死亡診断書に記された『死亡時刻から24時間火葬できない』

のが法律としてある以上、病院や施設などで逝去された方の

ご遺体はどこかに安置する必要があるのはお分かりだと思う。

あんしん館設立に伴い安置をどうすべきか? との話し合い

では下記のような内容となった。

■ 前橋を例にすると安置は大型冷蔵庫だが1日3千円で対応

■ 問題は一度預けると葬儀や火葬まで誰にも会えないこと

■ 職員の勤務時間内に全ての手続きを完了しないと駄目

そこで以下の内容をクリアさせた安置室を設置しようと決まる。

① 24時間いつでも安置できて、いつでも会える個室

② 膝の悪い人が多いので安置はベットで、弔問者は椅子で

③ 飲食は自由に持込みできたほうが安く済む

④ 利用料金は前橋の場合2日間で7~8万円~だが実際には

  3日間から4日間が必要となる。 

  3日間で現況の半額以下なら友引が入ったり、遠方の家族が

  いても費用負担が抑えられる。

この考え方は間違っていなかったようで、自宅で安置して親戚

やら隣保やら、友人、知人が昼夜問わず訪ねて来てくれるのは

ありがたい事でも、家族にとっては疲れる訳ですし、駐車場の

確保も大変等と考えてか、今では自宅安置よりあんしん館での

安置のほうが圧倒的に多くなったのをみても正解だったと分る。

しかし、事前相談者が増えるのに比例し5万円火葬支援パック

希望者も増加していますが、支援地域外の方々からの電話を

受けている千明からこんな話が何件も出ている。 それは、、、

対象者の住む支援地域に隣接する地域の病院で逝去されたら

前橋あんしん館まで運び、安置して、地元の火葬場で火葬する

という方法なら、お住まいの地域でも可能ではありますが、、、

費用は火葬5万円+安置2日間2.95万円+搬送加算2回分

1万円=総額89.500円の火葬式となります。 と伝えると

皆さんそれで結構ですというのだそうである。

最初の何件かは、へぇーそれでも良いんだ、、と軽く考えていた

のですが、その結論に至る背景をじっくり考えてみた。

正確には分からないが群馬県内は火葬式で15万円~20万円

前後だと聞いているので数万円の費用が抑えられることになる

のは確かなようですが、リスクもあるのです。

■ 地元から離れ、家族でさえ線香を供えるだけでも大変になる。

それでも依頼する最大理由は安いけど、NHKでも放送したから

安心して良い葬儀社だろうと考えてのことでしょう。

県内各地にあんしん館があれば、依頼者の近くにあんしん館が

あればもっと使い勝手が良いのに、、、ならばできる限り費用を

抑えられる方法論を提示しておくべきではないか?と考えた。

火葬支援パック5万円は限界を超えているし、隣接地域搬送の

1回5千円加算も色々な地域を考えると変更するのは難しい。

とすれば安置方法を検討するしか方法はないようです。

① 朝10時~夜9時くらいまでは線香を供えられる

② 納棺した状態での安置

③ お茶、コーヒーは待合いで自由に飲んで貰える

④ 館内の待合いで過ごすのは自由

この方法で24時間4.800円税込なら2日間でも1万円で抑え

られることになり、総額69.600円で火葬できることになる。

前記との差額はわずか2万円ほどであるが、されど2万円でも

ある訳で、家族親族10名程度なら帰りに食事もできるのです。

この料金は市民が火葬無料の行政区の場合なのでお間違いの

ないよう。群馬県内は殆どの火葬場で市民火葬は無料ですが、

一部火葬料1万円の地域もあるので、その場合は加算となる。

また利用者の本音、、そのひとつを依頼者から教えられた。

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