午前9時30分、前橋斎場にはNPOの文字が入った2台の霊柩車が
並んだので珍しいから写真を撮ってみました。
並んだので珍しいから写真を撮ってみました。
この直後一報が入り息子と2人で総合病院までお迎えに行き、安置を
すると12時30分から一周忌の法要、午後1時に忌明法要と、墓と
仏壇そして挨拶状の原案をお願いされていた家族が来る予定でした。
搬送して安置が済むと、家族を待っている間に今日火葬された家族の
一軒が来館されたので、千明が戻ってくるまで少し話しをしました。
少し親戚とごちゃごちゃした家族でしたが「これで一段落です。ホッ
としました本当にありがどうございました」と言う笑顔の中には、明
らかに安堵の表情が見えます。
ほどなく先ほど搬送した家族が来館されたので、末期の水を取って貰
い線香をあげると打ち合わせに入ります。
死亡診断書を見ると死亡時刻は午前5時58分ですから、逝去からは
3時間半以上経過してた訳で、病室で我々を見た瞬間に見せた安堵の
笑顔は、これだったかと分りました。 それにしても3時間も経って
からの連絡は不思議なので聞いてみます。
故人には後見人がいるので、電話で連絡したがちーっとも繋がらずに
時間は過ぎるけど、病院からはお迎えの催促をされるので困っていた
のだという。 午前9時30分頃ようやく後見人から電話が入り対象
者逝去を伝えると、昨年12月別の後見人でしたが故人のお兄さんの
火葬を我々がしたので、あんしんサポートに連絡をして火葬の日時を
決めてくださいと言われて連絡をくれたのだと分りました。
死亡届出書を書いて貰っていると千明が戻り、待っておられた方との
話しが済むと、火葬場への確認書を作成しFAXをして完了です。
事務所でコーヒーを飲んでいると昨日葬儀、本日火葬された家族から
「医師に残りわずかな余命宣告をされた時、知り合いに聞いてる葬儀
費用などとても無理だと思うと、何をどうすれば良いのか分からずに
いた時、職場の人からあんしんサポートで葬儀をした事を聞かされて
相談にきて、三姉妹揃ってきたほうが良いと言われ数日後に来たとき
328.000円で安置費用から葬儀の全てと戒名付で宗教者までが
税込で可能と聞き、半信半疑ではありましたがホッとしたのと、今日
支払いが328.000円だったので本当だったんだと改めてホッと
しました。 安い費用で立派なお葬式で父を送ることができました。
ありがとうございました」と言われ、見るからに安堵の表情だったと
との報告を受けました。
家族葬、一般葬、火葬式と葬儀のパターンや規模は1人だけの葬儀も
あれば、会葬者数百名と様々ですが、うちだけか、何処の葬儀社でも
同じかは分りませんが、葬儀が済んで見せる顔だけは、どの家族にも
共通点がある事に気づきませんか? そう『安堵の表情』です。
ひとつには葬儀が済んた安堵感もありますが、それぞれの葬儀内容に
対する満足感と低費用で済んだ事への安堵感が一番のようです。
家族が逝去すると数日間ですが、生活の全てが葬儀一色となります。
家族との別れを受け入れ、故人のご遺体を荼毘に伏し、焼骨を自宅に
安置(納骨)する。 これは誰の終幕でも同じことです。
問題はこの先で、家族だけの葬儀で良い人、親戚も加える人、さらに
友人知人や仕事関係の人まで考慮した葬儀が必要な人もいるし、更に
故人でなく、残る家族に関与した人達までを考える葬儀など、故人や
家族の生き様や、世間の広さによって葬儀の形は変化して当然なのに
誰でも同じような葬儀を、、、と考えたり、周囲が圧力をかけるから
色々が大変になるのです。 その結果、今の生活水準以上の事をする
から後々が大変になり、より大きな後悔の葬儀となるのが一般に多く
見られる葬儀なのでしょう。
それを残る家族の生活を第一に、家族の思いや、財布事情に合わせた
葬儀を立案施行し、多くの人が気にする供養に対しては、家族間での
供養には心は必要でも、お金は不要であることを、家族が理解、納得
できるように説くことで、葬儀後の『安堵感の笑顔』に繋がるのだと
思います。 本来の葬儀屋さんが、どうだったかは知りませんし分る
必要もありませんが、あんしんサポートは棺がどうの、骨壺がどうの、
葬具が、霊柩車が・・・なんて事より残る家族が自然に安堵の笑顔に
なれる葬儀をいつまでも続けていくのが我々の使命なんだと、家族に
教えられた日となりました。
ひとつだけ書いておきますが、棺がどうの、、というこだわりは本来
ありませんが、家族に寂しい思いや、辛い思いをさせないようにと、
棺であれば折柄の入った『白布棺』と誰が見ても違和感の無いもの
ですし、病院へのお迎えは安定枕付の搬送シートというように、どの
項目でも同じように違和感のない物を、最安値の火葬式も含めて、
全てのパックに標準使用品としている事を付け加えておきます。
棺であれば折柄の入った『白布棺』と誰が見ても違和感の無いもの
ですし、病院へのお迎えは安定枕付の搬送シートというように、どの
項目でも同じように違和感のない物を、最安値の火葬式も含めて、
全てのパックに標準使用品としている事を付け加えておきます。
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