昨日の午後4時、家族を車からおろして全葬儀、散骨が終了。

これも家族目線の葬儀であり、ひとつの例なので掲載したい。

一昨日の午前11時25分、突然の一報が入り今月に葬儀を

された家族からの紹介で電話をくれた家族でしたが、すでに

逝去しており12時にお迎え、あんしん館安置の依頼でした。

病院から搬送、あんしん館安置室にご安置、打ち合わせを

始めると60代前後半の女性二人は都内在住、故人は母親

葬儀も2人だけだと聞かされ、お2人とも伴侶に先立たれて

今は年金での暮らしだと言う。

① 初老の娘2人だけのお葬式

② 年金暮しで、今迄母親の施設費用も掛かって余裕はない

③ 墓はあるが後に入る者もなく、寺は高額な布施で困った

これらの理由を聞き、僕が勧めたのは下記の通りです。

【火葬支援パック50.000円】骨壷に入るまでの全費用

【安置2日間29.500円】搬送直後~火葬予約時間まで

【山林自然散骨50.000円】喉仏+少量の焼骨は持ち帰る

以上の合計129.500円に姉妹の希望で顔の周囲に花を

入れたいのと、掛布守り刀で8.800円合計138.300円

というお葬式になりました。

入所施設の近くにある金融機関通帳に10万円ほど残金が

あると聞かされ、2人を乗せてすぐに向かいます。

途中電話を入れ、閉店を少し待ってもらい3分遅れで入店し

全額の引出しを完了すると、着物と写真を入れてあげたいと

いうので前橋の駅まで送って行きます。

翌朝姉妹は午前5時に起床し、電車を乗り継いであんしん館

に午前9時30分到着したのです。

納棺し、着物と写真を入れ、生花を顔の周囲に飾ると10時

30分に出棺、、、10時40分火葬炉に入ると、2人を乗せて

ファミレスに行き50分の食事休憩、、、火葬開始から60分後

店を出て斎場に戻ると間もなく拾骨、、焼骨を預かり姉妹には

コーヒーを飲んで貰っている15分間で粉骨に仕上げ出発。

1時間半の距離にある専用散骨場に到着、散骨を済ませると

近くにある観光名所の滝を少し見学して前橋に戻ってきた。

最初の電話から28時間30分後には前橋の駅って事です。

慌ただしい感じもしますが、2人の姉妹は2日間で全て完了し

た事に驚きと感謝をしてくださいました。

いつも言うように葬儀とは、家族が家族との別れを受け入れる

のが一番大事な事であり、残った家族の生活を最優先する事

だって大切なのです。

今回の葬儀相談をした時、2日間の中で全て済ませる葬儀を

組み立てる事が第一だと考え、姉妹も同様の感覚でした。

家族目線の葬儀とは、こんな形もあるということです。

↓↓↓↓
  
にほんブログ村


ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、

これから葬儀を
経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの


思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします