最近は少人数の葬儀が増えてるし、無理をしない葬儀ができるように
なってきたしで、少しづつ葬儀の本来あるべき姿に近づいてきたって
なってきたしで、少しづつ葬儀の本来あるべき姿に近づいてきたって
実感できる葬儀が増えてきた。
もしかすると、うちが施行する葬儀だから!?って気も若干するけど
葬儀費用が下がり傾向なのは葬儀が小さくなっているからだろう。
昔なら、少人数の葬儀は貧乏とか、人付き合いの無い変わった人って
思われたようですが、群馬県前橋市のような地方都市でも、無理せず
見栄を張らず、自分達のできる範囲の葬儀が増えているのは良い。
なのに時々、昔の感覚を持つ親戚に遭遇する。
一言で言えば「小さな親切、大きな迷惑」って感じの人・・・
本人に悪気はないし、悪い人でもない、葬儀の方法にくちを出すわけ
でもないし、良い人なのは間違いない・・・
好意で人集めをしてくれる・・・が実に困る。
よその葬儀社はお坊さんの読経が、メインイベントかもしれないけど
僕は湯かん納棺が家族のメインイベンドだと思っています。
葬儀とは「家族が家族との別れを受け入れる為の時間」というのが、
僕の持論であるのと、葬儀経験者は良く思い出してみて欲しい・・・
喪主はお金を出すだけで、せいぜい挨拶したくらい!?
父や母の葬儀で気が付いたら葬儀は終わって焼骨になっていた・・・
ってくちにする人は結構多い、、そんな葬儀ってなんか変でしょ?
でもって、葬儀の中で家族は何ができるのか!? どうしたら家族が
自分達で送ったと思える葬儀になるのか!?
まだ自分で葬儀が出来ない頃から、お手伝いをしてくれた各葬儀社の
葬儀を見ながら考え続けた結果、湯かん納棺だと気付いたのです。
また葬儀とは亡くなってからでなく、治療が出来なくなった瞬間から
始まるものだということも分かってきました。
家族毎に持っている空気の中で、家族が自分達の手で、旅支度を整え
本当の供養とは何かを考え、泣いたり、笑ったり、故人の身体に触れ
たり、語りかけて過ごす1時間が湯かん納棺の儀です。
ところが親切心で集めてくれた人の中には、故人の死に対し家族とは
温度差のある人達も同じ空間に集うことになる。
その結果、湯かんの最中におしゃべりを始めるおばさん、おじさんが
いたら、もうどうにもなりません。 この感覚の人が小さな子供でも
連れて来たら最悪です。 折角来てくれた人に対して、家族から何か
言えませんから、僕なら外に出るように言います。
子供だから仕方ないのではなく、湯かん納棺に支障があるなら、親は
子供に対し責任を持って対処し、外に連れていくべきだからです。
喧しいおじさん、おばさんなら黙らせます。
自分達の手で、温かい空気の中で、ずっと一緒に過ごしてきた家族を
送りたいと思う人達・・・家族には大切な時間だからです。
きっと僕に黙らせられた人は気分を慨すだろうし、喧しい子供の親も
良い気分ではないでしょうが、僕は家族の為に湯かんをしているので
あって外野はどうでも良いのです。
自分が家族の立場ならと考えれば、僕のいう事も理解できるでしょう。
だから最初から大勢の人は不要・・・故人との別れを本気でしようと
思う人だけが集まれば良いんです。
湯かん納棺とは、まさにそんな時間・・・だと思っています。
葬儀が済んだ家族が一番強く印象に残るのは、湯かん納棺だと言われ
る家族が圧倒的に多いのも、うちの特徴かもしれません。
だから、白装束の足袋を足の上に置くだけ、手甲も手の上に置くだけ
なんてのは考えられません。 それなら箱のまま入れるか、白装束を
用意しないほうが良いとさえ思えるのです。
それともパック内容の写真や文字に書いてないと、家族から何か言わ
れるから入れてるだけ!? ってこともありそうです。
ってことはですよ・・・ パックに何が含まれているかだけでなく、
パックに含まれた葬儀品ひとつひとつを、どう使っているかの確認も
しっかりしておく必要があるのかもしれません。
家族を家族の手でしっかり送る時間にしたい思うなら、本日のブログ
タイトル「湯かん納棺の儀だけは、本当に近い人だけで良い」これを
忘れてはいけません。 僕の言う「本当に近い人」とは血縁や親等を
指しているのではなく、他人であっても日頃から家族のように親交の
あった人もいれば、親戚だって普段は全く会わない人もいる。
その意味で本当に近い人・・・ってことです。
指しているのではなく、他人であっても日頃から家族のように親交の
あった人もいれば、親戚だって普段は全く会わない人もいる。
その意味で本当に近い人・・・ってことです。
今ブログを読んで感じている以上に、家族の立場での葬儀なら大きな
違いが出てしまうこと・・・だからです。
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