今日はTVメディアの撮影取材最終日で、散骨同行の撮影や

インタビュー撮影なども受けました。

放送局名や取材番組のどの場面で使用する撮影なのかは

後日詳しく書きたいと思いますが、本日2件の事前相談が

あり、その一人は独居老人を抱える息子さんでした。

今回の取材を通してひとつ分かったのは、独居老人本人が

戦争の中を生き抜き、敗戦国日本を高度成長させた人達の

せいか非情に気概があるというか、、頑固な人も多い事と

それが悲惨な孤独死にも繋がっているように思える事です。

■人の世話にはなりたくない、、、

■今さら子供夫婦となんて一緒住めない、、、

■一人で死んだら死んだ時の話、、、 その後に続くのが

誰にも迷惑は掛けない、、、に近い言葉です。

でも、残念ながら孤独死の多くは、結果として色々な人達

にも迷惑を掛けることになるということです。

2話前に書いた孤独死の場合、普段から来客者が玄関の

チャイムを鳴らしても顔を出さず、以前に一度何度も何度も

チャイムを鳴らしたが出て来ず、最終手段で窓ガラスを割り

部屋の中に入ってみると、お婆さんは普通にテレビを見て

座っていたのだそうです。

その事が、今回逝去から1ケ月近くも発見されなかった

ひとつの要因だと聞きました。

独居老人問題や、孤独死問題、どうしたら防げるかなどを

当人以外で対応できる方法は?などと考える事が多いの

ですが、当人達にも対応策への参加を意識させる必要が

あるのでは? と思えてなりません。

気概ばかりあっても、現実が伴わず孤独な死を迎えたら

すぐに発見されなければ、近所、班長、親族、警察、医師

葬儀屋、家主、などなど沢山の人達に迷惑を掛けます。

その現実を知った上でも、まだ人に迷惑は掛けないと言い

切れるのでしょうか? 

そう考えると、周囲の人達ばかりが対応策を必死に考えて

みても当人達が馬耳東風では本末転倒の結果となります。

頑固な人達も多く、まとめるのは大変だと思いますが自治

会の役員さんや、民生委員さん、などは自分達独居老人

自身で対策を立てないと、悲惨な現実もある事を伝えつつ

老人参加型の対応策に繋げるのが良いのでは?なんて

考えさせられた日でした。

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