前回ブログの葬儀中に逝去の一報となったので、火葬場に霊柩車で

棺搬送した直後、隣接市の病院までお迎えとなりました。

僕自身は最後までご一緒できませんでしたが、斎場に入り火葬中に

行ったお清めの時、故人のご両親から「うちの時もお願いしたいけど

○○市には来てくれないのですか?」と言われ、親戚の人達にも同じ

ように何人かに聞かれたそうです。

皆さん異口同音で『温かくて良い葬儀だった』という評価を頂いたと

その日の夜、2人から聞かされました。

ご両親は隣接県なので現時点では無理ですが、搬送直後、少しだけ

不穏な空気があっただけに、ご両親も満足して頂ける葬儀になった

事がさいわいでしたし、喪主からも葬儀をして良かったと聞かされた

そうで、、、それを聞いて僕の心の中も温もりました。

少し落ち着いたら、忌明法要、納骨と今後の相談に来られるそうです。

さて僕はというと、霊柩車で斎場に搬送した後すぐにスチレッチャーと

搬送シートを積み込んで隣接市の総合病院まで向かいました。

あんしん館まで搬送、ご安置して打合せです。

1年10か月前、葬儀をされた方の奥さん82才のお婆ちゃんです。

本来なら昨日の葬儀で充分余裕はあるのですが、斎場の火葬炉が

空いておらず今日の葬儀となりました。

家族親族40名ほどの葬儀、あんしん館では一杯一杯の人数です。

今葬儀の最中で、初七日法要に入っています。

午前10時30分から湯かん納棺の儀、午後12時から家族葬儀で

午後1時30分出棺火葬、、火葬中にお清めをして、午後3時頃には

拾骨まで全て終了予定です。

今回は都内、神奈川などから親戚がいらっしゃるというので、一日で

全て行える葬儀にしました。

斎場予約が、たった一日延びても色んな意味で家族の負担は大きい

のが現実なのですから、都内のように火葬まで1週間待ち・・・という

のが当たり前に起こる大都市の家族は、さぞ大変だろうと思えます。

今でも1週間待ち程度なら良くある事なのですから、10日間待ちや、

場合によっては2週間待ちなんて事もあり得る時代が来るって事です。

一週間待ったら、何回ドライアイスを追加して、安置する費用も追加

されるのですから費用面での追加も大きいでしょうし、それまで家族

親族は仕事もまともに出来なくなってしまうかもしれません。

いずれにしても費用だけでなく、様々な負担が大きくなるのは必至です。

ただ20年後を過ぎれば人口は一気に減るのですから、莫大な資金

投入をしても全て償却できるとは思えません。

この大都市の火葬炉不足問題は、東京だけでなく全国の政令都市で

起こる現象でしょうから、首都圏のような半径100㎞ほどの周辺県と

協同で解決したほうが効率は良いように思えます。

僕らには行政同士の繋がりや、横の関係うんぬん等は分りませんが、

家族の生活だけで精一杯の人達はいくらでもいるのですから、そんな

家族の葬儀費用負担の軽減と、遺骨を自宅に抱えて苦悩する家族等

費用面でも、精神面でも、肉体面でも・・・家族の事を優先した政策を

企画、立案、実行、見直しと繰り返して欲しいものです。

都内から群馬に搬送し火葬後は散骨、一連の全費用が税込21万円

程度のパックを少し前から検討していますが、本格的に考えても良い

時代かもしれないと改めて考えさせられた葬儀になりました。

ブログを書いたのは、午後1時前でしたが投稿は夜7時過ぎです。

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