桜と梅が一緒に咲き、また冬に戻ったような日曜日の午後

久々に事務所で一人穏やかな時間が流れています。

千明は葬家で足りなくなった返礼品を届けに出掛けており、

息子の武井は忙しい店からの依頼で前職の美容師として

手伝って欲しいと朝から高崎市に出掛けました。

僕は広告原案が出来上がったところです。

手前味噌ですが、あんしんサポート施行の葬儀が済むと

ご家族からは『感謝の言葉』と「人に紹介したくなる」という

言葉を頂くことが多く、今回も喪主ご夫婦から言われました。

それを一緒に聞いていた千明は隣で涙ぐんでいました。

圧倒的な薄利で、高品質で、最大限家族目線の葬儀をする

には、我々の側は肉体的にも精神的にも一杯一杯になるし

一睡もせずに動いていれば、思考力だって無くなって当然、

それでも時に僕に叱咤される事だってある。

葬儀・・・我々葬儀社の人間にとっては数ある葬儀のひとつ

かもしれない・・・が、しかし家族にとっては一生で1回の事

それも大切な家族を送る為の数日間、だからこそ自分達は

どんなに大変でも、依頼した家族の目線で葬儀期間を創り

続ける、、、だから感謝の言葉を頂いた瞬間に涙が出る、、、

頑張って良かった・・・  ちゃんと気持ちは伝わっていた・・・

こんな感覚って経験の無い人には理解できないでしょう。

でも、あんしんサポートを一緒に動かしている千明と息子は

あんしんサポートの葬儀に限り、絶対に必要な感性である

『商売より人として思いやりの心が優先できる人間である事』

『相手が喜ぶ姿を見て喜べる自分がいる事』


最も大切な2つ資質を2人ともに備えているのです。

あんしんサポートに葬儀依頼した経験の無い人は『他社より

圧倒的低料金で可能な葬儀』それが、あんしんサポート
だと

言いますが、実際に葬儀依頼された家族が最初に言うのは

『親切』『温かさ』『家族と同じ目線』『完全信頼』などを言う。


家族の財布事情に合わせた葬儀は間違いなく大事な要素

だけど、その前提の上にもっと大切な部分がある。

それが『家族が絶対信頼できるだけの人間性』だと思う。

その核となる要素が2人の中にはある。

学んで得られたものか、元々の資質に備わっていたものか

分かりませんが、人は城、人は石垣、人は堀を実践できる

要素である『核』を持った人達なのですから、仮の話として

2人が今、他の葬儀社で働く機会があったなら、間違いなく

葬家から絶賛される一級品の葬儀社員となれるでしょう。

なのに、僕のくちから2人を褒めることは殆どないのが現実。

この仕事だからか・・・ 或いは年令からか・・・ 人の終幕が

いつ訪れるか誰にも分からないのは何度も見てきたせいか

僕にもしもの事が起こっても、うろたえる事なく、会員さんが

安心して日々過ごせるよう、自他ともに認めるだけの実力と

気力、それに先見性と企画力を身に付けて欲しいからです。

と同時に良くもまぁ、わがままで、褒めてくれなくて、時には

子供みたいなおっさんに着いて来てくれてるものです。

今日は切羽詰まった仕事もないので、心にゆとりもあるし、

客観視もできるせいでしょうか、こんな奴にでも着いて来ら

れる2人の強さを実感させられたようです。 たはっ・・・ ^_^;

あと少し2人の実力が備わったら、3人が別々の事業所で

活躍する日も、そう遠くはないかもしれません。

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