昨日は母親の葬儀をされた夫婦が所属する会の主催で講演会をさせて

貰いました。 会の詳しい事も分らず、何人かも分らず、男女比率も

分らなかったのと、日々の仕事の合間に行うホームページ作りが中々

思うようにならず、頭の中も混乱している事も重なり、何も考えずに

100分間の講演をすることになったのです。

集まってくれたのは40名ほどでしたが、大半は女性で年代としては

70代?かな、、、という印象の中NHKで放送してくれた8分半の

映像を見て頂いたあと90分の話が始まりました。

具体的に何かを決めたり、専門的な話なら90分は適時と思えますが

アバウトな話題での90分は長いと思うのが個人的な感覚です。

60分間の講演で少し物足りないくらいで丁度良いし、これ以上長く

なると、集中力も切れるので時々笑いを入れる必要も生じるし話しを

する方も結構しんどいのが本音だからです。

ましてや今回は何一つ構成を組んでいません。 それでも90分程度

なら何とでもなるだろう話しを始めます。

結果はいつもの武井節で、時々笑いを入れながら無事終了しましたが

自分の中にある根源とも言える部分を改めて再認識できました。

あんしんサポートはNPOですから、法人格を持ってますので設立時

定款も書いています。 その中には2つの基本的スタンスがあります。

① 生き甲斐支援

② 葬儀支援

あんしんサポート葬儀支援は、生き甲斐支援の延長戦上にあるのです。

少し分り易く言うと・・・

① 人生最大の目的は『己が人生を精一杯楽しみ謳歌する事』です

② その為には終幕後の心配を一掃しておく必要がある

③ しかし現状の高額葬儀社会だと死後の費用を貯める必要がある

④ その結果、人生を楽しむどころか日々の生活さえ我慢、節約して

  葬儀費用を貯めなければ、死ぬこともできない現実さえある

⑤ そんな心配をせずに済む葬儀を生み出せば良いと創り出したのが
 
  国保から支給される葬祭費5万円だけで可能な火葬式です

人の生活水準や価値観は様々ですから、実質一銭も要らない葬儀さえ

出来れば、あとはどんな人にでも対応できる葬儀は簡単です。

8万円なら掛けてあげられるとか、10万円なら掛けられる、20万

円なら、40万円ならと、家族の生活に支障の無い予算は様々です。

家庭毎に異なるゆとり額に応えられる葬儀・・・これが難題でした。

葬儀業界にはパックやセット料金の設定しかありません。 

葬儀に何が必要か分らないのが一般の人、だからこそのパックだとも

考えられますが、その結果、現状のようなパック料金は安めに設定を

するが、実際は足らない項目があり、何項目も追加しなと葬儀はでき

ないとか、病院からご遺体を搬送する寝台車など10㎞のでパック内

での対応・・・なんてのがあるけど、ほぼ100%追加されるはず。

その理由は車庫~病院~安置場所までの合計距離が基準だからです。

分らないのは、なぜ追加必至の計算を書くのか!?です。

最初から20㎞を最低料金で設定し、後は5㎞毎にいくら加算ですと

でも書けば良いと思うのですが・・・

だから、あんしんサポートは支援地域内距離不問、ようは支援地域内

なら100㎞でも追加はないってことです。

一事が万事この調子なのが葬儀業界の常識となっている現状ですから

安く見せる疑似餌で釣りをしているようなものです。

同じ事を他の業界でしたら、社会から相当批判をされるだろうと思う

のですが、葬儀業界に生きる人達にとっては、これが普通だと考える

人のほうが多いのですから、一般業界で生きてた僕には違和感以外の

なにものでもありません。

ちと話が横にそれたので戻すと、5万円以上なら誰にでも対応できる

葬儀を創り出す方法はひとつしかありません。

それは『必要最低限の火葬式を創る』それが5万円火葬支援パック。

そして全ての項目に単価を付け、5万円火葬パック+自由に追加でき

るようにする事でした。 調べれば分りますが有りそうで無いのです。

明確な料金を避けてきた業界だからでしょうか?

昨日の講演をして自分で再認識したのは、あんしんサポートは人生を

楽しみ、謳歌できるよう、少額年金生活になった人達の多くが抱える

心配のひとつ・・・葬儀費用の問題を解決、改善する為に葬儀支援を

始めたのだということでした。 こう書くと何だか他人事のようでも

ありますが、事前相談をしていると時々聞かれます。

「どう考えても儲からないのに、なぜしているのですか?」

「他の葬儀屋さんと話しの論点が全く違うのはなぜですか?」

ついでに「国や県や市から補助金があるからですか?」

NPOだからと補助金は一銭もありません。 あるとすれば領収書の

収入印紙が要らないくらいで、税金は一般法人と全く一緒だし、毎年

県への報告義務があり縛りのほうが多いです。

ってゆーか、介護関係以外のNPOの大半は趣味の世界!?って感じ

だから事業と呼ぶには、ほど遠いのが現状です。 この点に関しては

相当疑問もあるので、いつか書いてみたいと思います。

またまた脱線しそうなので方向修正・・・すんません。

なぜか? と聞かれると『人生の終盤に生き甲斐を持ち、人生を謳歌

するには最後の心配を無くす必要があるから』が設立時から持ち続け

ている僕の原点のようです。

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