昨日は小雨がポツポツ降る中、前橋から車で1時間30分走って散骨
場近くのコンビニで待ち合せをした。 トイレ休憩で車を降りると小雨が
降っているからか? 寒い・・ コンビニから出て改めて近くの山に目を
向けると紅葉が始まっているのが分かる。 なるほど、、だから寒いんだ。
缶入りの甘酒を飲んで身体を温める。 5分ほど待つと本日散骨する
家族のうち、2人が来た。 更に1台、1台と計3台の車で6人の人が
集まって散骨場に向かう。 幸いにも雨が一時あがってくれている。
この時期スズメ蜂が恐いのと、雨が降ったので蛇が活発に動いてなけれ
ば良いと思いながら駐車場から3分ほど歩いて散骨場に到着です。
親族6名は自分達で場所を決めて皆さんで散骨・・・ 我々は代行の
散骨依頼を受けているので、2人が散骨をして1人が写真を撮ります。
家族散骨の焼骨は女性ってこともあるでしょうが、僕らが代行散骨する
焼骨の半分くらいの量です。 男性ではあるけど163㎝くらいですから
決して大きな人ではないのに随分量が違うな・・・と改めて考えてみると
火葬場の違いに気づきました。 女性の火葬場は焼骨をステンレスの
拾骨台に頭部~足部まで並べて拾骨をするのに対し、倍の量がある
男性の火葬場は焼かれたままの姿で熱い火葬台に乗ったまま拾骨を
するのです。 その違いが骨量の差にもなっているのだと分かりました。
ステンレス台のほうが若干多いですが、熱い火葬台の火葬場も結構
あります。 どちらが良い悪いの問題ではないし、関西方面よりも関東
位北のほうが骨壺も大きいという地域の違いと同様ですね。
雨で濡れた落ち葉や土の上に真っ白な焼骨が撒かれる・・・ この後に
降る雨で地に染みて、川を流れ大海に出れば世界中どこにでも行ける
でしょうし、標高1000mの山林に撒かれて天に昇るのだろうか・・・
などと考えていると、家族散骨の6名が記念写真を撮りあっている。
ドーナッツ形に散骨した真ん中に立って撮影したり、各々が散骨された
焼骨を入れた写真を撮って笑い声が聞こえる。
それを見て思った・・・この子供達夫婦を見れば、亡くなったお母さんは
安心して成仏できるだろうと・・・ 日本人の中には悲しんでいる姿こそ
故人に対する礼儀であり、優しさであり、弔いの気持ちのように考える
風潮があるけど、本当に故人に成仏して欲しいと思うなら 今、目の
前にあるこの姿こそが、故人に対する家族としてできる最善の方法なの
かもしれないと思わせてくれた散骨風景でした。
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