大晦日というか、元旦夜中に前橋から車で1時間30分の距離にある実家に戻っていた
専務理事の千明から僕に電話が入ったのが2日午後11時を回った頃でした。対象者の
血圧が40以下になったと言う一報に。 すぐに実家を出発して前橋に向かうよう指示をし
僕は布団から飛び起きて事務所に向かう。 事務所に到着し搬送準備を整え終えた頃
再び千明からの電話で「たった今亡くなったと連絡がありました。今走っている所から
20分ほどで到着できると思います」とのこと。僕はドライアイスを取りに行ってくるから
事務所に到着したらすぐに出発しようと打ち合わせドライアイス屋さんまで走ったのです。
今年の正月は元旦・2日の2日間で終了でした。
年末に色々確認してあったので全て順調に進み、使用する斎場が正月三が日が休み、
4日の火葬を予約して火葬葬儀を行いました。
【葬儀費用】
火葬支援パック 50.000円(下記の火葬葬儀一式)
籠盛生花一対 9.450円(枕花・棺両脇に飾る花)
棺用の花束一対 9.450円(故人の顔周囲に入れる花)
守り刀 1.050円(布団の上に置く懐剣)
野位牌 1.050円(火葬場で使用するワンプ付位牌)
四切遺影写真 10.500円(写真額付)
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葬儀合計 81.500円(あんしんサポート集金額)
※ 市民の火葬は無料地域です
※ 火葬支援パック内容は以下の通りです
①指定病院までお迎え搬送用防水シートにくるんでご自宅まで搬送
②自宅布団に安置し、ドライアイス15㎏を使用し腐敗遅延処置
③末期の水を取って貰い、線香具一式を用意して線香をあげて貰います
④線香具一式と経机は火葬当日までご利用いただけます
⑤死亡診断書を記入して貰い市役所に死亡届代行(コピー5枚付)
⑥火葬日時予約代行
⑦布棺(6.0~6.25迄)を準備して納棺
⑧火葬予約日時に合わせて自宅~火葬場まで霊柩車で搬送
⑨火葬場内案内(埋葬火葬許可証の提出と受け取り)
⑩火葬後焼骨を入れる骨壺(白7寸銀張箱付)をご用意
⑪搬送初日から火葬終了までの全人件費
⑫消費税2.380円
以上が『5万円火葬支援パック』の内容です
【葬儀を終えて】
① 今回のご家族の判断は正しいと感じます。 以前の葬儀がどんなに豪華な葬儀だと
しても今現在の財布事情を最優先させるべきであり、残った家族の生活のほうが大事で
あるという認識は大正解です。見栄や言いなりで財布事情以上の無理な葬儀をすれば
後々の生活が圧迫されるのです。故人がそれを見て喜びますか?
②隣の葬儀屋さんに依頼せず、遠く離れたあんしんサポートへの依頼は大きな決心が
必要だったでしょうが、前回葬儀の葬儀社対応がそうさせている現実を考えるとやむおえ
ない判断だったように思えます(後日談では、近所の人達から『よくやった』と絶賛された
のだそうですが、近しい隣保の人達の葬儀でも少し商売っ気があり過ぎたようです)
※ あえて著者自身のことを書くなら、中学生まではそこそこ金持ちの家で育ち、その後
稼業倒産で一気にお金の無い生活に転身、僕自身がそうだったように、なまじお金持ち
だった人のほうが、過去に執着したり、見栄を張る傾向にあるようです。そんな僕の経験
から納得して大切にしている言葉があります【人は執着さえ捨てれば楽に生きられる】
今回の葬儀はこの言葉を実践された典型とも言えるのではないでしょうか?
次回の葬儀実践記は『ご遺体を5階の自宅から階段でおろす』です。 ・・・つづく
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