例年より早い梅雨明けで猛暑も続いていますが、猛暑の中の
葬儀がようやくひと段落した今日、新盆の相談に来られる方が
来社する前にとブログを再開です。
今年の1月から葬儀依頼数が急激に増え、6月5日と20日に
県内放送、全国放送と2回の放送をNHK総合テレビでしてくれ
た事もあって県内に留まらず、全国からの問い合わせ電話が
入ってくるし、事前の相談や入会希望の方は毎日のように来館
される日々を送っていると、ちょっと間違えば錯覚しちゃうな・・・
そんな事を冷静に分析する自分も頭の片隅にいるようです。
今日は片隅にいる部分を文字にすることで、少し自分を戒めら
れたらと思って書いてみます。
毎日のように入会される方がいて、我々が各家庭に出向くの
ではなく、市内だけでなく県内各地から出向いて来るのです。
中には何の連絡もされず直接来社すると、館内に入れず電話
をしてこられると葬儀で不在だと言われ、後日改めて電話確認
してから出直してくる人達もいます。
事前の電話のやりとりや、来社した時に他の相談者が居たりと
忙しそうな雰囲気も手伝ってか「会員にならせてください」という
言い方をされる方までいらっしゃいます。
元々僕自身の話し方や応対の仕方は、低姿勢でご丁寧なくちの
きき方をするタイプではなく、ざっくばらんに本音で話そうよ的な
人間なので相手が誰であっても変わりません。
それでも家族が慕ってくれるのは、僕の中にある家族目線での
考え方が、事前相談の時から始まり、葬儀になっても、変わる
ことの無い言動から感じ取れるからなのでしょう。
ただ毎日のように人が来て、事前相談をされ入会し、帰り間際
には「本当に安心できました。来て良かった」等と言われ続ける
ようになると、僕の中で『傲慢』さが頭を持ち上げてくる可能性も
否定できませんし、すでに始まっているかもしれません。
そんなことを考えていた時、僕を可愛がってくれたお爺ちゃんと
お婆ちゃんが、まだ幼稚園だか、小学校低学年の僕に対して
言ってた言葉を思い出しました。
『実るほど、こうべを垂れる稲穂かな』
『俺が俺がの[我]を捨てて、お陰、お陰の[下]で生きろ』
スーパーの跡取り息子だった僕に対し、英才教育に近い感覚
だったのでしょうが、あれから50年の時を経て僕の中に蘇った
祖父母からの教えでした。
正直一歩下がるより一歩前に出る性格なだけに、あまり得意な
部分ではありませんが、少なくとも我々を本当に必要としている
世間で言う弱者の方々からの相談や依頼に対する対応だけは、
心のある、温かみのある姿勢と言動だけは続けたいと思います。
入会者が増えると、様々な生活環境の方が入会されるので当然
お金に心配のない人達も増えますが、お金の無い人達を始めと
した弱者を含めた全ての人達が自身の終幕を心配することなく、
各々に与えられた自分の人生を精一杯謳歌、楽しめる世の中に
する為に頑張る・・・という基本の理念であり、スタンスを再認識
すべき時、、、それが今のように思えたのです。
次回、その教えをしてくれたお婆ちゃんの、卓越した商才ぶりを
書いてみたいと思います。
葬儀がようやくひと段落した今日、新盆の相談に来られる方が
来社する前にとブログを再開です。
今年の1月から葬儀依頼数が急激に増え、6月5日と20日に
県内放送、全国放送と2回の放送をNHK総合テレビでしてくれ
た事もあって県内に留まらず、全国からの問い合わせ電話が
入ってくるし、事前の相談や入会希望の方は毎日のように来館
される日々を送っていると、ちょっと間違えば錯覚しちゃうな・・・
そんな事を冷静に分析する自分も頭の片隅にいるようです。
今日は片隅にいる部分を文字にすることで、少し自分を戒めら
れたらと思って書いてみます。
毎日のように入会される方がいて、我々が各家庭に出向くの
ではなく、市内だけでなく県内各地から出向いて来るのです。
中には何の連絡もされず直接来社すると、館内に入れず電話
をしてこられると葬儀で不在だと言われ、後日改めて電話確認
してから出直してくる人達もいます。
事前の電話のやりとりや、来社した時に他の相談者が居たりと
忙しそうな雰囲気も手伝ってか「会員にならせてください」という
言い方をされる方までいらっしゃいます。
元々僕自身の話し方や応対の仕方は、低姿勢でご丁寧なくちの
きき方をするタイプではなく、ざっくばらんに本音で話そうよ的な
人間なので相手が誰であっても変わりません。
それでも家族が慕ってくれるのは、僕の中にある家族目線での
考え方が、事前相談の時から始まり、葬儀になっても、変わる
ことの無い言動から感じ取れるからなのでしょう。
ただ毎日のように人が来て、事前相談をされ入会し、帰り間際
には「本当に安心できました。来て良かった」等と言われ続ける
ようになると、僕の中で『傲慢』さが頭を持ち上げてくる可能性も
否定できませんし、すでに始まっているかもしれません。
そんなことを考えていた時、僕を可愛がってくれたお爺ちゃんと
お婆ちゃんが、まだ幼稚園だか、小学校低学年の僕に対して
言ってた言葉を思い出しました。
『実るほど、こうべを垂れる稲穂かな』
『俺が俺がの[我]を捨てて、お陰、お陰の[下]で生きろ』
スーパーの跡取り息子だった僕に対し、英才教育に近い感覚
だったのでしょうが、あれから50年の時を経て僕の中に蘇った
祖父母からの教えでした。
正直一歩下がるより一歩前に出る性格なだけに、あまり得意な
部分ではありませんが、少なくとも我々を本当に必要としている
世間で言う弱者の方々からの相談や依頼に対する対応だけは、
心のある、温かみのある姿勢と言動だけは続けたいと思います。
入会者が増えると、様々な生活環境の方が入会されるので当然
お金に心配のない人達も増えますが、お金の無い人達を始めと
した弱者を含めた全ての人達が自身の終幕を心配することなく、
各々に与えられた自分の人生を精一杯謳歌、楽しめる世の中に
する為に頑張る・・・という基本の理念であり、スタンスを再認識
すべき時、、、それが今のように思えたのです。
次回、その教えをしてくれたお婆ちゃんの、卓越した商才ぶりを
書いてみたいと思います。
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これから葬儀を経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの
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