最近の傾向として家族葬で行いたいという人が圧倒的に多く

なっているが、一般葬は高いけど、家族葬なら安く済むからと

思い込んでおられる人が多いようです。

総額の比較をすれば、大人数の葬儀より少人数の葬儀なら

当然安くはなります、、、が思っているほど安くはなりません。

100名(親族30名)と親族のみ30名の葬儀で比較します。

式場使用料はピンキリなので、公営式場利用を前提とすれば

式場費用は大差ないか同じ費用でしょう。

前橋市斎場の場合、式場27.000円+待合室5.000円の

合計32.000円は100名でも30名でも同じ会場です。

当然、祭壇も同じですから、祭壇生花や供物も同じです。

親族の人数も同じなので清め料理の費用も同じです。

違うのは『返礼品の数』『司会者の有無』『アシスタントの有無』

あとは受付人数だけど、隣保、友人知人なら費用の差はない。

群馬の場合、司会+アシスタントで35.000~40.000円の

費用ですから、あとは返礼品数の違いがあるだけです。

100名と30名の差70個の返礼品のうち、、、例えばですが、

3.000円以内の香典 → 1.050円×30個=31.500円

5.000円の香典 → 2.625円×20個=53.000円

1万円以上の香典 → 5.250円×20個=105.000円

会葬礼状 → 105円×70組=7.350円となり総合計では

196.850円の違いでしかありません。 さらに香典総額は

3千円以内を2千円の香典、1万円以上の香典は全て1万円

として計算しても、香典総額360.000円となります。

360.000円-196.850円=166.150円

一般葬儀のほうが166.150円持ち出しは少ない事になる。

単純で極端な例ではありますが、家族葬が安いと思い込む

のは危険だという事を覚えておきましょう。

だからといって、一般葬が良いと言っているのではありません。

100名の会葬者が来るという保証はなく、ふたを開けてみたら

全体で50名だった、、、なんて事は当たり前に起こります。

付き合いが広い方の葬儀は別にして、普通の人なら家族で

負担できる費用の範囲内で可能な葬儀の選択が良いでしょう。

それが家族葬なら、葬儀費用全額負担でも当然だし、親族が

思っていた以上に包んでくれたら持ち出しは減ります。

ここで大事なのは、思い込みで決めずに依頼する葬儀社と、

何人の家族葬で最終的にいくらになるのかを正確に算出する。

さらに100名等、予測される人数の総額費用も正確に出す。

その上で、家族葬なのか、一般葬なのかを決めることです。

これなら予測が外れて持ち出し額が増えても、文句はないと

思いますがいかがでしょう?

また家族葬とは小さい葬儀の事でなく、会葬者全員の名前が

事前に分かっている葬儀だといえましょう。

さらにさらに、、、アドバイスとして言わせて貰えるならば、、、

普段行き来の無い親戚より、故人や家族と親交のあった人達

だけで行う葬儀のほうが『和気あいあい』として温かい葬儀に

なるのは必然です。

遠くの親戚より近くの他人、、、とは良く言ったものです。

↓↓↓↓
  
にほんブログ村


ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、

これから葬儀を
経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの


思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします