昨日、隣接市斎場での一般葬が済み、疲れきっていた身体も

ようやく一段落した今日の夕方電話が入った。

父親が病院の個室に移り、いつ逝っても不思議ではない状況

なので事前相談をしたいとの事らしく、昨日の葬家から戻って

車の給油をしている午後7時にも関わらず、これから行っても

言いですか? と言われたと千明から連絡を受ける。

事務所に戻り事前相談の準備を済ませると暫し待機。

中年男性が現れ相談をしていると、決して多くはない苗字の人

でもあり、以前は実家が商売をしていたと言う業種が、40年程

昔の知り合いと同じだったので、当時の仕事の話をしてみた。

すると「それうちの兄貴ですよ、電話するから話してください」と

携帯を掛け電話を渡された。

少し躊躇しながら話しをしてみる・・・すると予想に反して相手の

人もすぐに僕だと分ったようで、病院からこちらに来ると言う。

40年ぶりに会った知人は、すっかり老けて初老のお爺さん?と

いった感じになってはいたが、少し話すと昔の面影が見えてくる。

僕より5才年上だから60代半ば、、、初老も当然ですね。

いつものように無理をせず、今できることをすれば良いと話すと

何人か葬儀社の知り合いがいて色々聞かされたり、相談もして

いたようでした「色んな知り合いもいるだろうし、何処の葬儀社で

も良いから家族に後悔の残らない葬儀なら良いんじゃないの?」

などと話しをしていると弟さんが「兄貴、武井さんもそう言ってくれ

るんだから少し検討すれば良いんじゃない?」と提案した直後、

「俺は武井君の人間性を信用してるから葬儀はここ」とのこと。

個室で安置しても79.500円~可能だから、もしもの時は夜中

でも何でも電話くれたら良いよと、会員手続きをとって病院に戻っ

て行きました、、、実に世間は狭いですね。

午後11時過ぎ自宅に戻ると、シャワーを浴びて布団に入る。

DVDを見ながら12時が回った時、千明からの電話が鳴った。

先ほどまで話をしていた知人だと思ったが依頼者を聞くと違う人

だと言うので息子に声を掛けようと部屋を出ると「搬送?」息子の

声がしたので「うん、なんで分った?」 「なんか電話の音がした

ような気がした」、、、ですぐに自宅を出発。

事務所に到着し、搬送シートを積んで指定病院にお迎え、その

まま、あんしん館に搬送し、ご安置、末期の水をとって貰い線香

を供えると打ち合わせです。

今回は家族葬パック+個室安置(4日間まで対応)+宗教者謝礼

合計328.000円の新パックでのお葬式となりました。

清め料理19名分+返礼品40名分+火葬待合室+死化粧全て

合計すると、47万円ほどのお葬式となりました。

一緒に来ておられた親族から「普通なら布施だけで総額を超えちゃ

うお寺も多いんじゃねぇの? 随分安いね。良かったよな」との事。

この時点での家族親族は安くて良かっただけでも良いのですが、

葬儀後は温かみのある良い葬儀で、尚且つ費用も安かった・・・と

思われなければ意味がありません。

費用の安さを言われる度に、もっと大事な部分であること・・・

良い葬儀だった、、、温かい葬儀だった、、、など葬儀そのものに

対して家族が満足してくれる事が第一であり、それで費用が安い

ならもっと良い・・・そんな葬儀を続けなければと思わせてくれたり

改めて初心を思い出させてくれる言葉でもありました。

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