予定では『昨年葬儀に出席された方の逝去。知っている人の葬儀は
辛い』を書くつもりでしたが、この一週間は店舗移転、改装工事開始
そして本業の葬儀と、やたらバタバタしてて過去を振り返って書くだけの
時間的余裕がありません。
今日の午前、火葬葬儀があり、その後依頼者と散骨や墓の処理等の
話が済んで昼食を待っているあいだに書いています。
移転する美容室は23年前に法人として立ち上げた美容室で、一般の
お客様対象でなく婚礼着付を行う美粧室が中心でした。
今回移転する美容室は、一般客を対象とした美容室2店舗を統合し
地域では繁盛店として認知され開業から10年間売上を落とすことなく
営業していましたが、11年目に10%台の売上低下を機に、50坪で
12面の店舗へと場所も含めて移店したのです。
19日新店舗の開店でしたが、葬儀と重なってお店に行けませんでした。
ガラーンとした50坪の元店舗を見ると、ここで営業してきた10年間が
走馬灯のように頭の中をよぎります。
僕自身が書いた図面で作った美容室であり、当時としては大型店舗と
言われる規模で、カット12面、ヘアエステ2面、多目的スペース4脚、
喫煙室5脚、バックシャンプー3台、全自動シャンプー1台、駐車場は
25台を完備した美容室でした。 最近は以前のような2時間待ちでも
普通・・・みたいな繁盛ではありませんでしたが、今から20年前に多くの
美容室が女子高校生やヤング層を第一ターゲットにしているのに対して
当時40代半ばに差し掛かっていた団塊の世代を第一ターゲットにした
店づくりをしてきたことが、現在に至るまで黒字経営を続けてこられた
最大の要因であったように思えます。 今年58才になる僕の25才当時
を知っているお客様が何人も居てくれるのも嬉しいことです。
そんな美容室の経営から退き、長年勤めてくれた店長に退職金代わり
でもあり、これから自分達の生活基盤を作る礎にして欲しいと譲渡でき
たのは経営者の締めくくりとしては上出来だったと思えます。
僕の経営理念は20代から変わらず『我が店はお客様の為にあり』なの
ですが、新たな店の主が、より多くのお客さまから支持される経営理念
での営業を長く続けてくれることを願っています。
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