20日は翌日午前9時に集合、9時30分出棺の火葬式が一件あった

ので出棺準備を済ませ午後10時過ぎに帰宅。

いつもより早めに布団に入り、録画してあるテレビ番組を見ていると

ちょうどウトウトし始めた午前0時3分携帯が鳴り響いた。

前回ブログ記載の61才男性が逝去され、隣接市の総合病院にお迎え

との連絡でした。 危篤の連絡から3日後になります。

着替えて外に出るとさすがに寒い・・・

息子はドライアイスを取ってから、あんしん館に向かうよう指示して

一足先に到着すると、搬送準備を済ませ、前橋斎場予約確認をするが

22日、23日、24日と朝一か午前の火葬しか空いていません。

25日は友引なので午前の葬儀、午後火葬だと26日って事になる。

どう考えても長過ぎると思い、22日午後に葬儀、翌日23日朝一で

火葬なら可能と判断し23日午前10時の火葬予約をしておく。

午前1時15分、指定の病院搬出口に寝台車を着け院内に入った所で

待機していると看護師さんが迎えにきて病室に向かう。

2階の個室に入ると家族と軽く挨拶を交わし、奥のベッドに寝ている

故人を見る・・・2か月前よりずっと細くなってはいますが、笑顔で

事前相談をされたご主人でした。

両目とも半開きでしたが、顔に当て布をし、ストレッチャーに移す。

家族の話では175㎝くらいとの事ですが、ストレッチャーがやっと

くらい大きな感じなので最低でも6.25尺棺は必要と判断。

病院の裏から寝台車に乗せ、前橋市の自宅まで帰ります。

自宅は住宅団地の中でしたが、道路両側は1mほどに積み上げられた

残雪が凍り付いており、自宅前に停車すると他の車は通れません。

自宅ベッドに安置、ドライアイスを当てると絆創膏のような物はない

かと聞き、開いている上下の瞼を閉じて貼っておきます。

病院で処置してくれる時は問題ありませんが、目が開いたままでは、

家族であっても落ち着かないのは間違いないからです。

末期の水をとってもらい、線香をあげると葬儀の打ち合わせです。

改めて聞くとすい臓癌である事が昨年4月に分かったのだそうです。

2か月前、事前相談に来てくれた時は4月頃までと言っていたので、

確認すると、その後医師から4月までは無理だと言われたとの事。

あんしん館で事前相談をした直後、家族で食事に行ったそうですが、

体調が悪くなってしまい入院していたが、本人は緩和ケアを希望して

施設のある病院への転院の為、一旦自宅療養をしていたそうです。

大雪が降った翌々日、体調が急変して救急車で搬送されたのが、

隣接市の
総合病院だっようです。

明日22日、午後一周忌法要があり、そのあと2時過ぎから湯かんと

納棺、午後3時過ぎから家族葬儀となります。

葬儀後は家族の時間が許す限り、棺の周囲に座って故人にまつわる

話し
をしたり、ゆっくり偲んで貰うつもりです。

23日午前9時30分火葬、でも家族8名ほどだと言うので、あえて

火葬中に飲食せずとも火葬後にゆっくり食べれば、安くて温かい物が

食べられるからとアドバイスをしておきました。

明日午後の湯かん納棺では、納棺師を行いますが、僕らにできるのは

家族という温もりの中で、家族の手で送れたと思って貰えるような、

湯かん納棺であり、葬儀であり、お別れの儀にすることです。

今回の故人は、生前の声も、表情も知っている方であり、最後の時を

故人本人が我々に託してくれたのですから、故人の、家族の期待には

応えられる、納得して貰える葬儀の時間にしたいと思います。

↓↓↓↓
  
にほんブログ村


ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、

これから葬儀を
経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの


思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします