去に何度か書きましたが、財布を持つとしたらブランド物10万円の

財布か、3千円の財布どちらが良いかは個人の価値観の問題です。

葬儀社選択も同じで各葬儀社毎に良くも悪くも特徴があり、それは担当

してくれる人についても言えることです。 

葬儀の規模、費用、内容など全てにおいて得手不得手があって当然。

社葬のような大きな葬儀が得意な葬儀社もあれば、小さな家族が得意な

葬儀社もあるでしょう。 家族葬の中でも手作りなアットホーム感覚が

得意な葬儀社もあれば、ビシッとした儀式的葬儀が得意な葬儀社だって

あるでしょう。 火葬式(直葬)についても同じ事は言えるはずです。

葬儀社なんてどこでも同じだと思うのが、つまづきの第一歩・・・

一生に一度の葬儀です・・規模や形式はどうでも、残る家族が良かった

と思える葬儀は、葬儀社の人間も良かったと思えるものです。

大事な家族の葬儀だからこそ、家族の感性や価値観に近い葬儀社に依頼

するのが家族とって良い葬儀の・・・ 最初の一歩なのでしょう。

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