こんにちは
梅雨時期になり、ジメジメとした季節になりましたね🐌☔
突然ですが、みなさんは『バイオフィルム』をご存じですか？
バイオフィルムは、微生物（細菌）が集合して作る膜状の構造物で、歯の表面に付着することで知られています。
口腔内のバイオフィルムは、特に歯と歯茎の境目や歯間部に形成されやすく、口腔衛生にとって重要な課題となります。
バイオフィルムの特徴として
- 多層構造：複数の細菌が集まり、互いに保護し合う形で形成されます。
- 粘着性：唾液や食物残渣と結びつき、歯の表面に強く付着します。
- 保護機能：細菌同士がバイオフィルム内でコミュニケーションを取り、抗菌薬や免疫系からの攻撃に対して耐性を持つことがあります。
難しい感じがしますが、分かりやすく例えると、排水溝のヌメリだと思ってください
！
バイオフィルム内の細菌が糖を代謝して酸を産生し、その酸が歯のエナメル質を溶かしてむし歯を引き起こします
また、歯肉の炎症を引き起こし、歯周病の原因ともなり、バイオフィルム内の細菌が産生する揮発性硫黄化合物が口臭の原因となることがあります
ここまで読むとバイオフィルムってすごく厄介な存在ですよね。
じゃあどうすればバイオフィルムの影響を受けずに済むのか。
日常的な口腔ケアが何よりも大切です！！
毎日のブラッシングでバイオフィルムの形成を防ぐことが重要です。
歯と歯の間のバイオフィルムのを除去するために、フロスや歯間ブラシを必ず使用しましょう！
ご自身のセルフケアだけでは行き届かない部分が必ず出てくるので、定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニングを受けることで、バイオフィルムを効果的に除去できます
補助的なケアとして抗菌性のマウスウォッシュ（クロルヘキシジンなどの抗菌成分を含むマウスウォッシュ）を使用することで、バイオフィルムの形成を抑えることができます
バイオフィルムは口腔内の健康に大きな影響を与えるため、適切なケアと予防が重要です。
日常的な歯磨きとフロスの使用、定期的な歯科受診を通じて、バイオフィルムの管理を行うことが、むし歯や歯周病の予防につながります
by まゆ