墓守不在で墓の整理をする為、幼馴染でもある石屋さんが骨壺を2つ

持ってきました。 最近増えているパターンでもあり、毎度のように

寺の住職が勘違いしてる為、すんなり進まないケースでもあります。

あんしんサポートは低料金で、料金より数倍高品質の葬儀施行支援が

本来の目的でしたが、いつの間にか葬儀関連全般の支援を行うように

なっています。 今日も別件で墓を建てたい人の墓所に行き、前出の

石屋さんに家族側として費用交渉をしてきました。

山の中にある墓所ではありますが、近くまで2t車なら入ると判断し

敷地は2.5m×5mほどの中に2m×2.4mのコンクリート土台を

作り1.8m×2mほどの墓を作り、他の敷地には石を細かく砕いた

ビリと呼ばれる石を敷き詰める事にしました。 墓石は洋式で白石で

なくグレーか、緑系の石を使って貰う予定で70万円+消費税で合意

したので数日後には簡単な図面が送られてくるでしょう。

この墓もそうですが、墓に関しては一切のバックマージンは貰ってな

いのでボランティアでしかありません。

初めはバックマージンを貰うつもりでしたが、家族と石屋が打合せを

した時、一緒にいたのが運のつき・・・家族目線で交渉をしていたら

いつの間にかマージンが無くなっていました。 それ以来なぜか今日

までずっとマージンはありません、、、が、普通の石屋さんより数段

安くて良い墓は作ってあげられます。 葬儀をされた家族だし、葬儀

期間に仲良くなってるし、乗りかかった船ってところです。

元々墓石は業務外ですから、マージンが無くても問題ありません。

それに石屋さんにも強く言えるので、それで良いと思っています。

さてさて、本日届いた2体の焼骨の話しに戻ります。

今年3月の葬儀後、墓閉じの話が出てこんな風に言っておきました。

① 墓は更地にして出るのが決まりだから、どこまで整理すれば良いか

  寺の住職に確認しておいてください

② 墓から出した焼骨を散骨するのは、改葬ではないので寺から離団、

  閉眼供養、墓の整理方法だけ確認、許可を貰えば良いです

③ 石屋に見せて解体、撤去、廃棄料金を確認しましょうと言う事で

  3月の時点で撤去廃棄費用は見積もって貰っています。

④ もし離団料うんぬんと寺が言い、高いと思ったら「なら何もせず

  もう来ません」と伝えて帰ってくれば良いですよ。 本来離団料

  など存在しないものであり、無縁墓になって困るのは寺です。

  との話しもしておきました。

相談者は青森県に住んでおられるので、来るのはゴールデンウィーク

だろうと言って帰っていかれ、言った通りGWが終わった7日の日に

電話連絡があり事務所に来たのです。

案の定、住職から『改葬許可証』を市役所から貰ってきてくれ、閉眼

なら友引の9日が良いと言われ、市役所に行き改葬許可証を貰ってき

たと言う、、「だから言ったでしょ!? 人の話聞いてねぇなぁ」と

改めて改葬ではない説明をする。 翌日の朝、市役所に行って僕から

聞いた話をそのまま伝えれば、市役所の人は理解できるし、その後で

寺に行き、市役所回答と青森に帰る旨を伝えれば、10分程度で済む

閉眼供養はしてくれると帰しました。

翌日の午後、連絡があり事務所に来た夫婦は「言われた通りでした」

と全てスムースに完了した旨を伝え、青森県まで高速道路12時間の

帰路ではありますが、心配事が無くなったと笑顔で帰っていきました。

改葬とは『墓から墓に焼骨の引越しをすること』なので、山林、海洋

問わず散骨と、手元で供養する時も改葬にはなりません。

市町村条例で、上記も改葬であると決められている場合も無いとは、

言いきれませんが、普通は改葬にはあたりません。

但し、散骨が増えれば法的な縛りができる可能性は大です。

今回のまとめ・・・

(1)散骨と手元供養は改葬ではありません

 ・行政の許可は不要だということです。

 ・元々改葬許可の目的は焼骨が違法の物ではない事の証明です

 ・寺の住職は何でも改葬だと思っている人が多く、市役所等でも

  知識の無い人はいくらでもいるのが現実です

(2)墓守不在になる方は、墓を整地して離団しましょう。

 ・墓所は更地に戻すのが基本で何をするかは寺に確認しましょう

 ・離団にお金は掛かりません。

 ・閉眼供養の群馬県相場は1万円程度(読経は5分~10分です)

 ・墓の撤去、整地は寺の紹介石屋より、自分で探したほうが安価

  (バックマージンが不要なので安くなって当然です)

全ての葬儀社とは言いませんが、葬儀後には国保への葬祭費支給手続

きから始まり、年金停止、相続の手続き、墓の問題、住居の整理など

色々な手続きの知識は、そこそこ持っている人もいるはず。

葬儀は仕事で収入源ですが、これらは無料で教えてくれるでしょう。

あなたの葬儀を担当したスタッフが人間的に信頼に足る人だったなら

この辺のことを聞いてみる価値は充分にあるはずです。

↓↓↓↓
  
にほんブログ村


ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、

これから葬儀を
経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの


思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします