午後12時過ぎ昼食の準備を始めようとした時一本の電話が入った。


それから20分後、三人の人達が来て話しを始めると、51才の妹が


癌の末期で自宅療養していたが、突然亡くなり警察が検死に入り


検案書を貰ってきたのだという。


随分手回しが良い・・・というか素人さんにしては良すぎる・・・


改めて亡くなった時間を聞くと23日の深夜午前3時頃と検案書に


書かれていたらしい。


ということは、24日午後1時に聞いているのですから、逝去からは


1日半経過していることになります。


「担当医に自宅で亡くなった時の対処方法は聞いてないの?」


「はい・・・どんなことですか?」


この時点で何も聞いてないことが分かりましたが、入院から三か月で


退院させられるようになって増えている現象でもあるのです。


とくに顕著なのが末期癌の人達でしょうか、、、


治療できない時期の患者は自宅療養で退院する人が増えてます。


でも自宅で夜などに亡くなると警察が入って検死になります。


警察は事件性を疑いますから通帳、生命保険の調べは勿論の事


時には家族を疑うような発言さえあるので家族にとっても耐え難い


時間を過ごすことになるし、検死には何時間も掛かるのです。


世の中には、そんな犯罪があるのも事実ですから、仕方のないこと


ではありますが、医師から、もしもの時の対応策として自身の病院に


搬送して貰うか、近所の医師に死亡診断をして貰えるような事前


準備の方法を教えてあげればと思うことがあり、今回もそうです。


それでも全ての医師が同じ対応なら、仕方ないと思えるのでしょうが


ちゃんと家族の事を考えて、もしもの時に対応してくれる医師だって


いるし、事前に訪ねて確認しておくようにと紹介してくれる医師だって


いる反面、その時は警察に連絡して・・・と冷たい反応をする医師も


いるという家族の話は聞いています。


今回、結局検案書を貰いに行った家族は4万円支払ったそうです。


行政の都合で3か月退院制度のような決まりができたからの退院な


だけで元気になったからの退院ではないのです。


予算が足りないからと予算の帳尻を合わせた結果、そのしわ寄せが


家族にのしかかってきます。


治療ができないから退院というのなら、せめて終幕時の対応策は


しっかりしてあげるべきであり、当然のことだと思えます。


これを読む人達の家族や知り合いで、治る見込みが無くて自宅での


療養をしている人がいたら、、、故人の為にも、家族の、自分達の


為にも、もしもの時の対応策だけは考えておくべきです。

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