本日午後3時から自宅での湯かん、納棺の儀があり、納棺師として行く
のですが、準備が済み昼食後、これを書いています。
本日は湯かん納棺の儀が済めば、家族で静かに過ごす通夜なので
いつもは中々集まれない姉妹も揃って昔話ができるでしょう。
明日は午前11時から、あんしん館で葬儀、午後1時からの火葬です。
本日伺う故人が逝去されたのは1月2日正午を過ぎた時でした。
元旦の夜が明けぬ午前4時前に今年初の一報が入り、2日は準備の
為に午前10時頃から事務所で仕事をしていましたが、お昼を過ぎた頃
電話が鳴ったのです。
ん!? 2日の午前の電話、、、明け方帰られた家族で無いとすれば
新たな葬儀依頼だな・・・と考えながら仕事をしていると5分ほど経って
千明から電話が入った。
「○○さんのお婆ちゃんが先ほど、△△病院で亡くなられたそうです」
「分かった、、事務所にいるから準備に入るけど千明はどうする?」
「すぐに実家を出ますが、どうしたら良いですか?」
「なら、△△病院で待合せしよう。 息子にも連絡します」
「はい、分かりました」 と言って電話を切るとすぐに息子に連絡をして
ドライアイスを取って事務所に来るように指示を出し搬送準備を始める。
今回は自宅安置用の道具も積んで、霊柩車のスタンバイをしていると
ドライアイスも到着、包んで搬送準備完了で出発である。
前橋から北に隣接した市までの道はさして混んで無かったが、病院
近くにショッピングモールがあるので近場は裏道を走って病院に到着。
先に到着していた千明と合流してお婆ちゃんを自宅に搬送すると安置。
今年は正月3日が友引で斎場が休日となる為か、やたら混んでいる。
結局、火葬炉の空きがなく7日に葬儀、火葬となったのです。
友引は六日に一度あるわけで、元旦、2日の、たった2日間火葬が
出来ないだけでもこれだけ混雑するのですから、これからの20年間は
団塊の世代まで葬儀が増える事を考えると、逝去から火葬まで安置を
する施設と使用料金を真剣に考える時代が来るように思えます。
今回のように自宅安置できる方は問題ありませんが、自宅に連れて帰れ
ない人達は勿論、自宅に安置は出来ても駐車場の確保ができない人
なども安置施設の利用を考えるでしょう。
冷蔵庫安置なら一日3.000円~5.000円程度でも可能でしょうが、
一度預けると葬儀や火葬まで会えない事も多いので、家族が遠方から
駆けつける・・・なんて時は会えないまま葬儀って事もあるのです。
ならば布団に安置して、いつでも故人に会える施設だと一泊3.5万円
ほど掛かる現状が多い訳で、最低で2日間の7万円、友引が入ったり
火葬炉が混んで待たされ4日間の安置なら14万円も安置だけで掛かる
のが現実のようです。
地域によっては5日間待つのが普通なんて事もあり得るのですから、
いつでも家族と会えて安価な安置施設の要望が高くなるのは間違い
ありません。
多分、これを読む殆どの人達は安置に費用が掛かるなんて知らないの
かもしれませんね。
安置無料とか、搬送無料って書いてあったとしても他の費用が高ければ
その分は徴収しているってことです。
そういえば、去年テレビを見ていて、この話しと同じようなケースを放送
していましたが、その時の放送内容を次回は書いてみましょう。
・・・つづく
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『世間に通用する我流葬儀の勧め(仮題)』の下書き文章です。
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