今日は通夜と納骨について書きますが、その前に前回書いたカラクリ
を見抜く4ポイントで無駄な費用を避け、良心的な価格の葬儀社だと
を見抜く4ポイントで無駄な費用を避け、良心的な価格の葬儀社だと
思い込んではいけません。 各項目の品揃えは問題なくもどう使うか
によっては全く違うものになるからです。 違いが誰にでも分るのは
旅支度の『白装束』をどう使うかでしょう。
足袋、脚絆、手甲、頭陀袋、天冠、数珠、一重着物が一般的な一式で
旅支度を整えるのも湯かん納棺の儀の最中です。
なんだこれ?と思うほど安っぽい物から、数万円もする物まであるの
ですが、家族の皆さんが見て違和感の無い物なら問題ありません。
あんしんサポートは葬式より、家族が自分達の手で旅支度をしっかり
整え、家族の温もりの中で送る湯かん納棺の儀を大事にしています。
足袋、脚絆、手甲はしっかり解けないように結び、数珠は手に掛けて
頭陀袋を首から下げ中には六文銭(三途の川の渡賃)を入れ、着物は
納棺してから家族全員の手で掛けてあげます。 集まった家族と親族
一人一人の手で旅支度を整え、納棺し、最後に棺のフタを閉じるのが
湯かん納棺の儀、、、そんなの普通でしょ!? って思う人も多いと
思いますし、僕も思っていましたが、どうも現実は違うようです。
足袋や脚絆、手甲は手や足の上に置くだけ・・・は結構多いのです。
清浄綿で手足を拭き、旅支度を整える中で一般の人達が意味も知らず
している『守り刀』『一膳飯、枕団子』『宮川』『忌明とは』などの
説明もしながらの湯かん納棺は約1時間を要します。
これに対し、手足の上に置くだけ湯かん納棺なら15分もあれば充分
でしょうし、業者湯かんでも風呂は入れるけど、白装束は置くだけで
終わり、請求は10万円だったと家族から聞かされました。
葬儀で使用する道具類の品質基準は『誰が見ても違和感ない物』なの
ですが、物によっては使い方や儀式内容の違いとか納棺師、担当者等
スタッフの人間性によっても大きな違いが出てきます。
この点は次回の話しとし、今回は『通夜』『納骨』の話です。
ネットで通夜を検索すればいくらでも出てくるでしょうが、慣習とか
常識は時代によって変化するのが普通です。 たとえば夜通し線香は
絶やさない・・・なんてのは知っている人のほうが多い慣習のひとつ
ではありますが、3.11の東北大震災以降、今でも地震は時々あるの
で夜は線香、蝋燭は消して寝てください。と変化しています。
もし葬儀の期間に火事でも出したら大変だからですが、誰が聞いても
異論は唱えません。 さらにあんしんサポートは、どんな宗教の方も
全くの無宗教者でも家族に合わせた葬儀を設定します。
日本に多い仏式では線香を供えますが、教会式では献花だし、神式は
さかきだし、宗教によっては何も供えたりしない事もあります。
宗教観が入ると人によって異なるし難しくなるので、宗教が始まる前
にも人は亡くなっていたのですから、宗教を超えたところまで戻ると
家族が家族との別れを受け入れるのが葬儀であり、葬式や火葬を行う
前日が通夜であり、家族と故人が一緒に過ごす最後の夜なのです。
通夜式をしたり、通夜祭をしたり、宗教者が読経や祈り、祝詞を唱え
ても全く問題ありませんが、僕的には家族と故人とゆかりのあった人
だけで故人の好きな物を食べ、故人の好きな音楽を流し、故人の写真
やアルバムを広げ、故人との様々なエピソードを良い事も、悪い事も
語り合って、泣き笑いしながら、故人を偲ぶ時間を過ごすのが通夜。
であると思っているし、それが家族の後悔しない過ごし方だと自信を
持って話しをしています。 それ以上の通夜ってあるのでしょうか?
そうです!通夜に大きな費用は掛からない・・・だけど集まった人達
全員に同じ気持ち、同じ心が無いと成立しないのが通夜の供養です。
だから普段接触の無い親戚より、故人や家族と親しい人達で行うのが
通夜でも葬儀でも、本来あるべき姿であると考えています。
葬儀の中で、もうひとつ費用が掛かるのが埋葬に係わる費用です。
49日忌明法要で菩提寺を呼んで読経を唱えて貰うと、30分程度の
時間で5万円ほど掛かるのが一般的で、墓の横ある墓誌とか過去碑に
彫ってもらい、納骨にはカロートのフタの開閉と両方で石屋さんには
5万円ほど請求され、この時点で10万円、さらに法宴料理や返礼品
なども掛かりますので、各法事は赤字必至です。
ちなみに、あんしんサポートが依頼されると、墓誌彫とカロート開閉
両方で税込27.300円でしたが、4月から石屋さん料金が上がり
税込29.430円だそうです。 それでも相場の54.5%です。
費用を抑えるなら、家族だけの埋葬、カロート開閉は自分達で行えば
墓誌彫り費用だけでも済みます。
当然ですが、墓の無い人は慌てて墓を建てる必要はありません。
焼骨は自宅で手元供養し墓を建てるにしても、墓は建てないにしても
先々まで視野に入れた判断慌てずにすべきです。
いずれにしても葬儀になったら、納骨までの費用は考えておく必要が
あるのは間違いありません。
そして最後に『葬儀社の姿勢』と『各担当者の人間性』ですが、実は
これが一番大きなポイントでもあり、本質を見抜くのが一番難しい事
でもあるのが現実です。 次回はこの部分を書いてみます。
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