火葬式50%、家族葬で40%、一般葬10%、火葬式のうち『家族

で送るお葬式』33%が3月16日時点での比率です。

設立から1年間は火葬式は1件も無かったのが、施行数の激増に伴い

火葬式と30名以下の家族葬が一気に急上昇しています。

前橋市くらいの中規模都市でも火葬式の比率は高くなっています。

正確な数字の把握はできませんが、東京のような大都市では火葬式が

60%とも言われ、この数年で葬儀の様相が激変しています。

葬儀の規模が小さくなるのは、結婚式同様付き合いの範囲が狭くなっ

ているので当然ですが、宗教者の入らない火葬式が一気に増えたり、

低料金葬儀が増えたいくつかの際立った要因をあげてみます

■ 布施の高額化により檀家離れが急速に進んでいる

この点に関しては言いたい事や一般人には到底理解できない組織問題

など山ほどありますので、機会があれば書いてみたいと思います。

一言だけ言うなら、末端の貧しい檀家を見ず、寺側の都合を優先して

きた結果が、急速な檀家離れに繋がっているのは誰でも分かること。

■ 葬儀業界への新規参入が増えた為、大手葬儀社の施行数が減少し、

対前年比のマイナスを避ける為が最大の目的でしょうか、一軒当たり

の費用を高騰した結果、火葬式でも20万円~の費用は必要となって

しまい火葬式の選択が増えた。

■ アベノミクスで景気回復など庶民には全く関係なく、病人や痴呆

老人を抱える家族の経済負担は増すばかりで、施設に入所すれば家族

の生活費とは別に15万円程度は掛かりますし、入院をしても3か月

経てば他所への転院費用だって掛かるし入院費や治療費も当然掛かる

のですから、更に葬儀で100万だ200万だと払える家ばかりでは

ないのは、普通に考えれば誰だって分かることです。

ようするにお金が無いんです。 

葬儀なんて火葬だけで充分だよ、と言う人の中に本音の人もいるのは

確かですが、我々のように葬儀を内側から見ている人間以外は、最愛

なる家族の葬儀に豪華で華やかな葬儀をしてあげたいのが多くの本音

でしょう。 でもしてあげるだけの余裕が無いんです。

それでも家族はできる限りの事をしてあげたいと思っているし、金は

出さずにくちだけ出す親戚の手前もあるので、僕が打合せをする中で

50万円や、100万円の葬儀費用を上乗せするのはらいつでも可能

だろうと思えます。 これでも過去は長年トップセールスを続けてき

たのですから、その気になればいくらでも費用の上乗せはできます。

だけど、そんな事をしたら残る家族の生活が大変なことになります。

だから我々は残る家族の生活を守る為に費用を抑えた提案をし続けて

きたし、これからもそうしていくでしょう。

一軒、一軒は最小限の利益で抑え、できるだけ多くの葬儀依頼を受け

続けることで食っていけるはず、、、という信念だけで6年間続けて

きた結果が今であり、まさに薄利多売で、時には赤字葬儀だってある

のですが、それが我々を頼ってきてくれた家族への気持ちでもあるし、

あんしんサポートが胸を張って日々仕事を続けられる土台です。

ネットを見ると葬儀の流れだの、布施の相場だの、様々なことが親切

心のつもりなのでしょうが、まさに他人事で書いてあります。

ほんの少し業界を知っている程度でしかないのに、何でも知っている

ように書いていたり、葬儀の決まりは常識のように書く、確かに言論

は自由ですが、葬儀の知識を持たない一般の人を惑わせるだけです。

誰からの受け売り言葉なのか知りませんが、どの視点からの意見なの

かを、明確にした上での常識や決まりだと言うべきでしょう。

あんしんサポートは『残る家族の生活を第一に考える葬儀』であると

何度も視点を明確に書いてきましたし、事前相談でも同様です。

本当に家族や消費者の事を思うなら、葬儀社や宗教者が作った概念で

なく、家族の生活を守り故人を弔う方法論や、無理や無駄は不要だと

いう当たり前の理念を前提にした内容を書いて欲しいものです。

葬儀社を比較する時、棺とかドライアイスのような使用する物で比較

すれば安いか高いかの判断ができるような事を、さもさもらしく書い

てあったりしますが、、まぁ無理でしょう。

過去にも何度か書きましたが、火葬式で最低限必要な項目のみを調べ

