2019717日、一般財団法人あんしん財団(東京都新宿区/理事長山岡徹朗)は、今年2月末と5月末に相次いで組合員であることを理由に不当解雇した女性組合員2名に対して、「雇用関係不存在の確認」を求める訴訟を東京地裁に提起しました。

 

まさに組合員を狙い打ちにした「スラップ訴訟」そのものであり、当組合は厳重に抗議します。

 

スラップ訴訟とは、社会的に優位にある者(企業)が、発言力や影響力を持たない相対的弱者(労働者)を相手にとり訴訟を提起することであり、訴えられた労働者は訴訟に対して金銭的・時間的に相当の負担を強いられることにより、実態として企業からの“報復”を受けることになります。

 

そもそも、スラップ訴訟を起こされたこの不当解雇は、組合員であることを理由として行われた不当労働行為であるとして、既に当組合から、東京都労働委員会で不当労働行為救済の申し立てがなされている案件です。

 

あえて、財団が提訴する必要性などありません。

 

この訴訟は、不当解雇したうえで、何ら必要性もないのに、労働者個人を狙い撃ちにして提訴する点で

 

あの青林堂と全く同じ“卑劣極まりないやり方”です。

 

あんしん財団は青林堂から書籍「中小企業がユニオンに潰される日」を相当数購入して職員に配布しユニオン対策の研修を行うという不当労働行為を行いました。

 

あんしん財団と青林堂、相当に深い関係にあるのではないかと思われます。

 

 

文責:東京管理職ユニオン 執行委員長 鈴木 剛