やはり葬儀依頼です。 49才の女性が亡くなり搬送依頼の電話を掛け
て来られたのは故人のお姉さんという方でした。 搬送準備を済ませて
ドライアイスを取りに行き指定された市内の病院に向かう。
搬送して自宅に向かう頃には、辺りは少し明るくなり始めているようで、
車外の景色が確認出来始めていた。 こんな事なら準備は明日にして
早く寝ておけば良かったと思うが後の祭りである。
自宅に到着すると、大きめな一軒家であり何処に安置するかを確認
すると2階に安置したいという。 見ると、外階段でけっこう急な直線の
階段であり、2階は普通より高い家です。 安置をするのに1階部分の
部屋ではと改めて聞くが、1階に居住空間はなく事務所だけだと言う。
そこで家族にも手伝って頂き何とか2階に運ぶと、いつものように布団に
寝た故人にドライアイスを当てる時、故人の身体が熱いのに驚く。
安置後に身体が熱い理由を聞いてみた。 すると白血病で無菌室での
生活をしていたが、少しでも細菌が入ると抵抗力が無いので40℃以上
にも体温が上がるのだそうです。 亡くなる直前には42℃もあったという。
故人のお姉さんが言うに、最近は出掛けることも出来ず病室での生活
だったから焼骨の一部は散骨して、色々な場所に自由に行かせてあげ
たいし、故人の希望で葬儀はせず、火葬式にしたいとのことでした。
でも旅支度や化粧はしてあげたいというので、明日19日午後7時から
湯かん納棺の儀をし、20日午前11時の火葬を予約しました。
葬家を出て事務所に戻る道すがら、通勤の車が増え始めていました。
一旦家に帰って少し寝て、11時集合することで自宅に戻ったのです。
身体の疲れを取るのに絶好の日だと思っていた友引でしたが、明日の
予定をしっかり確認する必要に迫られる日となったのです。 明日は・・・
①9時30分に前橋の事務所出発、葬家から霊柩搬送、火葬葬儀
②お別れ会会場設営、遺体引き取り、お別れ会、火葬、会場撤収
③午後7時、湯かん納棺の儀、そして午後9時頃終了の予定でした。
翌19日は珍しく群馬県を台風が直撃するのですが、①②③だけでは
済まない1日となったのです。 ・・・つづく
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