昨日、一昨日の葬儀費用を支払いに来てくれたのですが、千明が指を
怪我しているのと、ピン札で数え難そうだったので久しぶりでお札を
怪我しているのと、ピン札で数え難そうだったので久しぶりでお札を
数えました。 安置~家族葬儀~飲食~返礼品~宗教者布施~行政の
立替え金まで含め、支払総額471.000円を数え終えフッと頭を
よぎったのは『そっかぁ うちは支払いに来てくれるんだ』という事
『未回収の葬儀って一軒もないな』ということでした。
あんしんサポートを始める前、葬儀を自分でするのが嫌で葬儀社紹介
事業にしようと、千明と2人で何十件もの葬儀屋さんで話しを聞いて
周りましたが、どこの葬儀屋さんも数件の未回収事故はあると言って
いたのを思いだしました。
当時は自分達で頼んだ葬儀費用の支払いをしないなんてあり得ないと
単純に思いましたが、今思えば必ずしもそうでは無かったのでしょう。
葬儀の依頼をしたのは確かに家族ですが、葬儀経験の無い家族に対し
こうすべきだ、、これが普通だと、葬儀屋の言いなり葬儀をした結果
家族の財布事情を超えたか、家族が納得出来なかった故の未回収って
ことも充分あり得るだろうと思えます。
目の前で笑顔でお礼を言いながら話しをしている葬家の喪主は、栄養
ドリンクのお土産を持って、葬儀費用を払いに足を運んでくれている。
忌明け法要、納骨、新盆までお願いしますと言い「良い葬儀でありが
とうございました」と頭を下げてくれる。
6年間葬儀を続けてきましたが、未回収事故ゼロを更新中の最大理由
って家族の財布事情に合わせるというか、パックだけで葬儀のできる
内容だから追加は家族の自由だから? という部分も多大にあるのだ
ろうと思えます。 そんな事を考えながら話しを聞いたひと時でした。
その30分ほど前まで事前相談と入会され帰った家族がいたのですが、
うちで葬儀をされた3軒の家族を知ってて、その方々から聞かされて
来られたとの事、ご主人であるお爺ちゃんの病状が思わしくないとの
事で来社されたそうです。 いつものように言います「葬儀は大事だ
けど残るお婆ちゃんの生活のほうが大事だよ。無理しちゃ駄目だよ」
それを聞いたお婆ちゃんはニッコリ笑って「そうだよねぇ」と納得を
したのでしょう。 その先は本音で話しをされ安心したと帰っていき
ましたが、事前に葬儀をした家族から本音の声を聞いてこられたのと
聞いてた事と実際に会って話しても同じ印象だったようです。
夕方になると4人の方が突然来社され、入院中の父親の葬儀を考える
必要があると言われました。 聞くと前橋の斎場に行き話しを聞いた
帰りだと言われたので、葬儀経験の無い人達だと分ります。
あんしんサポートのシステムと料金、パンフレットを渡して一通りの
話しはしますが、葬儀を依頼するのは何処でも良いから自分達が納得
できる葬儀屋さんにすれば良いと伝えます。 葬儀経験の無い人には
詳細な部分の説明を我々から積極的にはあまりしません。 それは、
何をどう言われても、どんなに家族の為だと思っても理解はできない
からです。 家族から「どうすれば安くできるか?」「葬儀に対して
どう考えれば良いのか?」「何をしておけば良いのか?」等々聞いて
みようとする意思があれば。いくらでも話しますが、葬儀は高いとか
葬儀屋はどこでも同じだと思い込んでいる家族には、何を言ってみて
もこの時点では伝わりません。 その結果、愛想だけは良くて葬儀の
内容はいまいちで、料金だけは高い葬儀社を選択する事になったとし
ても、それは家族が自分達で招いた結果なのですから仕方ありません。
他の葬儀屋さんは分りませんが、あんしんサポートはうちが良いとは
言いませんし、うちで葬儀をしてくれとも言いません。 特に葬儀の
経験がなく、疑う感覚から入ってくる家族には冷たく感じるでしょう。
でもそれで良いと思っています。
我々を頼りにしてくれる家族には、家族にとって最善と思える方法や
流れや内容、費用に至るまでとことん応えますが、そうでない家族の
葬儀をしたいとは思ってないからです。 仕事というか、、収入だと
思えば良いのでしょうが、少数精鋭で夜中でも徹夜で家族に少しでも
安くて良い葬儀の提供をしようと、我々を動かしているのは家族から
頂く感謝の言動であったり、頼んで良かったと感謝して貰えることが
我々が動ける全ての言動の源でもあるからで、多くの収入でなくとも
それが生き甲斐、やり甲斐になっているからでもあります。
前にも書きましたが、最終的に人の為にやっている感覚はありません。
自分達が頑張って動く事で、助かる人、喜んでくれる人がいて、その
人達が喜ぶ姿をみて、喜べる自分ががいるから続けているのであって
横を向いてたり、後ろを向いてる人に、こちらを向かせる気など初め
から全くありません。 NPOは行政でもなければ、なにひとつ支援
など受けてないし、一般企業の葬儀社となんら変わりません。
精神的な無理をしてまで、お金の為の依頼は受けない事も葬儀費用の
回収事故がゼロで続いている要素のひとつかもしれません。
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