数日間葬儀が無いと、暫くは葬儀の依頼は来ないかも、、なんて思う
のが葬儀という仕事であり、次の依頼がいつ来るか全く分らなくても
のが葬儀という仕事であり、次の依頼がいつ来るか全く分らなくても
24時間いつ入っても良いように、神経を使っているのも葬儀の仕事
だからでしょうか、依頼が入った時に収入を確保しておきたいと思う
葬儀社感覚は実に良く理解できます。
でも、一件葬儀すれば2か月食える感覚は、さすがに理解不能です。
前回の葬儀から数日間依頼もなく、見たいDVDが安く借りられると
お得メールが入ったので、10枚を一週間レンタルしました。
一日2枚4時間見て5日間の計算、ただ3人が10枚見終えるのには
一週間係ると24日にレンタルして、見始めたのは午後10時過ぎ、
順調に見続けて3枚目も、あと少しで終わりそうな午前3時30分に
携帯電話が鳴った、嘘、、搬送!? と携帯を見ると従兄妹からだ。
ん? 何事があったんだ、、と電話に出ると僕からは遠いが従兄妹に
とっては叔父さんの妻である義理の叔母さんが突然逝去した言う。
できるだけ費用を抑えた葬儀にしたいと言われ連絡をくれたようだ。
支援地域外だから遠隔地域火葬なら可能だと話し1時間30分後には
行けると思うと電話を切り、息子を起こし、千明に電話を入れた。
昼間なら前橋から1時間以上掛かる地域の病院に行き、自宅に帰って
ベットに安置すると打ち合わせに入る。
事前に費用を抑えたいと聞かされていたので、初めにくちを開いた。
「家族が亡くなると精一杯の事をしたいと思うもの、気持ちは分かる
けど葬儀での無理だけはしてはいけない」と言うと、隣にいた男性が
話し始めた「母娘2人だけで年金生活だったので、あまり費用は掛け
られないんだけど、、」その言葉を聞くと間髪を入れずに言う。
「分りました。 なら火葬だけのお葬式にしましょう。 遠隔地域の
パック13万円+自宅安置1万円+消費税=151.200円掛かる
けどそれで良いですか? 他は一切追加は要りません。 勿論地元の
市役所への死亡届けも含め一切こちらで動きます」「ならそれで」と
即決定したが、すぐに火葬式の話しをしたのには理由があります。
人の感覚として、最初に大きな葬儀、豪華な葬儀の話しを聞いてから
火葬式の話しを聞いた後で火葬式に決めたら、残された娘さんは何と
なく惨めな気持ちになってしまうかもしれないし、その場にいる人も
暗くなったり、寂しい感覚になるからです。 さらに話しを続けます
「大都市では火葬式が6割とも言われる時代、でもあるし葬儀の形は
何でも良いんです。 大切なのは集まる人達が温かく送ってあげよう
とする事だし、もっと言えば供養にお金は掛かりません。 供養した
いと思うなら、故人の事を忘れないこと、時々で良いから思い出して
あげるのが供養です。 また最高の供養は家族にしかできない事で、
葬儀後、残った娘さんが、毎日を元気な笑顔で過ごしている姿を見せ
続けること、母親にとってこれ以上の供養はありません」と話すと、
同席した全員が首を大きく縦に振って決まりです。
午前8時を過ぎたところで、火葬場のある市役所に向かいます。
到着し少し待って死亡届と火葬許可証の手続きをしていると、千明の
携帯が鳴り、病院から対象者が危ないと連絡があったので、これから
病院に向かうがその時はお願いします。と会員さんからの連絡でした。
手続きを済ませると前橋に戻り、ガストでモーニングを食べて解散。
とにかく少しでも寝ようと自宅に戻り、布団に入ってから1時間後に
携帯電話が鳴った。 千明から「搬送です。 実は30分前に電話が
入ったのですが、1時間30後のお迎えを伝えてあります」との事。
飛び起きてシャワーを浴びて出発ですが、呼ばれる可能性大と自宅に
は寝台車に搬送シートを積んで帰っていたので予測通りです。
今回も支援地域外の病院までお迎え、ただし故人と家族は前橋市民で
あんしん館での個室安置です。 2人がお迎えに行っているあいだに
1人がドライアイスを取りに行き、安置の準備をしておきます。
本日は24日夜中というか、25日夜中に搬送した方の火葬でした。
午前6時30分起床、シャワーを浴びて自宅からあんしん館に向かい
7時30分出発、午前8時20分自宅到着、納棺し洋服、生花、好き
な食べ物等々を入れ、お別れを済ませると午前9時15分自宅を出棺
9時30分、朝一10時の火葬に入りました。
火葬後、自宅に焼骨をご安置し午後1時過ぎ前橋に戻ってきました。
26時間の徹夜、その後1時間だけ寝て、12時間仕事をして昨日は
さすがに6時間30分寝ましたが、疲れは取れません。
若い時の徹夜はどうって事もありませんでしたが、今は徹夜をすると
数日間引きずります。 春の気候もあいまってダルダル君です。
明日は午前11時からの納棺師はできればスッキリした頭で臨みたい
とは思うのですが、どうなることやら・・・
葬儀の仕事って、色んな意味でリタイアした人には良いかも・・・
って本音で思いますが、夜中や明け方に起こされたり、徹夜をしたり、
1年365日、24時間、いつ入るか分らない仕事なだけに、そして
お酒が飲めない仕事でもあるので、良くもあり、悪しくもありでしょうか。
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