東京都福生市から搬送してきた故人は本日午前9時30分、小雨が降
る中を隣接市の斎場まで行き火葬式を済ませてきました。
る中を隣接市の斎場まで行き火葬式を済ませてきました。
火葬後にお預かりした焼骨は、一部残して粉骨し後日、専用散骨場に
散骨、喉仏他一部の焼骨は永代供養墓『あんしん一樹の陰』が完成に
なり次第、三十三回忌まで納骨保管することになります。
永代供養墓あんしん一樹の陰の名前の由来は・・・
あんしんは安心で心安らかにですが、一樹の陰とは雨宿りや日除けで
一本の木陰に入るのは過去からの縁(えにし)であるという意味です。
同じ永代供養墓に入り心安らかに眠り、もし輪廻転生で生まれ変わる
ことがあるなら、来世ではお互いを助け合える存在になって欲しいと
の思いも込めて付けた永代供養墓名です
なぜ永代供養墓を建てたのか!? いくつかの理由はあるのですが、
最大の理由は『時代の要求』ってことになるでしょう。
今から4年前、400坪の山林自然散骨場を開始しましたが、当初は
年間2件ほどだったのが、最近では多い月は15件にも増えた背景に
墓閉じがあります。 少子化の影響も多大にありますが、それだけで
なく、菩提寺と檀家の感覚の較差も大きいように思えます。
少子化により墓守不在の為に墓を閉じるのは、本来当たり前の事なの
ですが、実際は音信不通のまま無縁墓となるほうが多いのでは?
でも、あんしんサポートに相談に来られた人達には言います。
「今まで先祖の遺骨を預かって貰っていたのだから、ちゃんと更地に
戻して返すのが筋ですよ。 だからできるだけ安価で墓を更地にして
くれるよう石屋さんに交渉してあげます」
結果、お寺に依頼して30万円の費用なら10万円で済む現実です。
閉眼供養は1万円ほどで菩提寺に依頼すれば良いし、墓から掘り出す
遺骨は割安で散骨しているのが実情です。 中には散骨なんて考えら
れない!と家族に言う寺もあるそうですが、そのまま無縁墓になれば
一番困るのは寺なのです。 ならば永代供養墓があると言う寺もある
でしょうが料金が高過ぎます。 年間1万円で33回忌まで33万円
なら安いという寺もありますが、安いと思うのは寺だけです。
だから山林、海洋散骨が増えているのでしょうが、問題は日本人の中
にある墓参り感覚を満たすことができない点です。
散骨は簡単に行ける場所でないのが普通ですから、手を合わせるには
相当の費用が掛かるので春と秋の彼岸に行くって訳にはいきません。
そこで、一部焼骨を永代供養墓に保管する事で、いつでも墓参できて
年をとって墓参りが辛くなれば自宅仏壇で手元供養できるよう考えて
創ったのが『あんしん一樹の陰』です。
散骨、読経、33年間保管全て揃って5万円も魅力のようです。
人が死に焼骨が残るのは当たり前の事、家族の死は悲しいけれども、
そこに必要なのはお金ではなく、心のはずです・・・
4月から火葬式8万円+永代供養散骨5万円+消費税って事なので、
13万円+消費税と安置費用だから15万円あれば焼骨供養まで全て
できるのですから、もっと葬儀の予算をとってあるなら、そのお金で
夫婦揃って旅行や娯楽や飲食で人生を楽しんで欲しいものです。
上に書いた菩提寺と檀家の感覚の較差とは、金銭感覚の違いが余りに
大き過ぎることです。 檀家である一般消費者は年金も減り、生活が
苦しい日々が続いているのに、布施を値上げした寺も多いのです。
その結果、檀家離れが急速に進んでいるのも散骨急増要因のひとつで
あると思えてなりません。 ある菩提寺に葬儀の依頼と布施の交渉に
行った家族の話では「よそなら80万円する居士大姉戒名に車代だけ
でなくお膳料まで含めて40万円だから安いですよ」と言われたので
「通夜はしないのだから・・・」と言うと「ちゃんと通夜の分までも
葬儀でお経を唱えるから大丈夫ですよ」と言われたのだそうです。
あー言えば、こー言う増(ぞう)・・・ってことですね。
『永代供養墓 あんしん一樹の陰』
■供養墓は幅1.2m 奥行1.8m 高さ2m程度になる予定です
■中は6段の棚が四面にあり、横の扉から出入りできます。
■写真の透明ケース10㎝角に少量の焼骨と火葬証明書を入れ保管
■他の焼骨は全て、当方専用散骨場にて散骨します
■1000箱位は預かれそうです
■際下段は墓を建てる等、骨壺の一時預かりも可能(年間1万円)
■墓は当方でお願いする寺の墓所内に建てます(檀家になりません)
■納骨時、住職による読経もあります(パック料金内)
■彼岸などは墓参できます
■転勤、引越し、手元供養時は自宅に持ち帰れます(要手数料)
■三十三回忌後は散骨します
※全焼骨の散骨もできます。 その時は永代供養墓保管しません。
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