前々回のブログで書いた墓閉じ後の遺骨2体と、先月火葬した遺骨の

計3体を散骨してきました。 

日曜の午前中、粉骨が完了したとの報告を受け、午後の来館者予定も

無く、天気も良いし、ドライブ日和と午後1時出発です。

最近は僕自身は行かず、息子や千明が代行散骨をするのが殆どだった

ので、僕自身が散骨場に足を運ぶのは暫くぶりです。

前橋~渋川~と国道17号線を走り、途中昭和村を通過すると無人の

朝どり野菜売り場でレタスを1個100円で買い、沼田市からさらに

走って散骨場に到着、気温24℃と前橋と大差ない暑さです。

散骨場の近くは田植えも始まっているようで、様々な形をした小さな

水田には、水が貼られていたり、耕されていたり農繁期直前の様相に

のどかな、、のんびりした、山間部独特の風情があります。

おにぎりを持って空気の綺麗な中で食べたいくらいでした。

ただし晴れた日限定の話で、雨が降ったら大変、僕が行けない場所に

激変するのです。 その理由は『蛙(カエル)』です。

忘れもしません。 今から5年前の6月、雨の日の夜でした。

4月に千明の父親が亡くなり忌明けを済ませ、実家で夕食を御馳走に

なった帰りのこと・・・ 外は雨ですでに暗くなった中、前橋に帰ろ

うと自宅から運転し、両側が田んぼの狭い舗装道路を走っていると、

ヘッドライトに何かが跳ねているように見えたが、初めは雨だと思い

そのまま走っていると、やはり何か飛び跳ねているように見えたので

千明に聞いてみる「ねぇ ヘッドライトの中に何か飛び跳ねて見える

けど何かね!? 雨がそう見えるのかな??」すると僕の耳に入って

きたのは「あっカエルですよ」の一言・・・

「えっ!? カエルって両生類の?」「はぃ そうですよ」と淡々と

笑顔で答える・・・ 内心『うそ、、』と改めて目を凝らして見ると

道路いっぱいにカエルがいて、時々跳ねている。

「えっ これ全部カエルなの? どうやって走れば避けられるの?」

「避けるのは無理です」

「じゃあどうするの?」

「そのまま走るしかないですよ。子供の頃は雨が降った翌日の道路は

生臭くて潰れたカエルを避けて歩いて学校に行ってたくらいです」

本人は当たり前のように言うが、道路いっぱいに広がったカエルなど

生まれてこの方、見たことなど無いし、カエルを踏み潰しながら運転

なんてした事もない・・・どうしよう、暫し考えてみるが、どんなに

考えても名案などなく、走って抜けるしかないと一気に走らせた。

その後、この季節の雨の日は行かないようにしてから5年が経った。

僕が見たのは多分、親指と人差し指で円を作ったくらいの大きさだと

思いますが、夜なのでカエルの色までは分りませんでした。

地元の人に聞くと、晴れた日の昼間は田んぼの土の中にいるという。

もしかしたら晴れでも夜とかは道にいっぱいにいるのでしょうか?

そんな事を思い出しながら、田んぼの景色を走り前橋に戻ったのです。

    

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