安置や搬送距離も同じ条件を提示した時の、火葬式総支払い額を確認

するのが、唯一料金格差を正確に調べる方法だといえるでしょう。

その理由に項目にうたってない費用等の追加も当たり前のようにある

業界だからで当然税込費用です。

できるなら誰もが残る家族の生活を第一と考える葬儀が、当然である

と早く気付いて欲しいと思います。

それが弱者と呼ばれる人達も含めた一般消費者と、膝を突き合わせて

本音の打合せを続けてきた我々が痛切に感じていることです。

葬儀は銭金の問題じゃないだろうと、家族の内情を無視した無責任な

意見を恥ずかしげもなく堂々と述べる迷惑な親族や、本家だからとか

うちの家系はと、金も出さず無理やり見栄や建前を押し付けだけする

身勝手な親戚も、嫌というほど見てきましたので、最近は親戚にくち

をださせないよう最初から「お金を出す人で打ち合わせをします」と

ハッキリ明言してからの打ち合わせも増えています。

僕は依頼してきた家族の生活を守りながら、家族が無理のない範囲で

できる葬儀を企画、実践するのが、頼ってきた家族への礼儀だと思い

続け持続させるのが、あんしんサポートの使命だと思っています。

そう考えると金は払うけど人任せの湯かんや、葬儀屋さんが全て行う

湯かん納棺などは、どう考えても納得できません。

お金を掛ける必要はないけど、自分達家族の手で送ってあげることが

故人への供養であり、自分達も後悔しない秘訣だとも思っています。

家族が自分達の手で故人を送る、当たり前の事をするだけで充実した

湯かん納棺の儀となり、中には「これが本当の家族葬だよな」とまで

言われる経験を何度もさせて貰えたことで、葬儀社が行うべき部分と

本来家族のみんなが行うべきことが、この一年で分かってきました。

その結果生まれたのが「家族で送るお葬式」です。

火葬式+家族が必要と思う項目を追加して15万円前後が多いです。

内容は『湯かん納棺の儀』+『お別れの儀』=『家族で送るお葬式』

約90分の所要時間ですが、状況によってはお別れの儀の部分だけは

時間調整可能となります。

昨日、火葬、法要、法要、散骨用焼骨の預かりと続いた午後1時過ぎ

以前葬儀をされ、出席されていた方で、昔は納棺師もしておられたと

いう方から突然電話が入りました。

隣接市で知り合いが亡くなったのだが、葬儀をして欲しいとの事。

すぐに三人で分担作業に入り、午後3時前には指定された総合病院に

お迎え、自宅に戻って安置、葬儀の相談となります。

初めは公営斎場での葬儀の話しも出ましたが、金銭的な理由と、それ

ほど多くの人は来ないと聞き、家族で送るお葬式を勧めました。

          3月末現在、未会員料金での打ち合わせです。

■火葬支援パック(火葬一式) 70.000円

■施主花一対(大きな籠生花) 26.400円

■白木膳一式、果物、掛布    8.800円

■湯かん納棺一式       22.000円

■遺影写真(四切花額付)   13.200円

■自宅安置、移動       10.000円

■あんしん館式場       11.000円

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     総支払額(税込) 161.400円

以上が家族の選択した項目で、流れは以下のようになります。

□17日、9時30分自宅にお迎え、前橋あんしん館まで移動

□11時~湯かん納棺の儀(約60分)

■12時~13時までお別れの儀

□13時出棺

□隣接市公営斎場まで霊柩車搬送

□13時30分火葬

□15時過ぎ、拾骨して終了

※お別れの儀を60分間とっているのは、あんしん館近くに故人が

 勤務していた会社があるので、お昼休みに合わせる事で同僚達が、

 焼香しに来られるようにと配慮しました。

あんしんサポートの言う『残る家族の生活を第一に考える葬儀』でも

あり『後悔をさせない葬儀』の実践例のひとつとして書いてみました。

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これから葬儀を
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