人が生活する中で、葬儀ほど俺は私は何でも知ってると公言する人の

多い慣習や儀式を他に知りません。

評論家、相談員、アドバイザー、さらには元葬儀屋社員などもいれば

隣近所のおじさん、おばさんまでも、あーだ、こーだとくちを出す。

確かに葬儀は少し離れた地域でも、様々な慣習の違いがあるので居住

地域の慣習を教えてくれるのは、ありがたい事で何も知らない人には

ひとつの指標となるのは確かですが、こうでなければならん!という

押し付けは、有難迷惑な言動となることのほうが多い。

頼みもしないのにお寺に亡くなった報告をする人、俺がいなきゃ始ま

らないとばかりに葬儀を取り仕切ろうとする人など、葬儀屋さんとの

打ち合わせでは家族以上に前に出て話しをするが、よく聞いていると

思い込み間違いだらけだったりする・・・これで良くもまぁ前に出て

これたものだと、、、ある意味感心するほどである。

同じようにネットの中でも、嘘や曖昧な事柄なのに、まことしやかに

書かれているのをいくらでも見る、、ネットで調べる時、何が本当で、

何が間違いで、何が嘘なのか少し見て鵜呑みにしない事だ。

以前も書いたが低料金の葬儀社を見抜く方法として、ドライアイスや

棺、骨壺など何処の葬儀社でも使う物の単価を調べれば安い葬儀社か

高い葬儀社か分るような事が書いてあったサイトは多いが、現実には

それで分ることはないだろう。 みんなが同じような事をネット内に

書けば、その部分の料金は下げて他を上げれば良いだけの事・・・

或いは利用者に理解できない項目を設定して補えば済む話しです。

同じ条件下で『火葬式の最低料金比較』をするのが一番確実です。

また非常に多くのサイトが、日本消費者協会の平均葬儀費用を当たり

前のように総額平均199.8万円と堂々と記載していますが、一番多い

回答数の葬儀総額データでさえ、たった221件でしかありません。

また最低回答が20万円なので、最も増加率が高いであろう火葬式、

直葬はデータに入ってないも同然の数字てす。 しかし数字だけが独

り歩きをして平均葬儀費用総額は200万円だと思ってしまう。

結局葬儀で200万円は普通だ → 当然だ → 当たり前だとなる。

なんでだ?? なんで葬儀200万円が当たり前なんだ???

家族の生活状態を無視してまで行うのが葬儀か!?

『『『 !!否 !!』』』そんな事は絶対ないと断言する。

残る、、残される家族の生活より大事な葬儀の儀式などあり得ない。

なぜ葬儀費用が先で、家族の都合があとからなのだろう??

24日も訪問介護をしている親子が、自分達が看ているお婆ちゃんが

余命わずかだがお金がなく、一人甥はいるがお金もなく費用は出せず

どうすれば良いかと相談に来られた、後期高齢者保険には入っている

ので5万円の葬祭費は支給されるから、納棺安置2日間として総額は

59.600円だと説明すると一気に表情が明るくなった。

こんなケースはいくらでもあるし、この人達にとっての200万円は

『無理・・・』としか考えようのない金額なのです。

ってゆーかさ、、自分の財布都合と葬儀に対する思いで、葬儀内容や

規模は決めれば良いんだという根底を、多くの人達に伝え、誰でもが

それが普通だと考えるようになれば、葬儀費用うんぬんの話は極端に

少なくなるはずです。 

葬儀社選びの基準にしても、財布事情によって優先順位は替わるのが

当たり前の話しです。 入院や入所、病気の期間によっても違うだろ

うし治療費の高低によっても違うし、収入や保険の有無でも財布事情

というのは大きく変わってくるものです。

お金が最大の心配なら、低料金の葬儀社が最も良い葬儀社でしょうし

お金の心配が無ければ、葬儀の内容、施設、社名などが基準になる事

だってあるでしょう。 中には出来るだけ安くて、内容の濃い葬儀と

考える家族だっているのですから、葬儀社選びの基準は家庭毎に全て

異なると考えるのが適切だと思います。

あとは、その葬儀社毎のポリシー、、そう一定の指針や政策、方針が

自分達家族と会っているか、違っているかで決めれば良いのです。

とは言っても、どこの葬儀社でも自分のところは良いと言うでしょう

から、自分で見極めるのは難しいので、葬儀をされた家族に聞いたり

葬儀を依頼した葬儀社の評判などから数社に絞って、あとは直接行き

直接話したり、見たり、同じ条件の見積書をとったりすれば、自然に

自分達に合った葬儀社や担当者が見えてくるでしょう。

小さな集まりで何でも言える雰囲気での座談会や、50人ほどの人を

集めた講演会なども開催していく必要を強く感じています。

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