5年前から始めた山林自然散骨、最近では散骨の文字をよく見る時代
へと変わってきましたが、その多くは海洋散骨で山林自然散骨は多分
へと変わってきましたが、その多くは海洋散骨で山林自然散骨は多分
日本中で、有っても数か所ではないでしょうか。
海なら数キロ沖に出るだけで、粉状にした焼骨ならば誰が散骨しても
問題ありませんが、山林散骨は散骨地の所有、近隣住民への配慮等の
他に停車した場所から散骨場までの距離の問題等があります。
海が良いか、土が良いかは個人の主観や生前の生き様によって異なる
でしょうから、どちらでもお好きなほうを選択されれば良いでしょう。
幸い散骨場は駐車場から3分も歩けば到着できる近距離なので、その
点に関しては良いのですが、いつでも行ける場所・・・なのが問題に
なりそうな場面に出会う事があります。
我々の知らない時に、散骨された家族が散骨場を訪れお参りをする。
墓だとすれば、当然の行為であり極々普通の感覚なのですが、もしも
山で線香を供え、消さずに帰り山火事にでもなったら間違いなく今後
散骨する事は不可能ですし、食べ物でも置いたら生息する動物が集ま
り近くの民家が被害に合う事だって考えられます。
また以前も書いたように遠方の人にとっては散骨場ですが、地域の人
には生活の場であり、散骨場は誰が考えても気分の良いものではなく
いくら法的に問題は無くても、地元の人には伏せてあるのによそ者が
山に出入りしていれば、近いうちに誰もが知ることになる訳で、そう
なれば問題にされる事もあり得ます。
地元の人達と喧嘩しながら散骨を続けるのは真意ではなく、今までに
散骨された方々や家族の為にも、これからも平和に散骨が続けられる
道を模索すべき時だと考えています。
初めから、後々自分達だけで散骨場に来ることはできませんと、家族
に伝えてはいますが、家族が入った形跡がたまにあるのです・・・
問題点、課題点、お気づきですか?
現状散骨の課題とは、あとでお参りしたいと思う家族がいても、いつ
でも好きな時にお参りできないって事です。
当然対策は考えてあり、焼骨の一部(喉仏と呼ばれる第二頸椎)等を
可愛い入れ物で、自宅仏壇や飾り棚などで手元供養する事をお勧めし
ております。 いつでも好きな時に手を合わせられるからです。
また遠方への転勤や、旅行にだって一緒に持っていけるのも利点だし
その後の費用は全く掛かりません。
最後は自分の焼骨と一緒に散骨なり、納骨なりして貰えば済みます。
超少子化で墓守不在が後を絶たない現代で、最も適した焼骨の供養と
保管方法だと考え出した当初より自負してきました。
がしかし、日本人の多くは無信仰だと言いながらも仏教徒感覚が強く、
命日を始めとして彼岸、お盆、一周忌、三回忌、七回忌等回忌法要は
お参りをしたいと思う人が多いようです。
また永代供養という言葉も好きなようです。 ただし永代を未来永劫
だと思っている人が多いのですが、一般的には三十三回忌や五十回忌
などの基準がある事のほうが多く、三十三回忌が一番多いようです。
では、永代供養墓に集められた焼骨はどうなると思いますか?
同じように骨壺に入れ墓に埋葬した焼骨、骨壺を入れるカロートって
そんなに広くはないでしょ? 一杯になったらどうするって思った事
ありませんか? 初めからカロート内へ焼骨だけを撒く地域以外は、
三十三回忌等にカロート内へ撒くという形になります。
元々カロートの底面は水はけの問題もあり土になっています。
では何百体もの焼骨の入った永代供養墓が一杯になったらどうする?
永代供養墓とは言いませんでしたが、昔から『無縁墓』はあります。
長い歴史のある寺なら、すでに満杯になっているはずです。 しかし
そのまま手つかずってのが多いはずです。 理由は簡単、瓶に出口は
ないでしょうし、出した焼骨を供養処分するところもないからです。
そう考えると、最後は土に還すのが故人や家族の本懐なら永代供養と
散骨を合わせた、新たな遺骨供養方法を考え出せば良いって事です。
今までの話を整理してみましょう。
■ 散骨需要は増えているが、墓参りのようにいつでも行けない
■ 山林散骨は様々な弊害が予測できるし、海洋散骨は現地まで行く
には、それなりの費用が掛かる
■ 回忌法要、盆供養等を望む家族が多い(檀家にはなりたくない)
■ 永代供養墓の課題は散骨なら解消できる
とすれば・・・次のような方法が考えられる
① 小量の焼骨は永代供養墓保管、あとの焼骨は自然散骨する
(様々な問題を避ける為、全て代行散骨とし散骨時の写真を渡す)
② 保管した焼骨は三十三年間までの保管可能
(宗教不問で誰でも預けられ、宗教的な強要もされない)
(焼骨の長期保管不要な時は全て散骨する)
③ 預けた家族がいつでもお参りできる永代供養墓がある
④ 回忌法要やお盆など供養して欲しい時は低料金で供養して貰えて
檀家にならず、日々の勤行で供養もして貰える寺に建墓
⑤ 年老いて墓参りが辛くなったり、遠方への転勤時には焼骨を移動
できる(手元供養か散骨なら改葬には当たらず行政の許可不要)
⑥ 勿論、最初から手元供養でも全く問題ありません
※ 寺に建墓したい理由がもうひとつあります。
もし、あんしんサポートが解散整理するような事態になったとしても、
預けた焼骨の保管が継続されるようにでもあります。
その意味では少なくとも、すでに次世代の住職がいる寺になります。
また住職の人柄も大きなポイントです。
最後に費用の問題ですが3万円と5万円ほどを考えています。
山林自然散骨 : 新盆までの焼骨保管と散骨=3万円+税
(永代供養墓に保管せず手元供養も同額)
永代供養散骨 : 三十三回忌迄の保管と散骨=5万円+税
現段階では構想中ですが、何度も書いているように本ブログは僕自身
いつ、なにを考えていたかを後々確認する為の書でもあります。
時々、知り合いから誰かに真似されたらどうするの? なんて言われ
ますが、真似されたら恩恵を受ける消費者が増えるだけの話です。
誰でもが納得のいく葬儀や供養を、低費用で行えるようになるなら、
それは良いことであり、僕的にはちーとも問題ありません。
誰もが納得のできない部分は、誰かが扉を開ける時が必ず訪れます。
一旦扉が開かれたら、その流れは一気に激流となり革命的な変化さえ
する事もあるでしょう。 しかし誰もが納得するところまで来れば、
穏やかな流れになるのが自然の摂理・・・ただそれだけです。
↓↓↓↓
にほんブログ村
ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、
これから葬儀を経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの
思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします