最近になって改めて聞かれる事が多い言葉『なんで始めたのですか?』


これは何度も書いたように、父親逝去を知らせる手紙が八王子の裁判


所から届いたのをきっかけにですが、もう少し突っ込んで考えてみると・・・


父親の最期を看取ってくれた女性と話しをして葬儀とはなんぞや!?


という疑問が生まれた事。 しかし調べれば調べるほど分からずでした。 


ただ分かったのは2つで、ひとつは僕の価値観からすると葬儀の費用が


やたら高くて、人が死ぬのは当たり前なのに家族と親族だけの葬儀でも


100万円以上掛かり、100名葬儀だと150万円~300万円もして


この他に宗教者謝礼が数十万円掛かるという現実。


もうひとつは、その葬儀費用の全てが不明瞭であることです。 専門的


分野を対象としたビジネスならそれも理解できます。 例えば僕が20年


以上経営していた美容室には美容師がいますが、美容師が使用する


ハサミはいくら位か知っていますか? 一般の人達がハサミと聞いて思う


のはせいぜい数千円レベルでしょう。 ところが1万円のハサミでは正直


切れるという感覚からはほど遠いのが現実で、安くても3万円~5万円


程度で、高い物では40万円近い物もあります。 いかがですか? 


但し、これは専門家を対象としたビジネスであり、それを求める技術者


だとか専門家がいるからです。 ところが葬儀は、極々一般の消費者が


対象なのに不明瞭であり、葬儀を出した家族からは「葬儀費用が高い」


とくちにするのに、大きな声では言わない現実の2つだけは分かりました。


その辺が納得できなくて、今の仕事を始めたのかもしれません。


そんな風に考えると、葬儀の仕事をする人は2通りかもしれません。


【とにかく儲かるという人】


・人の嫌がる仕事をするのだから高くて当然、儲かって当然と考えている


葬儀屋の経営者が結構多いのは我々自身が確認して知っています


・葬儀ひとつすれば2か月食えるくらいの利益があって普通という感覚も


いまだにしっかり根付いている業界でもあります(一般的にはあり得ない


感覚なのは確かですが、こんな風に考える人がいても不自然ではない


とも言える現実に、次の葬儀はいつ入って来るか分からないから・・・と


いうのは確かにあるのも事実です)


・団塊の世代が終幕を迎える、これから20年間は葬儀数はバブルとも


言えるのですから未来の明るい業種のひとつとも言えるでしょう


【人の為に動き、感謝される事に喜び感じる】


あんしんサポートに近い感覚の人達です。 葬儀の仕事を選択する人


には多いような気がしますが、初心をどこまで持ち続けられるかです。


・・・つづく


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