一年の中でも爽やかな5月のある日、お婆ちゃんが危篤状態と言われ


その時は火葬をお願いしたいと電話が入る。 ただいつもと少し違うのは


電話をくれた相手が横浜在住であるという点です。 電話から数日後、


ある葬儀で火葬に入ってから、別室で清めの挨拶が済んだ時、電話が


なった。 現在時刻は午後12時、事前連絡を貰っていたお婆ちゃんが


亡くなったので午後1時頃には施設に到着できると思うと、孫息子さん


からの連絡でした。 すぐに電話で火葬日時の予約を取り、安置所への


搬送予約も行う。 斎場安置室を利用するには、先に市役所手続き


全てを済ませてからの搬入となっているのです。 実に不便な話しだ。


普通、搬送依頼の連絡が入れば、死亡診断書が無ければ手続きは


出来ない訳ですから、当然のように病院へのお迎えが先になる。


でも霊安室に預けたい人達は、安置する場所が無いからの預けなので


寝台車に故人を乗せた状態のまま手続きをする!?って事にもなる。


市役所の手続きは早くて1時間掛かる訳だし、死亡届出書も作成を


しなければ提出できないのに・・・何で手続きが先なのか!? 以前は


違ったのに・・・と毎回思う。 が、ごちゃごちゃ言ってる間には手続きを


先行させたほうが良いと考えて動くのが常である。


午後1時、待ち合わせの施設に行き、少し待つとお孫さんも到着した


ので死亡診断書の記入と、霊安室に預ける手続きがある事を伝える。


死亡診断書記載の死亡時刻は午前6時35分、すでに6時間以上も


経過している・・・そこで一度ご遺体の状態を確認すべく部屋に行く。


心配したのは硬直した形でした。 病院の多くは胸で手を組ませてくれ


るのですが、上のほうだと両肘が張り棺に入れらない事もあるからです。


ベッドのご遺体を確認すると、やはり硬直は相当進んでいましたが幸い


肘が入らないほど張っていませんでした。


施設の方にお願いして手続きを済ませてから、改めて棺を準備して来る


事を伝えると、お孫さんを乗せすぐに手続きに向かいます。 市役所に


到着すると死亡届出を始めます。 翌日の火葬予約で届出は済むと


思った時、お孫さんが言う「あのー武井さん、、もし親戚の都合で一日


先に火葬ってのもできますか?」「え? 翌日のほうが良いって事もあり


えるってこと?」そう聞く僕に「はい・・その可能性もあると思うのですが」


との答え、市役所のカウンター前に座っていた我々は、すぐに予約をスト


ップして電話で確認して貰うことにしました。 ・・・つづく


次回『急遽、墓での読経と納骨を手配して無事完了』

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