不思議な現象として、なぜか葬儀は重なる傾向にありますが、入会の
申込みや事前相談でも同じことが起こります。
申込みや事前相談でも同じことが起こります。
18日は賑やかな日のようで、午前0時過ぎ非会員さんから突然搬送
依頼が入り、自宅に戻ったのは午前4時過ぎでしたが、午前10時前
には事務所に入り門標印刷などしていると、一人の男性が来館し事前
相談、さらに電話で午後1時30分から事前相談、午後2時に葬儀後
墓の墓誌彫りと納骨の確認に葬家と石屋さんと行き、午後3時からは
夜中に搬送された方の納棺となりました。
夜中あんしん館にご安置し家族との打ち合わせでは、いつものように
無理をせず、できる事をすれば良いと話しをする。
会員さんではないので、火葬式で10万円(会員8万円)となった今、
5万円火葬パックの頃より高くなったなぁ・・・と思うのが本音。
されど料金設定を変える訳にいかず、午後3時からの納棺は安置室で
なく式場を使って行い、一膳飯と枕団子、2日前の法事で使用をした
果物盛りがあるので、それも無料でサービスし、大きく咲いた白菊の
大輪も少しあったので棺に入れました。
2人で12万円の国民年金だけの老夫婦だけの生活、数年間入院をし
ていたのだそうです。
病院からあんしん館までの間80代のお婆ちゃんが故人の隣に座って
泣いている姿、、80代の夫婦ではあまり目にしない光景に、少しの
違和感と、お婆ちゃんには申し訳ないけど、どこか微笑ましい姿でも
ありました。 ご安置してから打合せの中で分かったのは、80代の
夫婦だと思っていた2人は内縁の関係とのことです。
深い事情があるのかもしれませんが、お2人とも配偶者を亡くされた
方々のよう・・・ですが正確にはわかりません。
内縁とはいえ20年も一緒に過ごせば、新鮮さなどないでしょうに、
80代になっても人生の終盤をともに過ごした相手の死に涙できる。
僕らでできる事はしてあげたいと思わせてくれたお婆ちゃんでした。
見栄や建前、世間体が不要とは思いませんし、何でも合理的が良いと
も思っていませんが無理をせず、見栄を張らず、建前や世間体もない
素の自分で涙する・・・それは先ほどの納棺でも同じでした。
夫婦はいくらでもいますが、配偶者の死に亡くなった瞬間だけでなく
翌日も泣ける中年以降の夫婦がどれだけいるでしょう。
関係はどうであれ最愛の人の死を悲しみ・・・泣いてくれる人がいる
のって素晴らしいことであり、幸せなことだと思えます。
沢山の人でなくて良い・・・たった一人でも良い・・・自分の終幕後
本気で涙してくれる人・・・あなたはいますか?
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