昨日のブログ「心のこもった葬儀をしてくれると思って来た」を書き

終わって読み直していると、フッと頭をよぎったのは、葬儀に決まり

があるとか、こうしなければならないとか、マナーだとかってやたら

言うから形式だけが先行して、心が後回しになってるんじゃない!?

って思えてならない。 結論から言えば葬儀に決まりなんてない。

あるのは「死亡時刻から24時間火葬できない」「火葬場のある行政

発行の許可証が無いと火葬できない」くらいのもんだろう。

なのに、これが決まりで、こうしなければ成らない的な書き方をして

あるから知識の無い人は、そうだと思い込んでしまい結果として良い

葬儀だったと言えない現実になる事も多い。

マナーにいたっては、ごちゃごちゃうるせーよってのが僕の本音だ。

食事をする時、箸の持ち方がどうの、ナイフとフォークはどうのって

喧しいことを言われたら、旨いものもまずくなる。

周囲の人に迷惑を掛けなきゃ楽しく食べたほうが良いと思う。

ちなみにナイフとフォークは、子供のころから父親に連れられ当時の

高級レストランで練習を重ねたせいか、一緒に食事をした方から時々

「上手ですね」と言われるが『旨く食えりゃなんでも良い』が本音で

鳥肉など食べにくい料理の時、相手によっては「これ食い難いよね。

手の方が食べやすそうだ・・・」と手で食べることもある。

マナーうんぬんを言う人から見れば「お下品な・・」と言われるかも

しれないが、手で食べる料理なら世界にいくらでもあるし、一番大事

なのは美味い料理を、旨いと思って食べることであり、一緒に食事を

している人達も同じように料理を楽しめる場であること。

そのテーブルは楽しそうに、話しながら、笑いながら、旨そうに食べ

たり飲んだりして、食べ残しなくきれいに食べてあるなら、大騒ぎは

駄目だが、周囲の迷惑にならない程度なら、テーブルマナーなど無く

鳥は手で食べたとしても、料理人への最高の称賛だと思うのです。

葬儀も同じで、一番大事なのは家族が心から納得できる葬儀です。

だからいつも言うんです。 宗教者や葬儀社、親戚や隣保の為の葬儀

だけはするなって・・・少なくとも僕はそう思って仕事をしている。

なのに小さな親切、大きなお世話で「葬儀の決まり」だ「マナーだ」

ってやたら書いてる殆どは、ただの評論家の言葉でしかない。

今回のホームページは5回目の完全リニューアルでしたが、今までの

中で作った本人は一番気に入っています。

気に入っている最大のポイントは各ページ毎に「本音が書いてある」

という点です。 過去のホームページでは、本音はあってもそこそこ

オブラートに包んで書く事も多かったのです。 

顔も出さず、本名も出さなければ何でも書けるのがネットの世界だと

思いますが、社名、氏名、顔写真まで全てさらしての本音は、簡単な

ようで簡単ではありません。 最近はホームページやブログに異論を

書いてくる人はいなくなりましたが、7年前には色々書かれました。

でも相手にしませんでした。 理由は自分の名前をさらけださない、

そんな人と議論する気はないからです。

葬儀の業界に関わって7年間で、葬儀に対する人の意識は大きく変化

しているし、家族の意見が優先される傾向が強くなっているのは良い

ことだと思っています。 

近い将来、家族の意向だけで葬儀がなされ、葬儀社や宗教者は家族の

意向の中で、あくまでも裏方として、家族の意向を現実にする名わき役

として動く時代が来てほしいものです。

ひとつ勘違いしないように書いておきますが、一級葬祭ディレクター何て

のはどっちでも良いことで、家族の意思を素早く見抜き、家族の意に沿う

葬儀施行を主導できる人が、名脇役になれる人ってことです。

↓↓↓↓
  
にほんブログ村


ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、

これから葬儀を
経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの


思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします