あんしんサポートを訪ねて来られる大多数は、以前に葬儀を

経験されており、前回の後悔話が色々出てきます。

たまに人や物の質を問う方もいますが、圧倒的に多い話題は

費用についてで、高かった・・・というものです。

高い、安いの基準は人の価値観によって変化しますが、高い

というのですから、その家族には高かったという事でしょう。

憶測では『人』『物』『内容』も、いまいちでとどまらず、いまにや

いまさんと思える葬儀をしている業者も沢山あるのでしょうが、

初めて葬儀を経験する家族では、その良し悪しの判断さえも

できないだけの事だと思えてきます。

しかし費用だけは他の葬儀経験者との比較で分かる訳です。

とはいえ、、葬儀を行う前に費用は分からないでしょ? なら

こんな話、意味ないじゃん・・・って思った方、ちゃんと方法は

ありますのでご安心ください。

時々、良い葬儀社の選び方と称して、ドライアイス、棺、骨壺

など何処の葬儀社でも使用する物で価格比較をすれば良い

なんて書いてありますが、これは素人感覚です。

これらの単価を下げても、人件費や諸費用など家族に分かり

にくい部分の名目で、下げた料金は取り返せば済む話です。

そこで時々聞かれる言葉に「最低いくらで出来ますか?」って

いう言葉を聞きますが、これを追求すれば良いんです。

最低とは、最小限必要な事ですから、初回に書いた、親戚や

宗教者、隣保、などの他、葬儀の形式にもこだわらない前提

ということになりますので、最低限必要な項目を列記します。

① 逝去場所(病院等)~自宅までご遺体の搬送寝台車  

 ・搬送用シート  

 ・医師発行死亡診断書(不審死で警察が入れば検案書)

 ・寝台車料金(距離計算の方法と料金表)

② 火葬日時までに必要なドライアイス

 ・自宅安置が難しい方は、2日間の安置総額費用も確認

  診断書記載の死亡時刻より24時間火葬できないからです

③ 火葬する行政、火葬場への届出と申請

④ ご遺体を納めるフタ付の棺

⑤ 予約日時に火葬場まで棺を運ぶ霊柩車

  ・霊柩車料金(距離計算の方法と料金表)

⑥ 火葬後に拾骨する骨壺

⑦ 話している時の印象や、出来れば実際に葬儀を担当して

  くれる担当者と会えて話ができればベストです

葬儀の贅肉を全てそぎ落とすと、葬儀はこれだけで済みます。

この総額税込費用を確認し、必要なら明確な見積書をお願い

すれば良いだけのこと、たったこれだけで良いんです。

これを自分が気になる葬儀社、評判の良い葬儀社などで行う。

すると全ての葬儀社が同じ土俵に上がることになるのです。

もし、うちのパックはその他、これと、これと、これが付くので

もっと高くなると言われたら、その葬儀社の最低料金を出して

貰っておき、別の葬儀社で①~⑥のようなシンプルなセットの

良いパックがあったら、これと、これと、これを追加してみれば

どちらが良心的な価格かも分ることになります。

これで最低いくらあれば火葬できるのかが明確になりました。

その時、あなた自身の心がどうなっているか確かめてください。

いつでも支払える、不安の無い金額で可能だと分れば人とは

【安心】が心だけでなく身体全体に広がります。

皆さんが事前に相談をされる時、葬儀社の土俵に上がるから

相手の本質が分らなくなってしまうんです。

○○パック18万円、△△セット29万円など、様々なパックが

ありますが、内容は全て葬儀社毎に違うのですから比較など

我々プロでさえ簡単に出来ないのですから、素人さんは到底

できないと知るべきでしょう。 なまじ葬儀を経験して、自分は

知ってるなんて思っている人は特に要注意です。

何故最低限の火葬価格を知っておくべきか、、、

最大の葬儀社選択基準だけでなく、人が生活をしていく中で

お金とは、ある時もあれば、無い時もあるものだからです。

サラリーマンの方なら給料日前は、100円しか無かった・・・

なんて経験だってあるでしょう。

家族が終幕を迎えた時、ときたま お金が無い時だとしても

不安なく、慌てることなく、対応する為にも必要な情報だから

なのですが、今回納得された方は、すぐに行動してください。

人の終幕は序列に関係なく、年令に関係なく、いつ訪れるか

分りません。 だからこそ、健康な時に、冷静に考えられる時

だからこそ、納得できる、信頼できる、葬儀社を探して事前

談されておくことを強くお勧めします。

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これから葬儀を
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